~50代で起業した佑貴つばさの「色とココロ」のはなし~ 目次1 先日、TVのインタビュー番組を観ていたら…2 ビジネス総合誌『プレジデント』の取材…
心と体を癒してくれる色6選【緑・ラベンダー・茶色・ベージュ・グレー・淡いピンク】
~わたしを磨く色彩の魔法~
2021年3月から、このデジタルデンに「色彩」の記事を隔週で書かせていただき、今回が45回目になります。その中で最も読まれているのが、「心も体も癒される色【紫・ラベンダー】」という記事。2021年5月に公開され1年半が経ちますが、今もとても多くの方が検索し見つけて、読んでくださっている人気記事です。
「ラベンダー色」で検索する人の他に、「癒される色」ということばで探す人も多くいらっしゃるのかもしれません。コロナ禍の生活も3年が経ち、気づかないうちに心と体の緊張が続いて、もしかしたら、あなたも心身の疲れが溜まっていませんか?
今回の記事では、癒してくれる、力を抜くことができる、心と体を回復させる色として、次の6色をご紹介します。
目次
疲れた心と体を回復させる色「緑」
木々の間を散歩したり葉の緑色に囲まれたりすると、なんだかホッとしませんか? 「緑」は、バランスを整え、疲れた心と体を回復させてくれる色です。また、樹木が発散している「フィトンチッド」という揮発性物質には、ストレスの緩和や、血圧や脈拍の乱れの抑制、抗菌作用があることも実証されたそうです。
「心と体が疲れたなぁ」というときには、緑の中で深呼吸する、部屋の中に緑を置く、仕事用のデスクの上に小さな観葉植物を置くなどして、緑色の持つ心理効果、そして、植物がくれる力をぜひ取り入れてみてくださいね。
「緑」について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
心と体を癒す色「ラベンダー」
「癒されたい」と感じるときや、「心と体が回復する過程」「悲しみから立ち上がる時期」には、「紫」のイメージ効果を取り入れてみましょう。紫系の色の服や小物を取り入れてみてください。
とくに、「ラベンダー」「ライラック」「藤色」など「明るい青紫、明るい紫」は、癒しや優しさのイメージとつながりやすい色。心と体が疲れて癒されたいときに、取り入れてみましょう。リラックスタイムやバスタイムにも、部屋着や小物、タオル、入浴剤などに「ラベンダー色」を選んでみるといいですね。
「ラベンダー」について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
落ち着いて、くつろげる色「茶色」
「茶色」を身近に取り入れると「心の安定」につながります。落ち着きたいときに、服の一部や小物に使ってみましょう。
また、「安心感」や「包容力」のある印象を周囲に与える色なので、「誰かとじっくり話したいとき」に茶色を着るのもいいでしょう。そして、インテリアに茶色を使えば、リラックスできる空間をつくり出せます。ベージュと合わせて使うのもオススメです。
ただし、ずっと茶色やベージュだけに囲まれていると、落ち着き過ぎて、活動のエネルギーが湧いてこなくなるかもしれません。そうした場合は、茶色やベージュだけでなく、生命力を感じさせる緑や黄緑の観葉植物を部屋に置いたり、アクセントに鮮やかな色の小物を置いたりするといいでしょう。服に茶色を選ぶときも、気持ちに無理のない範囲で「明るい色」や「鮮やかな色」を組み合わせてみてくださいね。
「茶色」について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
リラックスできる色「ベージュ」
「ベージュ」は、人の緊張をいちばん緩めてくれる色で、リラックスに適しています。「肩の力を抜いて安らぎたい」ときに、ベージュを服や小物などに選んでみてください。「ずっと緊張が続いて、疲れてしまった」という人は、ベージュをインテリアに取り入れて、ゆったり過ごしましょう。
ただし、ずっとベージュばかりに囲まれていると、のんびりし過ぎて、動き出すパワーが減退してしまうこともあります。心と体が回復してきたら「鮮やかな色」も取り入れて、「オンとオフのメリハリ」を色でも付けるよう心掛けてくださいね。
「ベージュ」について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
チカラが抜ける色「グレー」
「グレー(グレイ)」も、力を抜いてくれる色です。ずっと「オン」の時間が続いて気持ちが張りつめている人は、ニュートラルな状態を取り戻すために、服や小物に「グレー」を選んでみましょう。心からも体からも力が抜けて、「オフ」の状態に近づけることができます。
ただしベージュと同様に、グレーばかりに囲まれて日々を過ごしてしていると、「気力」まで抜けてしまうことがあります。人に会いたくなくなったり、やる気を無くしたり。そして、「グレー」は不安な気持ちとむすびつくこともあります。「白黒つけられない」つまり、決断できない心理にもつながるので、少し注意が必要です。
休息したいときにはグレーを身に着けても、心身が回復してきたら、気持ちに無理のない範囲で、今度は活動する力につながるよう、明るい色や鮮やかな色の刺激も自分に与えてあげましょう。
「グレー」について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
優しい気持ちになれる色「淡いピンク」
「ピンク」は、「幸福感」や「安らぎ」にむすびつきやすい色。服にも小物にも、男女問わず大人に取り入れて欲しい色のひとつです。なぜなら、この色が身近にあると幸せを感じやすくなり、優しく和やかな気持ちにもつながるからです。自分自身が取り入れて安らぎ、幸せな気持ちになることで、周りの人にも幸福感が伝わっていくでしょう。
とくに「淡いピンク色」は、もっとも「優しさ」とつながる色とされています。身近にいる大切な人に対しても「自分自身」に対しても優しい気持ちになりたいときに、取り入れてみてくださいね。
「ピンク」について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
色彩の心理的効果を取り入れて、今年一年がんばったあなたの心と体を癒してあげませんか?
◇19色のまとめ記事はこちらから。
次回「私を磨く色彩の魔法」もお楽しみに!
*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。
*参考文献 :『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版
< 本記事は、佑貴つばさがウェブマガジン【作家たちの電脳書斎デジタルデン】に寄稿し 2022/12/11 に掲載された記事を、デジタルデン許可の元に転載したものです >
旧:WEBマガジン「作家たちの電脳書斎 デジタルデン」公式掲載原稿
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