人間関係の基本は家族。家族の関係性も「ぬり絵」で見つめることができます。
以前に投稿したコラムですが、リライトして、掲載させていただきます。 目次1 大人のパーソナリティーの核には「子どもの頃のあなた」が居ます。2 「家…
ことばって、何だと思う?
けっしてことばにできない思いが、
ここにあると指すのが、ことばだ。
長田弘(おさだひろし)さんの「花を持って、会いにゆく」という詩の一節です。
先日夜、テレビ朝日の報道ステーションを見ていた時に
古舘伊知郎さんがこの言葉を話していたのが心に残り
調べてみたところ、詩人の長田弘さんの詩の一節であることが分かりました。
ネットで検索して、「青春と読書」という集英社の WEBサイトを見つけました。
対談記事の中に次の様な話が載っていたので、紹介させてください。
長田弘さんと対談している落合惠子さんのことばです。
一年半ほど前、私も、この落合惠子さんと同じ思いを経験しました。
【・・・「ことばって、何だと思う?/けっしてことばにできない思いが、/ここにあると指すのが、ことばだ」-これ、とても大事ですよね。今、わたしたちは、何でも言葉にかえないと落ち着かなくて、そのために既製の手持ちの言葉の中から、出来るだけそれに近い適当なものを見つけ、そこに自分の気持ちを落とし込む、という作業をする。
わたしは、言葉に出来ない思いがあると指すのが言葉なんだと知った瞬間、ちょうど母を亡くした後だったというのもあるんですが、「いいんだ。言葉にしなくていい感情があり、言葉にしなくていいわたしの心という部屋があるんだ」と思えて、とても救われたんですね。・・・(出典:『青春と読書―集英社の読書情報誌』集英社のサイト)】
一昨年8月に、私の母は突然亡くなりました。
実家近くの病院に駆けつけた時に意識は無く、1時間後に母は息をひきとり
感謝の気持ちも伝えられないまま。
亡くなった直後には、ドタバタといろいろなことがあります。
悲しんでいる暇も無い・・・
少し落ち着いた9月終わりの朝。
「感謝を伝えられなかったこと」が、悔やまれていたのですが
突然に「わーっ」って、さまざまな気持ちがあふれてきました。
朝の1時間半の間に、4枚のぬり絵を一気に塗って。
そして、「わーっ」と泣いたら、気持ちが少し落ち着きました。
言葉に出来ない思いを色で外に出したら、楽になりました。
下のぬり絵写真は2枚目と3枚目です。
1枚目と4枚目は、ちょっぴり気恥ずかしくもあり・・・
私の心の「たからもの」として、公開しないでしまっておきますね。
言葉に出来ない思いがある時
言葉以外の表現で、外に出してあげるのが「アートセラピー」。
絵画、音楽、ダンス・・・
特に「色彩表現」を中心にしたものが「色彩アートセラピー」です。
表現することで、心を解放し
本来のバランスを取り戻すためのもの。
誰かに話すと楽になりますよね。
そして、誰かに話さなくても
自分の心を自分が見つけて、自分が受け止めるだけでも、ずいぶん楽になります。
心の中に、上手く表現できない思いはありませんか?
言葉にできない思い、自分の心を感じてあげてくださいね。
そして、表に出してあげてください。
ココロの動きを大切に。今日も素敵な一日を。
< 色には、必ず、ポジティブな側面、ネガティブな側面があります。また、色彩とどのようにつきあってきたか、個人的な経験によって、同じ色にも多様な意味があります。「良い色」「悪い色」というのは、ありません。>
(タイトル&文中に使用したぬり絵絵柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP 研究所、WEB サイト『青春と読書 本の数だけ人生があるー集英社の読書情報誌』)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー
【自分と向き合う時間が欲しい方・自分の気持ちを確認したい方へ「色彩心理」ぬり絵セッション】
会社で「自分らしさ」を発揮できず、楽しくない・・・
これからどうしようか迷っている、働く大人の女性へ。
自分とじっくり向き合う時間を持ちませんか?
色は、体験・記憶、イメージと繋がっていて、惹かれる色は「深層心理が語るもうひとつの言葉」。
あなたなら「最近の自分」を何色に塗りますか?
「ぬり絵」に表れたあなたの本当の気持ちを「通訳」しながらお伝えします。
あなたのココロを「一緒に読み解いて」いきましょう。
色彩から「あなたの答え」を見つけて、「ありたい自分」に一歩踏み出しませんか?
色彩心理をベースとしたワークショップ・セッションで、働く女性を応援しています。
文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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現在の記事: 「けっしてことばにできない思いが、ここにあると指すのが、ことばだ」長田弘さんの詩の一節です。