レインボーカラー(虹色)の食べものが流行っている理由は、ストレス発散?
目次1 「カラフルな食べもの」が流行っています。2 4年前 フジテレビから「カラフルスイーツ」について、取材を受けました。3 「強い色」は「強い感情」を投影する…
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最近、なぜか気になる色はありますか?
以前はあまり好きではなかったのに、最近は惹かれて、その色ばかり身に着けている。
いつの間にか小物など、身近にその色が増えている。
ウィンドウに飾られていると、なぜだか目に止まる。
色は、体験・記憶、イメージとつながっていて、人は色に「象徴的な意味」を持たせています。
惹かれる色は、あなたの深層心理が語る「もうひとつの言葉」とも言えます。
惹かれる色・気になる色は「自分の意識では気づいてないあなたのココロの変化」も教えてくれるんです。
人がある色に惹きつけられる大きな理由は、その色のイメージがその時の気持ちにマッチしているから。
その時の自分の「ココロとカラダに必要な色」を、無意識に選んでいます。
その色のイメージに自分が包まれている時「自分の気持ちを語ってくれる色」に惹かれることもあれば
「その色のイメージが足りなくて、求めている時」に惹かれることもあります。
「惹かれる色」を通して、あなたのココロをチェックしてみてくださいね。
青は世界で最も人気がある色。
そして、青緑(ターコイズ)も、とても人気が高い色です。
今日は、青系・青緑系の中でも「淡い色」の話です。
「薄い色・淡い色」は、好きですか?苦手ですか?
好き・嫌いの感じは
「薄いか、濃いか」よりも、色相(赤、黄、緑、青・・・など色みの性質)の方が、優先されるかもしれませんね。
「薄い色・淡い色」は、好き、嫌いというよりも
その時の心と身体の状態によって
「心地好く」感じられることもあれば、「物足りなく」感じられることもあるかもしれません。
「薄い・淡い」に関連して
ここで「トーン」の話を、少しさせてください。
色彩学を学ばれた方はご存知かと思いますが
PCCS(日本色研配色体系)には、色の印象を表す「トーン = 色調(色の調子)」という属性があります。
「同じ調子をもつ ” 明度(明るさの度合い)・彩度(鮮やかさの度合い)の領域 ” をまとめた表し方」になります。
この分類で、濁りがなくて薄い色調は「ペールトーン( Pale Tone )」になります。
ペールトーンは「絵の具で、赤・オレンジ・黄・緑・青・紫・・・に、白をたくさん混ぜた色のグループ」をイメージしてください。
ペールトーンのイメージには、
「薄い、軽い、あっさりした、弱い、女性的、若々しい、優しい、淡い、かわいい」などがあります。
(色彩検定公式テキスト3級編より引用)
薄い色は、濃い色に比べて「やわらかさ」のイメージにもつながりやすいです。
また、薄い色の中でも「赤・オレンジ・黄」など暖色系の色の方が
「青・紫」など寒色系の色よりも、より、やわらかさにつながりやすいです。
(尚、トーンの中には「ソフトトーン」という調子も別にあります)
そして、薄い・淡い色は「軽さ」のイメージにもつながります。
色には「軽い・重い」のイメージもあります。
一般的に「明るい色」は「軽く」感じられ、「暗い色」は「重く」感じられます。
人の目に見える色の中で、いちばん明るい色が「白」、いちばん暗い色が「黒」になります。
「白」は、軽いイメージに、最もつながりやすい色と言えます。
絵の具で「白をたくさん混ぜた、明るい色・淡い色」は、軽さの印象から「解放感」のイメージにもつながりやすいのです。
「青」は、寒い感じがする色なので「寒色系の色」に分類されます。
赤・オレンジ・黄など「暖色系の色」は、心のエネルギーが「外向きになっている時」「活動的になっている時」に惹かれることが多いです。
それに対して、青などの「寒色系の色」は、心のエネルギーが「自分の内側に向かっている時」「冷静な時・集中している時」に惹かれることが多い。
そして、間にある緑など「中性色系の色」は、「心がニュートラルな時、バランスが取れている時」に惹かれることが多いです。
「青」の持つ一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには「自立・自由・知的・冷静・集中・自律・理性」などがあります。
「自己抑制」などもあります。
ネガティブなものに「寂しさ・孤独・悲しみ」などがあります。
「緑」と「青」の中間に位置するのが「青緑(ターコイズなど)」
「青」に「緑」を混ぜた色とも言えます。
「緑」の一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには、「自然・安らぎ・平和・バランス・安全・落ち着き・新鮮・健康・生命力」などがあります。
また、少しネガティブなものとして「心身が消耗している時」「意見を主張せず、中立で居たい時」に惹かれることもあります。
「青緑色(ターコイズ)」は、寒色の「青」に、少し暖色の「黄色」を混ぜた色とも言えます。
