希望?好奇心?注目して欲しい?甘えたい?「黄色」につながる心理

2021.01.30 (土)

色彩心理のはなし。
今回は「黄色」についてお伝えします。

 

「感情のおおもと」となる「赤・黄色・青」

 

色彩心理の視点でみたとき
「心理的な三原色」とされる色があります。

 

「感情のおおもと」となる3色。

 

それは「赤・黄色・青」です。

 

今日は、その中でも
「黄色」の話をさせていただきます。

 

「黄色」につながる一般的なイメージは?

 

 

「黄色」につながる、一般的なイメージや意味には

 

「希望・期待・好奇心・あこがれ・喜び」など

 

そして「感覚の冴え」「ユーモア」

 

「甘え・寂しさ・神経質」などがあります。

 

「黄色」に惹かれるのは

「希望や期待感がある」
「好奇心に満ちている」
「学びたい意欲がある」ときなど。

 

また
「自分に注目して欲しい」
「無邪気に甘えたい」とき
「黄色」が気になることもあります。

 

「希望に満ちた感情」を表現する一方で

 

「心が満たされることへの期待感」
つながることもある色なんです。

 

「黄色」を、こんな風に取り入れてみましょう!

 

 

「明るく、楽しい気持ちになりたい」とき
「希望を持ちたい」とき。

 

黄色いものを、身近に取り入れてみましょう。

 

「花を飾る」のもいいですね。

 

黄色は、オレンジと共に
「コミュニケーションカラー」といわれています。

 

「会話上手になりたい」と思うときにも
洋服や小物に、選んでみてください。

 

黄色を着ていると「楽しそうに」見えるので
人から話しかけられやすくなります。

 

自分自身も「楽しい気持ち」になれます。

 

「アイディアが欲しい」ときにも

 

 

「感覚がさえる」といわれる「黄色」
文房具や小物を、身近に置くと良いですね。

 

「黄色」につながる「あなただけの」意味は?

 

 

色には必ず
「プラスの側面」と「マイナスの側面」があります。

 

ですから
「この色は良い色、この色は悪い色」という区別はありません。

 

また
色の持つイメージや意味には
「多くの人に共通する一般的なもの」の他に

 

「個人の体験・記憶」とつながる
「あなただけの意味」もあります。

 

私にとっての「黄色」の話を、少しさせていただきます。

 

「黄色」で、思い出すのは
幼稚園生のときに持っていた、カバンや帽子。

 

担任の先生が大好きで。
「無邪気に」遊んでいた頃のこと。

 

それは、私にとって
「楽しかった記憶」とつながる色です。

 

それと同時に

私にとって「黄色」は

子どもの頃、父親に
「甘えたかったのに、甘えられなかった」という
「満たされない思い」を表す色でもありました。

 

幼い頃の、そんな気持ちに気づいたのは
私が、ずっと大人になってから。

 

 

「色彩学校」のセミナーで塗った、こちらのぬり絵
『食卓の風景』に表現した「黄色」からなんです。

 

 

(上添ぬり絵柄 © T.Suenaga, T.Sawada, HEART & COLOR CO.,LTD 1992)

このぬり絵は
食卓と椅子に色を塗り
「家族の関係性」を見つめるもの。

 

私は、父の椅子の周りを

無意識に「黄色で、太陽のように」塗っていました。

 

子どもの頃の話を、少しさせていただきますと

父は、真面目で
自分自身にも、とても厳しい人でした。

 

会社で起こる、理不尽なことに
いつも、腹を立てていて。

 

私が子どもの頃の父は
「機嫌が悪い日が多かった」という印象があります。

 

会社から帰ってきて
「食卓」についても、黙ったままの父が
幼い私には、とっても怖くて。

 

それで

 

子どもの頃から、大人になるまで。
父と居るとき、私には、いつも
どこか、緊張感がありました。

 

けれど

 

「本当は、もっと甘えたかったし、働く父に憧れてもいた」

 

そんな、自分の心理を知ったのは
父が亡くなって 20年も経ってから。

 

ぬり絵に表現した「黄色」を通して
やっと気づくことができたんです。

 

実は
この「子どもの頃の記憶」は
「私の声が小さい理由」にも、つながっているんです。

 

詳しくは、拙著
『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか』~人生が変わる色の魔法~ の
138ページ から 142ページに、書いております。
ぜひ、読んでいただけたら、嬉しいです。

 

 

あなたにとって「黄色」は、どんな色でしょうか?
どんな記憶と、つながっていますか?

 

色を通して
自分の、心の声を、聴いてみてくださいね。

 

 

 

色を味方につけて。今日も素敵な一日を。

 

「動画」で解説しています。ぜひ、ご覧ください!

 

YouTube【私色のつばさチャンネル】にて、動画で「黄色の心理」の解説を行っていますので、是非こちらもご覧ください。

 

引用元:黄色の心理 ~ 色とココロのコンシェルジュ 佑貴つばさ~

 

<尚、それぞれの色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません>

 

( 文中に使用したぬり絵図柄 : © T.Suenaga, T.Sawada, HEART & COLOR CO.,LTD. 1992 / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP 研究所、『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版 )

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー

 

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

色彩心理 自己分析プライベートセッション

NHK Eテレ、TBS、フジテレビ、日経電子版、読売新聞、メディア実績ページを見る

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 希望?好奇心?注目して欲しい?甘えたい?「黄色」につながる心理

お問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »
  • 働く大人女性の独身女性へ
  • 今が「転機」の50代女性へ
  • 実践的な企業研修をお探しの方へ
  • YouTube 私色のつばさチャンネル 動画を観る

コラムテーマ一覧

過去のコラム

私が伝えたい11のこと

pagetop