~50代で起業した佑貴つばさの「色とココロ」のはなし~ 目次1 先日、TVのインタビュー番組を観ていたら…2 ビジネス総合誌『プレジデント』の取材…
起業から1ヶ月!初のテレビ出演を逃した私の失敗談~桜色~
~50代で起業した佑貴つばさの「色とココロ」のはなし~
いつも佑貴つばさの色彩心理の記事を読んでくださり、ありがとうございます。
今年2月からは、50代で起業した私の「色とココロの実体験」についてお伝えしています。
色には多くの人に共通するイメージがある一方で、個人の体験・記憶とも結びつきやすいのですが、今回は「桜の季節」になると思い出す、私の失敗談をお話しさせていただきますね。
色彩心理のコラムを発信していた私に、テレビからオファーが!
私は、ホームページに色彩心理についてのコラムを載せています。「色の持つチカラ、可能性」を多くの方に知って欲しくて、起業前にブログでコラムの発信を始めました。「コラムが100本溜まったところで、それらをまとめて掲載できるホームページを開設しよう」と決めていたので、コツコツと文章を書き発信を続けます。(私が開業したのは7年前ですが、今は YouTube や TikTok、Instagram、Twitter 等で発信する方が多いかもしれませんね)。
本当に100本書いたところでホームページを開設し、そして2016年2月に色彩心理の専門家「色とココロのコンシェルジュ」として開業しました。
起業から間もない3月の或る日、お昼ごろの出来事です。
私のコラムを見てくださった、キー局TV番組のディレクターの方から携帯電話に連絡が入りました。
「桜の開花に合わせて、ピンク色のイメージの話をしてもらえますか? 今日の夜、お話ししているところを収録させていただきたいのですが、いかがでしょうか?」
メディアからのオファーは初めてのことで、舞い上がってしまった私。
頭の中は、「テレビに出る? どうしよう? 美容院行かなくちゃ。ネイルサロンも。間に合うかな? 何を着たらいいの?」という焦りでいっぱい。普段、ネイルサロンなんて行ったこともないのに(笑)
それで、こんな風に答えてしまいました。
「今日の夜はちょっと無理ですが、明日の午前中でしたら大丈夫です」
先方も「では、明日の午前中にお願いします」とおっしゃり、一旦電話を切りました。
まず、「形」から!?
「さぁ、急がなくちゃ!」
私の頭の中を、様々なことが次から次へと巡ります。
「まずは、服を準備して、それから美容院だよね。ネイルサロンは間に合わないから自分で手入れしなくちゃね」
私は、急行電車でひとつ先の駅にあるセレクトショップへ駆け込みました。
「桜に関する話だから、淡いピンク色の服がいい。専門家としてお話しするんだから、カジュアルじゃない方が良いよね。やっぱりスーツかな。でも、硬すぎない方がいいよね」
私の頭の中で、ひとりごとが続きます。
思い描いていたイメージに近い「桜色のスーツ」が見つかり、試着をしたらサイズもピッタリ。
「これにします!」
そう店員さんに告げて試着室で着替えていると、再び携帯電話が鳴りました。
さきほどのTV番組のディレクターの方からでした。
ワクワクと電話に出た私の耳には、次のことばが・・・!
「今日の夜に収録させていただける専門家の方が他に見つかったので、この度の話はキャンセルということで」
ごほうびは、少し遅れてやってくる
買うと決めた桜色のスーツは、「買うって言っちゃったし。いつか着るかもしれないものね・・・」と、結局購入しました。
帰り道。すっかり落ち込んだ私は、やるせない気持ちを友人に電話で聞いてもらいました。
その時に友人がくれたことばです。
「大丈夫。日々努力しているから。ごほうびをもらえるのはもう少し先。ごほうびは、いつも、予定より少し遅れてやってくるものなんだよ」
実は、このTV収録の話には後日談があります。
ちょっと悔しい気持ちを抱きながらも、私が出演するはずだった(笑)その番組の放送を、テレビの前に座り込んで観てみると、
「今日の夜に収録させていただける専門家の方」というのは、なんと、私が学んだ色彩学校の主宰の先生、つまり私の恩師だったのです。
「それなら納得」と思ったのと同時に、その先生よりも先に私へ連絡がきたのは、コラムで発信を続けていたからなのだと気づきました。
友人に素敵なことばをもらった私は、その後もコラムで発信を続けました。
そして、その年の10月にはFMラジオに生出演。翌月11月には、3月とは別のキー局テレビ番組の方からですが、電話で出演依頼をいただき、予定通りに(笑)無事収録を終えました。この時は、ほんの短い放送時間でしたが、かの「桜色のスーツ」を着て、色彩心理についてお話させていただく機会を得たのです。
メディアがメディアを呼ぶとよく言われますが、この後も NHK Eテレに出演したり、民放テレビ・新聞・雑誌など、大手メディアに何度も取り上げていただいたりという幸運に恵まれました。
この失敗から気づいた2つのこと
この経験から気づいたことがあります。
ひとつ目は、つかんだチャンスを逃さないよう、まずは「YES」と言ってみようということ。
とても心配性で、完璧主義のところがある私は、条件が揃わないと始められない、慎重で引っ込み思案なところがあります。でも、考え過ぎて大切な機会を逃さないように、まずは「YES」と言って、与えられた条件の中でできる準備をすればいいのかもしれませんね。
ふたつ目は、失敗は失敗ではなく、次の成功へつなげるチャンスだということ。
期待通りにうまくいかない、予定通りに結果が出ない。それでも「そのことを続ける意思があるのか」、それとも「そこで諦めてしまうのか」、その決断が「分かれ道」なのかもしれません。期待通りに進まないときこそ、「本気かどうか」を試されているのかもしれない。だから、試行錯誤しながらも、諦めないで続けてみようか。
そんな風に考えるようになりました。
あなたには、このようなちょっぴり苦い失敗談はありますか?
「前回の失敗」をぜひ、「次のチャンス」につなげてくださいね!
次回の ”50代で起業した佑貴つばさの「色とココロ」のはなし” もお楽しみに!
◇「ストレスで買い物に依存した私が50代で起業するまで~紫色~(前編)」はこちらからご覧いただけます。
◇「ストレスで買い物に依存した私が50代で起業するまで~紫色~(後編)」はこちらから。
◇19色それぞれの一般的な意味はこちらから。
*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。
*参考文献 :『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版
< 本記事は、佑貴つばさがウェブマガジン【作家たちの電脳書斎デジタルデン】に寄稿し 2023/3/19 に掲載された記事を、デジタルデン許可の元に転載したものです >
旧:WEBマガジン「作家たちの電脳書斎 デジタルデン」公式掲載原稿
現:「挑戦者たちの電脳書斎 デジタルデン」 (https://digi-den.net/)
当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。
関連する投稿
現在の記事: 起業から1ヶ月!初のテレビ出演を逃した私の失敗談~桜色~