アラフォーで派手なタイツはNG?~ロイヤルブルー~【前編】

2024.02.13 (火)

~50代で起業した佑貴つばさの「色とココロ」のはなし~

 
いつも佑貴つばさの色彩心理の記事を読んでくださり、ありがとうございます。今年2月からは、50代で起業した私の「色とココロの実体験」についてお伝えしています。

 
色には多くの人に共通するイメージがある一方で、個人の体験・記憶とも結びつきやすいですが、コラムを読んでくださっているあなたには「色にまつわるエピソード」はありますか?
 

 
先回の記事では「桜色」にまつわる私のエピソードをお伝えしました。今回は「ロイヤルブルー」の話をさせていただきます。

 

好きな色の服を着られない理由は?

 

 
ここで、ひとつ質問です。
あなたは服を選ぶ時、「好きな色」「着てみたい色」のものを選んでいますか? それとも、「無難な色」「目立たない色」のものを選んでいますか?

 
装いは、人の第一印象に影響を与える大切な「自己表現」のひとつだと、私は考えています。服の「色」はあなたのイメージとも重なるので、本来は「自分らしさ」を伝えられる色を選べたらいいですよね。

 
けれど、あなたが「好きな色」の服を着たり、装いを通して自分を表現したりすることに、もしも躊躇(ちゅうちょ)があるとしたら・・・

 
その理由のひとつに「周りの視線が気になること」があげられるかもしれません。

 

「もっと若いならいいけどねぇ・・・」

 

 
今でも覚えている私自身のエピソード。30代の終わり・・・アラフォーの頃の出来事です。
私は、都内を走る路面電車の駅のホームで電車を待っていました。狭いホームですがその時間帯は空いており、私の他には、3メートルほど離れたところに立つ、ご夫婦と思われる40代くらいのお二人だけが居ました。

 
そのときの私の服装は、シルバーグレイ色のハーフコート、首元にマゼンタ(赤紫)色の柄物のストール、黒い膝丈のセミタイトスカートに、「ロイヤルブルー」のタイツ、黒いエナメルのハイヒールを履いていました。タイツの「ロイヤルブルー」は明るめで、黒とのコントラストが鮮やかに感じられる色みでした。

 
突然、女性のこんな声が聞こえてきました。数メートル離れている私に聞こえる大きさの声で話しています。

 
「あのタイツの色、派手よねぇ。もっと若いならいいけどねぇ・・・」

 
ちなみに、旦那さんと思しき男性は黙ったままの様子で、返事は聞こえませんでした。 

 

「あのパール、本物かしら?」

 

 
また、別のある日の電車の中。私は、座席の前でつり革をつかんで立っていました。
そのときの私は、「コスチュームジュエリー(本物の宝石や貴金属を使わずにつくられたジュエリー)」、つまり、本物ではないパールのネックレスを二重にして首元に掛けていました。

 
話は少し逸れますが、本物でないジュエリーをファッションに取り入れたのは、他でもない、ココ・シャネルです。それまでは、上流階級の女性が、パートナーの財力を見せつけるかのように宝石を身に着けていました。シャネルは、魅力的なコスチュームジュエリーをスタイルに提案することで、財力とオシャレを切り離したのです。

 
そんなわけで私は、コスチュームジュエリーがとても好きです。もちろん、素敵なファインジュエリー(本物の貴金属)を身に着けることもあります。どちらも、そのときどきの場面に応じて自分らしく楽しめばいいと考えています。

 
電車の中での出来事に話を戻します。
つり革を持って立っている私の斜め前に座っている女性が、隣に座った友だちに話しかけています。

 
「あのパール、本物かしらね?」

 

「どうしたの? 今日は派手じゃない!?」

 

 
色彩心理ぬり絵セッションに来てくださった40代女性Aさんのエピソード。拙著『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか』に書いているお話ですが、ここでもお伝えしますね。