「黄」の一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには、「希望・期待・好奇心・意欲的・前向き・憧れ・喜び・暖かさ・幸福」
また、「ユーモア」「ひらめき」などもあります。
少しネガティブなものには、「甘え・寂しさ・依存・幼さ」などのイメージもあります。
「青緑色(ターコイズ)」は
青の「冷静・集中・自由」と、緑の「自然・バランス・生命力」を合わせた色という見方もできます。
また、「青緑色(ターコイズ)」は
青の「冷静・集中・自由」に、黄の「希望・意欲・喜び」を少しプラスした色という見方もできるのです。
「トルコ石」と呼ばれる「青緑色」の鉱石。
その様な明るい青緑色のことを「ターコイズブルー」と呼んでいます。
青と緑の間に位置する色。
つまり、「緑みの青」「青緑」「青みの緑」ですが、その中にも様々な色調や色名があります。
「ターコイズブルー」の他に、
「ピーコックブルー」
「ターコイズグリーン」
「ピーコックグリーン」
など。
以下に色をご紹介します。
(福田邦夫著『色の名前507』主婦の友社より)
「青緑(ターコイズ)」の一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには、「自由・自分のペース・のびやかさ・解放感・楽しみ・希望・独立心・芸術的」などがあります。
また「自分のペースが乱れてしまい、ペースを取り戻したい時」「疲れていて、少しお休みしたい時」に惹かれることもあります。
淡い青系の色というと、「みずいろ(水色)」「そらいろ(空色)」という表現がよく使われます。
「みずいろ(水色)」は「薄い緑みの青」
少し「黄み」を感じさせる、淡い青。澄んだ水の色を連想させる色です。
「そらいろ(空色)」は、澄んだ空のような「明るい青」
(色名の写真はすべて、福田邦夫著『色の名前 507』主婦の友社のページを写したもの)
実は、「みずいろ(水色)」と「そらいろ(空色)」を比べると、
「水色」の方が、少し「緑」に寄っている。(青に少し黄が混ざっている。)
「空色」の方が、(比較するならば)少し「紫」に寄っている。
という違いがあります。
でも、一般的に「みずいろ(水色)」は、「そらいろ(空色)」も含めた「淡い青の総称」
として使われることも多いですね。
「明るい青系の色」に惹かれるのは、どんな気持ちの時なのでしょうか?
解放感を感じている時。
自立したいと思う時。
希望を感じている時。
飾らず、素の自分・自然体でいられる時、そうありたい時。
リラックスしたい時。
繊細な気持ちになっている時。
現実から離れたいと感じている時。
では、淡い青緑はどうでしょう?
青系の淡い色の中でも、特に「青緑(ターコイズ)を淡くした色」に惹かれるのは、どんな心理なのでしょう?
「青緑(ターコイズ)」の持つ一般的なイメージ・意味
「自由・自分のペース・のびやかさ・楽しみ・独立心・希望」に
薄い色の持つ「明るさ・軽やかさ・解放感」をプラスした気持ち
と言えます。
同時に、「ターコイズ」に惹かれる時のように
自分のペースが乱れてしまい、ペースを取り戻したい時。
疲れていて、少しお休みしたい時。
解放感がほしい時。
に惹かれることもあります。
以前、好きだった色と、最近気になる色が変わった方。
ココロに変化があったのでは?
例えば、以前は「赤・オレンジ・黄」などの「暖色系の色」が好きだったけれど、
今は「淡い青・淡い青緑」が気になるという方。
今、自分のペースを取り戻したい。
ゆっくり自分を見つめたい。
自然体でいたい、素の自分に戻りたい。
以前は、暗い青である「紺色」が好きだったけれど、最近は「淡い青・淡い青緑」に惹かれるという方。
これまでは、自分を律して、真面目に、堅実に、仕事を進めてきたけれど、やっと一段落。
今は、自分の気持ちを解放して、自然体でいたい。
そんな気分なのかもしれませんね。
時々、「惹かれる色」から、あなたの気持ちを見つめてみてくださいね。
色のサポートを受けながら。
今日も素敵な一日を。
< 尚、それぞれの色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>
(文中に使用した塗り絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 文中に使用した色の写真 : 福田邦夫著『色の名前 507 日本の色と外国の色』主婦の友社のページを写したもの / 参考文献 : 末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、内閣府認定 公益社団法人色彩検定協会監修『色彩検定公式テキスト3級編』、山脇惠子著『色彩心理のすべてがわかる本』ナツメ社、高坂美紀著『なりたい自分になるための「色」の掟。』講談社)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー
文中に使用した ぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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