「赤」は活動のエネルギーをもらえる色。コーディネートに活かしてみよう!

2024.02.08 (木)

~わたしを磨く色彩の魔法~

 
今回は、神社の鳥居、南天の実、紅白の蒲鉾など、お正月にゆかりのある色「赤」についてお伝えします。

 
2022年は心も体もパワーアップしたいという方。ぜひ、赤のチカラを取り入れて、初めの一歩を力強く踏み出してみませんか?

 

「赤」は、エネルギーの強い色

 

 
「赤」につながる一般的なイメージや意味の中で、ポジティブなものには「活動的・自信・情熱・存在感・達成感」などがあります。また、「興奮・発散」のイメージとつながったり、少しネガティブな側面として「怒り・自己主張」などの心理とむすびついたりすることもあります。赤は、プラスにもマイナスにもエネルギーの強い色なのです。

 
以前デジタルデンに掲載した「赤の心理」の記事はこちらからご覧いただけます!

 
神社の鳥居が「赤」なのは、この色に「治療や魔除け」のチカラがあると考えられていたから。「太陽・炎・血液」など生命に直結する体験・記憶と結びつく赤は、古くからエネルギーの象徴とされてきたようです。
 

 
赤は、活動のスイッチを押してくれる色。赤・オレンジ・黄色など「暖色系の色」は、自律神経のうち「活動モード」である交感神経と関わりがあることが、実験から分かってきています。鮮やかな赤を身に着けると血圧が上昇し、脈拍が上がり、活動のスイッチが「オン」になるのです。

 

踏み出す背中を「赤」に押してもらいませんか?

 

 
赤い服を着たり、小物を身に着けたりすることで、「活動的になれる」「自信が持てる」などの効果が期待できます。また赤を身に着けると、周囲から見た時にも「情熱がある人」「行動力がある人」「リーダーシップがある人」という印象につながりやすくなります。

 
「積極的になりたい」「存在感をまといたい」「自信を持ちたい」。そんな願いがあるときは、洋服や小物など身近なものに「赤」を選んでみてくださいね。

 
赤は、一色で見た時に最も目立つ色とされています。そして、赤の色みが鮮やかになるほど、色のエネルギーも強くなります。「鮮やかな赤」を取り入れるときは、小さな物でも色の効果を活かすことができるのです。

 
「派手な色は選びにくい」「鮮やかな色は着慣れない」という方は、まず小物から取り入れてみてくださいね。

 
では次に、自分の「顔映り」を考えた時、どんな赤を選べばよいかをお伝えしていきましょう。

 

「顔映りのいい赤」の選び方

 

 
色みの特徴が異なる4種の赤を参考にしてみましょう。

 
① 「ルビーレッド」は、青み寄りの、濁りのない、濃い赤
② 「オールドローズ」は、青み寄りの、濁りのある、やわらかい赤
③ 「バーミリオン」(朱色)は、濁りのない、鮮やかな黄みの赤
④ 「マダーレッド」(茜色・あかねいろ)は、黄み寄りの、濁りのある濃い赤 
 

 
顔の近くに「赤」を選ぶ場合。顔映りのいい「色み」を選べば、「肌色」「肌の質感」や「輪郭」を好印象に見せることができます。トップスの色や、リップカラーなどメイクの色を選ぶ時には、以下の「色みの違いによる顔の見え方」を参考にしてくださいね。

 

前回の記事でもお伝えしましたが、赤以外のあらゆる色にも当てはまります。洋服を買いに出かけた時など、色選びに迷ったら、鏡の前で胸元に「2色(以上)」を交互に当てて、自分の顔映りを見比べてみてください。
 

 
◇「青み寄りの色(ブルーベース)」と「黄み寄りの色(イエローベース)」の違い
・ブルーベースの色が似合う場合:肌色が白く、透明感があるように見える
・ブルーベースの色が似合わない場合:顔色が悪く、不健康な感じに見える
・イエローベースの色が似合う場合:血色が良く、健康的な感じに見える
・イエローベースの色が似合わない場合:肌がくすんでみえる

 
◇「清色(せいしょく・濁りの無いクリアな色)」と「濁色(だくしょく・濁りのあるマットな色)」の違い
・「清色」が似合う場合:顔の輪郭がくっきり見え、肌にツヤとハリを感じる
・「清色」が似合わない場合:肌に色ムラを感じる
・「濁色」が似合う場合:顔の輪郭がソフトに見え、肌色が均一に見える
・「濁色」が似合わない場合:ぼんやりと地味な印象になる

 
◇「明るい色」と「暗い色」
・「明るい色」が似合う場合:顔が明るく、肌が均一に見える
・「明るい色」が似合わない場合:顔がぼんやりとした印象になる
・「暗い色」が似合う場合:目鼻立ちがくっきりと、輪郭が引き締まって見える
・「暗い色」が似合わない場合:シミ、シワなどが目立ち、暗く険しい印象になる

 
自分で分かりにくい場合には、家族やパートナー、友人など近しい人に、客観的な目で見てもらいましょう。

 

赤をコーディネートに活かすには?

 

 
「赤」は、小さな面積でも人目を引く色です。目立たせたい箇所に赤を選ぶと、色の効果を活かせるでしょう。

 
仕事の場面で赤い服や小物を身に着けるなら、TPOに応じて取り入れる分量を調節してくださいね。

 
自分にとって顔映りのよい色みではないけれど、「この赤を取り入れたい!」と感じる時。心と体がその色を必要としているのかもしれません。そんな時には、トップスではなく、顔から離れたアイテムで取り入れてみましょう。
 

 
スカートやパンツなどのボトムスや、バッグ、シューズ、ベルト、ブレスレットなどに選んでみてください。もしも、トップスに選ぶなら、首元には顔映りのよい色みのスカーフや、大きめのネックレスを着けてカバーしましょう。

 
スマホカバーや手帳、ポーチやハンカチなど、身近な小物に選んでもいいですね。

 
自分だけのために、外から見えない「ランジェリーやインナー」に赤を選んで、パワーをもらうのもOK!

 
ぜひ、色からチカラをもらって。2022年も素晴らしい年にしていきましょう!

 
今回は「赤」の取り入れ方についてお伝えしました。次回もお楽しみに!

 
*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。

 
*色見本写真:『The・パーソナルカラー』付属カラーカード(冨山真知子著 日本パーソナルカラー協会発行)使用
*参考文献 :『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版

 
< 本記事は、佑貴つばさがウェブマガジン【作家たちの電脳書斎デジタルデン】に寄稿し 2022/1/9 に掲載された記事を、デジタルデン許可の元に転載したものです >
旧:WEBマガジン「作家たちの電脳書斎 デジタルデン」公式掲載原稿
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