会社で女性の同僚の嫉妬をかい「敵」にされてしまった。こんな時どうしましょうか？

感情的に「敵」「味方」をつくろうとする女性の人間関係。

水島広子著『整理整頓 女子の人間関係』を読み返しながら
会社員時代の私のことを思い出し
一昨日と昨日のコラムに、女性の人間関係について書きました。
今日はその続きです。

この本の中では、いろいろな女性にみられる「少し面倒くさい部分」について
仮に「女」という書き方をしています。

【いわゆる「女」の嫌な部分
・「女の敵は女」とよく言われるように、自分よりも恵まれた女性に嫉妬し、その足を引っ張ろうとしたり、幸せを奪い取ろうとしたりする。
（中略）
・すぐに群れたがる。「群れ」の中では均質を求め、異質なものを排除しようとする。
・自分は自分、他人は他人、という見方をすることが苦手。自分とは違う意見やライフスタイルを持つ相手を尊重できず、「自分が否定された」とみなし、そういう人を「敵」ととらえる。
・感情的に「敵」「味方」を決め、自分をちやほやしてくれる人には限りなく尽くす一方、自分の「敵」に対しては、とことん感情的に攻撃する。・・・（ 出典：『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版 ）】

私も会社員時代に「敵」にされてしまったことがあります。

私の会社員時代の経験です。
同僚より先に昇格し、上司が、アシスタントの女性を私の下に配属してくれた時のこと。
同僚の嫉妬をかっていました。
しばらく気がつかなかったのですが。
部署内に留まらず他の部署の人たちにも、かなりひどい悪口を広められていたことがあります。

周りの人々が急に冷たくなり、とても驚き、ショックを受けました。
多くの人がストレスを抱えている会社という場所では
誰もが「ストレスのはけ口」を探してしまうのかもしれません。
また、同じ「敵」をつくることで結束する、そんな心理もあるのですね。

あの時は、さすがに辛かったです。

でも、態度を変えずに接してくれた人が何人かいたことが、心の支えになりました。
言い訳をしてまわる気にもならなかったので、淡々と仕事をこなしていました。
そのうちに、時間が解決してくれました。

『整理整頓 女子の人間関係』にも、同様のアドバイスがあります。

【・・・この状況で自分を守ることを考える際、その相手は、悪口を言いふらしている同僚ではありません。職場の他の人たちです。その人達からの信頼を取り戻すことができれば、被害は最小限に防げます。実は、同僚について「悪口を言いふらしている」と周囲の人に言うことは、それ自体が「悪口を言いふらしている」ということになってしまいます。ですから、同僚が言いふらしていることについて反論を試みるよりも、信頼できる人間として仕事をすることの方がはるかに大切です。同僚の言動にこだわらず、淡々と誠実に仕事をしましょう。・・・（出典：『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版）】

「自分と異なる価値観」を否定しない。

ただ、私の場合、その時の反省点として
普段から周りの人達と、もっとコミュニケーションを深めていれば良かったのかもしれないなぁ、と思っています。

私は「グループ行動」が好きではないので、グループ行動は極力しないのですが
仕事を一緒に進めていく仲間として

一人ひとりと信頼関係を築くのは、とても大切なことですね。

また、物事を少しネガティブに捉えがちな同僚については「女度が高かったのかな？」と思う一方
「その存在をもっと尊重すべきだったのかな」と感じています。
心の中で、否定してしまっていたのかもしれません。

「自分と異なる考えを持ち、行動している人を否定をしない」
「自分と異なる価値観を否定しない」
これは、大切なことですね。

女性の人間関係、ちょっとむずかしいけれど。
最初は少しずつ、自分の心地よい距離感を探っていきながら。
自分が心地よく居られる場所を確立していきましょう。

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あなた自身の気持ちを大切に。
今日も素敵な一日を。

（タイトル写真＆文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版）

佑貴つばさ（ゆうきつばさ）「色とココロのコンシェルジュ」

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文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD

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