好きな色でわかる心理・意味 まとめ21色!惹かれる色はココロからのメッセージ
目次1 惹かれる色は「深層心理が語ることば」2 マゼンタ(赤紫)に惹かれる心理・意味3 ピンクに惹かれる心理・意味4 赤に惹かれる心理・意味5 ワインレッドに惹…
目次
最近、気になる色はありますか?
以前はあまり好きではなかったのに、
この頃は惹かれて、小物など身近にその色が増えている。
最近は、その色を身に着けていると、なんだか落ち着く。
ウィンドウに飾られていると、なぜだか目に止まる。
色は、体験・記憶、イメージと繋がっていて、
惹かれる色は「深層心理が語るもうひとつの言葉」
気になる色は「自分の意識では気づいてないココロの変化」を教えてくれることがあります。
人がある色に惹きつけられる大きな理由は、
その色がその時の気持ちにマッチしているから。
その時の自分の「ココロとカラダに必要な色」を、無意識に選んでいます。
その色のイメージに自分が包まれている時
「自分の気持ちを語ってくれる色」に惹かれることもあれば、
「その色のイメージのものが足りなくて求めている時」に惹かれることもあります。
惹かれる色で、あなたのココロをチェックしてみてくださいね。
今日は、青系の中でも「暗い青」
「紺色」の話です。
染料の「藍(あい)」を用いて染められる「青」系の色にも、濃さの段階が多数あります。
そんな「藍染」の色の中で、暗い色の通称が「紺」と呼ばれています。
【藍染の暗い色の通称が紺である。天然染料の時代には、色が濃いほど高級な色とされ、古来の衣服令でも濃い色の方が必ず高位の色と決まっていた。しかし、藍染の濃い色は高位高官の色ではなかった。濃い紫や濃い紅色は禁色(きんじき)とされ、近世になっても奢侈(しゃし)禁止令などで赤や紫などの濃い色はしばしば使用が制限されたにもかかわらず、濃い藍色は禁じられた形跡はない。紺色はいわば日常生活に欠かせない必要な色だったのである。そして江戸時代には紺屋は染色業の代名詞になり、しかもこれが大繁盛していたようだ。(中略)紺色は日本人の民族色でもあったのだ。(引用:『色の名前507』福田邦夫著 主婦の友社)】
色見本出典:『色の名前507』福田邦夫著 主婦の友社
「ネイヴィブルー」は、日本語の色名を当てはめると、一番近いのが「紺色」です。
「藍色」は、藍染の中でも、少し緑みを含んだ色になります。
(上の色名写真3枚は”『色の名前 507』福田邦夫著 主婦の友社 “のページを写したもの。)
「深い青」「暗い青」の持つイメージについてお伝えしていきますね。
「青」は、冷たい感じ、寒い感じがする色なので「寒色」に分類されます。
暖かい感じのする「赤・オレンジ・黄」などの「暖色」は
活動モードの「交感神経」を優位にするのに対して
寒い感じのする「青」などの「寒色」は
休息モードの「副交感神経」を優位にすることもわかっています。
「暖色」は
心のエネルギーが「外向き・活動的になっている時」に惹かれることが多いのに対して
青などの「寒色」は
心のエネルギーが「自分の内側に向かっている時」「冷静な時・集中している時」に惹かれることが多いです。
「青」にも、「明るく澄んだ空色」から「濃く沈んだ深い紺色」まで、様々なバリエーションがあります。
色は「明度(明るさの度合い)」によっても、その色が持つイメージや惹かれる時の心理が異なります。
明るい色は「軽さ」につながり、暗い色は「重さ」につながります。
「青」の持つ一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには「自立・自由・知的・冷静・集中・自律・理性」などがあります。
少しネガティブなものには「自己抑制」などがあります。
「孤独・悲しみ」などもあります。
空色や水色など「明るい青」の場合
ポジティブなイメージ・意味には「希望・解放感・オープンマインド・自然体・自由」などがあります。
「繊細」などもあります。
また、ネガティブなものには「現実逃避」などがあります。
では「暗い青」である「紺色」は、どんなイメージにつながるのでしょうか?
「紺」の持つ一般的なイメージ・意味の中でポジティブなものには
「誠実・真面目・品格・自律・堅実・厳格・沈静」などがあります。
「内向」などもあります。
少しネガティブなものには「抑制・緊張感」などがあります
また
「直観力・インスピレーションにつながる」
「本質を見る目が持てる」とも言われています。
私は「深く自分の内側に集中すること」が
「研ぎ澄まされた感性」につながるのだな、と考えています。
深く自分を見つめたい時。
感覚を研ぎ澄ませたい時。
静かに落ち着いていたい時。
誠実な気持ちを表現したい時。
堅実に進めたい時。
緊張している時。
自分を律している時。
抑制している時。
など。
最近「紺色」に惹かれる方。
何か、気になるキーワードはありましたか?
以前、好きだった色と、最近気になる色が変わった方。
ココロに変化があったのかもしれませんね。
例えば、以前は「赤・オレンジ・黄」系統の「暖色」が好きだった。
あるいは「明るい色」が好きだった。
でも、今は「紺色」など「暗い深い青」が気になるという方。
今、深く自分を見つめたい。
冷静さを取り戻したい。
自分を律していたい。
そんな気持ちなのかもしれませんね。
「惹かれる色」から、あなたの気持ちを見つめてみてくださいね。
色のサポートを受けながら。
今日も素敵な一日を。
【私色のつばさチャンネル】にて、動画で「紺色」の解説を行っていますので、是非こちらもご覧ください。
< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>
(文中に使用した色の写真 : 『色の名前 507 日本の色と外国の色』福田邦夫著 主婦の友社のページを写したもの / タイトル&文中に使用した塗り絵絵柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『色の名前 507 日本の色と外国の色』福田邦夫著 主婦の友社、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『なりたい自分になるための「色」の掟。』高坂美紀著 講談社)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー
文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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