人間関係の基本は家族。家族の関係性も「ぬり絵」で見つめることができます。
以前に投稿したコラムですが、リライトして、掲載させていただきます。 目次1 大人のパーソナリティーの核には「子どもの頃のあなた」が居ます。2 「家…
誰かとコミュニケーションをはかる時。
私たちは、言葉以外の情報から、多くのことを感じ取っています。
「ノンバーバル・コミュニケーション(非言語コミュニケーション)」とは、言葉以外の手段によるコミュニケーションのこと。
一昨日と昨日、年に1回の「色彩心理協会」のイベント「色彩フォーラム」に参加してきました。
1日目、午後のワークショップは
「描くことで響き合う、サイレントカウンセリング体験」でした。
私たちが行っている
「色彩アートセラピー」のワークショップやカウンセリングは
「絵やぬり絵に使った色彩」を通して、心の状態を、参加者と一緒に読み解いていく手法です。
普段は、「図柄や色に表れた心の情報を『コトバ』に置き換えて」
会話をかさねることで、クライアント様が心を整理するためのサポートをします。
でも、今回のワークでは「相手の絵画表現・色彩表現」をベースに
「絵や色だけで会話していく」という手法でした。
その間に「ことば」は、いっさい交わしません。
たまたま隣に座った初対面の方と「絵と色でカウンセリング」という経験をしました。
テーマは「心の境界線(ボーダー)」
それは、こんな流れでした。
A)クライアント役の人が「自分の心のボーダー」を絵で表現
B)カウンセリング役が、Aの絵と「感じている心のボーダー」についての簡単なメモを受け取り、クライアントの表現の上に、「提案」などを「絵・色」で描き足していく
C)クライアント役の人が、その上に「自分の思い」を「絵・色」で描き足していく
D)お互いに「絵・色」の描き足しを繰り返して対話する
私がカウンセラー役の時、実際のワークは次のようなものでした。
ワークのあと、お話を伺ったところ
「私は、『自分の活動を、波紋のように広げていく仲間が欲しかったんだな。』と、描き足しを見て気がついた。ワークを続けたから、最後に『鳥(飛べるということ)』が出てきたよ。」とのこと!
言葉を交わさなかったのですが、絵で対話が出来ていたのですね。
驚きと共に、感動してしまいました。
言葉以外の手段を使って、人は、意識でも無意識でも、情報を発信しているのですね。
五感を研ぎ澄ませて、言葉以外の情報から、その人を感じ取る。
自分以外の他者についてもそうですが
「感覚を鋭くし『自分自身』の心を感じること」ができたら。
自分に優しく、自分をいたわり、自分の本当の気持ちを尊重することができるのではないでしょうか?
自分のココロを感じる時間を、ぜひ大事にしてください。
今日もステキな1日を。
最後までお読み頂きありがとうございました。
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 :「心を元気にする色彩セラピー」末永蒼生著 PHP研究所 )
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
(「色彩学校」認定 色彩アートセラピスト・日本パーソナルカラー協会認定 パーソナルカラーアドバイザー)
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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