好きな色と似合う色が異なる場合の、色の活かし方。
「好きな色」と「似合う色」は、同じですか?
あなたは、「好きな色」と「似合う色」
同じですか? 違いますか?
「似合う」という言葉の範囲が、少し広いので
ここでは、特に「顔映りのいい色」という言葉を使いますね。
「好きな色」と「顔映りのいい色」
洋服にはどちらを選ぼうか、迷いますよね。
◇「好きな色」「惹かれる色」は、自分のココロに必要な色。
「内側から輝かせてくれる色」と言えますね。
◇「似合う色」「顔映りのいい色」は、見た目の印象を上げ、自信をつけてくれる色。
「外側から輝かせてくれる色」です。
どちらも、自分を輝かせてくれる色。
この色は、どのように取り入れていったら良いでしょうか?
「顔映りのいい色」パーソナルカラーの話
まずは、外側。
「顔映りのいい色」のお話から。
「顔映りのいい色 = パーソナルカラー」を診断してもらったりしたことはありますか?
「パーソナルカラー」とは
「肌・目・髪の色など、あなた自身の色」と調和し
あなたを引き立て、弱点をカバーし、美しさや好印象を導き出してくれる「色のグループ」
「場面によって演出したい自分」をつくり出してくれる色でもあります。
「あなたは赤が似合う」「あなたは青が似合う」という風に
似合う色名を限定するものではなく
たとえば
「赤の中でもあなたの魅力を引き出してくれる赤」
「青の中でも、あなたを美しく演出してくれる青」など
似合う色のグループを選ぶ診断。
似合う「色の属性(要素)」を見つけるものです。
主に
◆ 色相(色み)
◆ 明度(明るさ)
◆ 清濁(クリアかクリアでないか)(澄んだ色かグレイの混ざった色か)
の3つの属性をキーに、色を見ていきます。
色には、他に「彩度(鮮やかさ)」という属性もありますが
鮮やかさの度合いは、他の属性に左右されて、見分けがつきにくいのです。
まずは、特に、前述の「色み・明るさ・清濁」の三つを意識すると良いと思います。
◆「色み」
その色が「イエローベース(黄み寄り)か?」「ブルーベース(青み寄り)か?」がポイントです。
たとえば、赤でも「黄み寄りの朱赤」か「青み寄りのローズレッド」か。
ピンクでも「黄み寄りのサーモンピンク」か「青み寄りのフーシャピンク」か。
青でも「黄み寄りのターコイズブルー」か「青み寄りのウルトラマリンブルー」か、ということです。
「イエローベース」の色が似合うのは、フォーシーズン分類で「春 スプリング」「秋 オータム」の方。
イエローベースの色が似合う場合には
肌にツヤを感じさせ、健康的に見えます。
似合わないと、顔に赤み・黄みが乗ったり、くすんで見えたりします。
「ブルーベース」の色が似合うのは、「夏 サマー」「冬 ウィンター」の方。
ブルーベースの色が似合う場合には
肌の色が白くきれいに見えます。
似合わないと、グレイッシュに、不健康に見えたりします。
◆「明るさ」
明るい色は、顔色を明るく見せますが
似合わないと、ぼんやりした印象になることがあります。
暗い色は、顔のパーツをはっきりと、輪郭もシャープに見せますが
似合わないと、クマやシミなどが目立ち、険しい感じになることがあります。
◆「清濁」
「清色(せいしょく)」澄んだ色は、肌をつややかに見せます。
似合わない場合には、色ムラを感じさせたりします。
「濁色(だくしょく)」濁った色は、肌をなめらかに見せます。
似合わない場合には、ぼんやりとした印象になることがあります。
色の特徴は、2色を比べてみることで
分かりやすくなります。
顔のそばに「2つの色を交互に合わせながら」顔映りを見てくださいね。
「好きな色・心が惹かれる色」と「顔映りのいい色」が異なる場合の活かし方
「顔映りのいい色」がある一方で
「好きな色・心が惹かれる色」もありますね。
色は、体験・記憶、イメージと結びついていて
人は、ひとつひとつの色に意味を持たせています。
無意識に選ぶ色は、いわば「深層心理からのメッセージ」
「惹かれる色」は
その時のあなたのココロとカラダが求めている色。
言葉にできない思いを表に出してくれたり
ココロやカラダのバランスを整えるのに必要だったり
エネルギーを与えてくれたりする。
大切な色です。
身に着けたり、身近に置いたりすることで
チカラをもらえるのです。
では
「好きな色・惹かれる色」と「顔映りのいい色」が異なる場合は、どうしましょうか?
◇「顔映りのいい、似合う色」を、あなたの顔の近くに持ってくる色に選びましょう。
シャツなど上半身に着る服やストールに、顔映りのいい色(パーソナルカラー)を。
また、メガネや、リップ・チークなどのメイクも
パーソナルカラーを取り入れると、引き立ててくれます。
◇「好きな色・惹かれる色」が「似合う色」と違う場合には
好きな色・惹かれる色は、少し顔から離れたところに。
ボトムに持ってきたり、バック、ベルトに選んだり
スマホカバーや手帳、ハンカチなどの小物に選んだり。
そうして、チカラをもらいましょう。
見えないインナーに取り入れるのも良いですね。
自宅にいる時、プライベートな時間にも
積極的に、「好きな色・惹かれる色」を取り入れてみましょう。
また、ピンクといっても
イエローベースの「コーラルピンクやサーモンピンク」
ブルーベースの「ローズピンクやフューシャピンク」
など、さまざまな色みがあります。
白でも
「スノーホワイトやピュアホワイト」
「ミルクホワイト」
「オイスターホワイト」
「アイボリー」
などがあります。
それぞれの系統の色の中に「似合う色み」があるのです。
「好きな色・惹かれる色」を身に着けたいときには
似合う「属性」のモノを洋服に取り入れてみると良いですね。
あなたを外側から輝かせてくれる「顔映りのいい色」
あなたを内側から応援してくれる「好きな色・惹かれる色」
上手に取り入れて。
色からチカラをもらってくださいね。
似合う色について「動画」で解説しています。ぜひ、ご覧ください!
YouTube【私色のつばさチャンネル】にて、動画で「色で心が変わる、見た目が変わる」の解説を行っていますので、是非こちらもご覧ください。
引用元:色の持つ4つのチカラ ~ 色とココロのコンシェルジュ 佑貴つばさ~
(文中に使用した写真 : パーソナルカラー研究所 スタジオ HOW「オリジナル ドレープ」 / 文中に使用したぬり絵絵柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『はじめてのパーソナルカラー』『役に立つパーソナルカラー』トミヤママチコ著 学研)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理の専門家
文中に使用した塗り絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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