会社で、女性のグループ行動が苦手。そう思うコトがありますか？

「群れて異質なものを排除しようとする」女性にはそんな特徴が・・・

 

 

会社での「女子の人間関係」むずかしいですよね。
女性が会社を辞める原因のほとんどが、人間関係の悩みだそうです。

 

女性の「グループ行動」を
「やっかいだなぁ」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか？

 

以前に読んだ、水島広子著『女子の人間関係』を、再度読み返してみました。
この本の中では、いろいろな女性にみられる「少し面倒くさい部分」について
仮に「女」という書き方をしています。

 

 

【いわゆる「女」の嫌な部分
・「女の敵は女」とよく言われるように、自分よりも恵まれた女性に嫉妬し、その足を引っ張ろうとしたり、幸せを奪い取ろうとしたりする。
（中略）
・すぐに群れたがる。「群れ」の中では均質を求め、異質なものを排除しようとする。
・自分は自分、他人は他人、という見方をすることが苦手。自分とは違う意見やライフスタイルを持つ相手を尊重できず、「自分が否定された」とみなし、そういう人を「敵」ととらえる。
・感情的に「敵」「味方」を決め、自分をちやほやしてくれる人には限りなく尽くす一方、自分の「敵」に対しては、とことん感情的に攻撃する。・・・（出典：『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版）】

 

そして、「女」の特徴が作られる背景について、こんな記述があります。

 

「選ばれる」という受動的な立場が原因。

 

【もちろん時代は変化してきていますが、伝統的に、そして未だに一般的な傾向として、女性は「男性から選ばれる性」です。かつての女性は自力で社会的地位を築くことなど考えられず、「どの男性に選ばれるか」によって社会的地位が決まっていました。・・・「選ばれる」という受動的な立場に置かれている・・・「女」の特徴の一つである、「すぐに他人と自分を比較する」「他人に嫉妬する」というのは、「選ばれる性」であることに由来します。「誰かが選ばれるということは自分は選ばれない、誰かがほめられるということは自分はほめられない、という相対評価の世界に生きているからです。・・・（出典：『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版）】

 

そんな社会的背景があって。
男性が一般に一人で行動することを問題視しない一方で
女性はグループ行動をしたがるようです。

 

女性には、一人でいると「友達がいないように見えるのでは」
と気にする傾向があるそうです。
長く「選ばれる性」であった「女」としては
一人でいるということは「誰にも選ばれなかった」という見方につながるのだそう。

 

以前、「勝ち組」「負け組」という言葉が流行りましたが。
「勝ち負けの基準」も「選ばれる立場」
そんな背景から生まれていたのですね。

 

意思のある女性として、お互いを尊重できたら良いですね。

 

 

私は、もともとグループ行動が得意ではありません。
会社でも「いつも同じグループでランチに行く」のは避けていました。

 

「ランチにいつも一緒に行くことと、仲が良いことは別」
と感じていたことが理由のひとつ。
「AさんとBさんはいつも一緒にランチに行っているのに、AさんはCさんといる時には、Bさんの陰口ばかり・・・」
そんな光景を、何度か目にすることがあったからでしょうか。

 

もう少し大人になった（！）私が、最近思うコト。

 

友人も仲間もとても大切です。
でも、大切なことと、いつも一緒にいること・時間を束縛することとは全く別の話。
むしろ、お互いの時間を尊重することが
お互いを大切にすることなのでは、と思っています。

 

そして、お互いが必要な時、助けて欲しい時には、声を掛け合って時間を共有する。
それが、素敵な大人の関係性だと感じます。

 

さて
実際に、この考え方を会社の中で実践していくのは、少し勇気がいりますね。
私も会社で、しばらくの間「少し変わった人」と思われていたかもしれません。

 

でも

 

・仕事中は、周囲の人と必要なコミュニケーションを取る
・グループ行動することを否定しない（自分と異なる考えを持ち、行動している人も否定をしない、そんな気持ちが大切です）
・嫉妬されそうなコトは、信頼できない人には話さない
・でも、自分に自信を持って行動する
・自分で自分の時間を楽しむ

 

そんなことを続けていたら
「自分の心地よいあり方」が確立されていきました。

 

そして、「本当に一緒に居たい」と思える同僚が友人となり
プライベートな時間を共有することにつながりました。

 

「会社でグループ行動が面倒くさいなぁ」と思うあなたへ。

 

実際には、いきなり離れるのは難しいかもしれませんね。
最初は少しずつ、自分の心地よい距離感を探ってみてくださ。
（３回に１回は誘いを断る、などから始めるといいでしょう）。
そして、自分が自然体で居られる場所を確保していかれたらいいですね。

 

自分の時間・自分の気持ちを一番大切に考えて。
主体的に行動できるようになっていきましょう。

 

 

あなたの気持ちを、いちばん大切に。
今日も素敵な一日を。

 

（タイトル写真＆文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 文中の本の写真： 『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版 / 参考文献 : 『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版）

 

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文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD

 

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