 
毎日のように黒い服を着ていたAさん。「黒は自分の気持ちを抑えこむ働きのある色ですよ」と私がお伝えしたことをきっかけに、黒を着るのをやめました。ある日、Aさんがいつも参加している女性が集うランチ会に、これまでの目立たない服装から一変して、「鮮やかなオレンジ色のカットソー」と「淡い黄緑色のカーディガン」を合わせて着ていったときのことです。

 
「どうしたの? 今日はなんだか派手じゃない」
といわれたそうです。けれど、嫌な気持ちはまったくせず、むしろ、服で「自分」を表現していることに心地よさを感じたといいます。そこで改めて、ランチ会に参加している女性たちの服装を見まわすと、みな「黒」や「紺色」など、色みの少ない、無難な服装をしていることに気づきました。

 
その日、自分の心で選んだ服を着て参加したAさんには、さらに気づいたことがありました。それは、ランチ会の話題が女性たち本人のことではなく、いつも他の人のことが中心で、しかも不満などネガティブな内容ばかりになっていたことでした。仲の良い人の集まりだと思っていたランチ会ですが、そこは「今後どんな未来を築きたいか」と夢や目標を語り合う場ではなく、日頃のストレスを吐き出す場になっていたのです。

 
「グチを言い合って安心している限り、成長したい自分のモチベーションが薄らいでしまう」と感じてから、Aさんはそのランチ会に無理して参加することが少なくなりました。

 

私自身、少し不安なこともあります。だけど・・・

 

 
あなたには、こうした経験はありませんか? 実際に「話すことば」として聞こえてこなくても、周囲の「視線」を感じて、委縮してしまうことはあるかもしれません。「自分らしさ」を表現できない大きな理由のひとつに、こんな「他者の視線」があると、私は考えています。

 
ちなみに、私の髪色は「マゼンタ(赤紫)系」です。自分でカラートリートメントをしていて、色みはそれほど濃くは染まりませんが、それでも「頭のあたりに」視線を感じることが時々あります(笑)。

 
私自身、少し派手なものや多くの人と違うものを選ぶ時、ホンネを言えば今でも、周囲の反応が「少し心配」と感じることはあります。それでも、「好きな色」と「他の人の視線」を天秤にかけた時に「好きな色」が勝るので、それを選んでいるというのが、私の今の「答え」でしょうか。

 

「自分のルール」を守らない人が、自分の「苦手な人」になる

 

 
前述した、「ロイヤルブルーのタイツ」の話ですが、「若いならいいけどねぇ」ということばの裏には、きっとその女性のこんな「ルール」が隠れているのでしょう。

 
「大人の女性は、派手にしてはいけない」「いつもきちんとした服装でいるべき」「控えめがいい」「人と違うことをするのは恥ずかしい」

 
自分の「こうすべき」を守っている人が「正しい人」で、「こうすべき」から外れている人が「正しくない人」という基準になる。だから、自分の大切なルールをやぶっている人は「NO」というわけです。

 
実はこういう「自分のルール」は、かつての私自身にもあり、自己PRが上手な人に「NO」と感じていた時期があるんです。

 
次回【後編】では、かつての「私自身のルール」について。そして、自分を表現することに躊躇してしまう女性がチカラをもらえる「ココ・シャネルのことば」をお伝えしますね!お楽しみに!
 

 

◇「ストレスで買い物に依存した私が50代で起業するまで~紫色~(前編)」はこちらからご覧いただけます。

◇「ストレスで買い物に依存した私が50代で起業するまで~紫色~(後編)」はこちらから。

 

◇19色それぞれの一般的な意味はこちらから。

 
*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。

 
*参考文献 :『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版

 
< 本記事は、佑貴つばさがウェブマガジン【作家たちの電脳書斎デジタルデン】に寄稿し 2023/3/19 に掲載された記事を、デジタルデン許可の元に転載したものです >
旧:WEBマガジン「作家たちの電脳書斎 デジタルデン」公式掲載原稿
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