フランス人はボルドーワインのように歳を重ねる~ワインレッド・バイオレット~

2024.02.13 (火)

~50代で起業した佑貴つばさの「色とココロ」のはなし~

 

「年齢を重ねること」や「失敗すること」をポジティブに捉える

 

 
3月19日の記事「アラフォーで派手なタイツはNG?【前編】」では、私自身の体験として、30代の終わりに華やかなロイヤルブルーのタイツを履いていた時、「もっと若いならいいけどねぇ・・・」といわれたエピソードをお伝えしました。

 
そして、4月2日の記事「アラフォーで派手なタイツはNG?【後編】」では、「自分らしさ」を表現することをためらってしまう女性が勇気をもらえるココ・シャネルのことばとして、次の2つをご紹介しました。

 
ひとつは「かけがえのない人間であるためには、人と違っていなければならない」
「自分の人生は自分で決める」と決意して生きた、ココ・シャネル。生涯を通して「かけがえのない自分」であることを意識し、「他の人と同じことをして安心する人たち」からは遠く離れたところにいました。

 
もうひとつは「退屈よりも、大失敗を選んだの」
ココ・シャネルは、56歳でメゾンを閉めることを余儀なくされ、長い隠遁(いんとん)生活の後、厳しさを承知の上71歳でモード界にカムバックします。カムバックし発表したコレクションショーを酷評された時のシャネルの名言です。

 
◇「アラフォーで派手なタイツはNG?【後編】勇気をもらえるココ・シャネルのことば」はこちらからご覧いただけます。

 
今回は、「年齢を重ねること」と「失敗すること」をポジティブに捉えられるようになる本を2冊ご紹介します。

 

『フランス人は年をとるほど美しい』

 

 
2015年、神楽坂のカフェで開かれた、フランス人女性でエッセイスト・国際ジャーナリスト、ドラ・トーザンさんの出版記念のトークショーに参加したことがあります。
本のタイトルは、『フランス人は年をとるほど美しい』(大和書房)。
 

 
本にサインをお願いしたとき、「25年間フランス企業で働いてきましたが、退社し50代で色彩心理を軸に起業します」と話しかけると、「おお、素敵。年齢? 関係ないね」と心強い返事をいただきました。

 
本の帯を指して、「この色(紫色)どうですか?」と質問されたので、「紫は、ミステリアスな、成熟した、大人の女性の色です」とお伝えしたところ、「バイオレット大好きなの」と、にっこり笑っておっしゃいました。紫の持つポジティブなイメージ・意味である「高貴・優雅・成熟・ミステリアス・芸術的センス」、そんな印象とつながるとても魅力的な女性でした。

 
表紙を開くと右側に「成熟することで、女性は磨かれる」と書かれています。そして、「はじめに」の一行目には「女はボルドーワインと同じ。時間を経て美味しくなる。」とあります。このことば、とても素敵ですよね。
「まるでボルドーワインのような女性だ」というのは、フランスでは最高のほめ言葉だそうです。フランスでは正しく年を重ねた女性が美しいとされ、モテるのだと書かれています。

 
「フランスでは50代の女性がモテる」という話を、私も何度か聞いたことがあります。フランスでは、年齢を気にしたり相手の年齢を聞いたりしないそうです。そういえば、会社員時代、フランスの本社から何人もが度々日本を訪れていましたが、年齢の話をしたことは一度も無かったです。

 
年齢に縛られず自分の基準で、自分らしく生きる女性はカッコいい。ブレない軸を持つ人はそれが外見にも現れて、オーラを纏(まと)っているように魅力的に映ります。もちろん、体力には差があるから、20代の女性と同じ量の行動はむずかしいけれど。年齢を重ねた自分だからできること、誇れることはたくさんあるはず。

 
私も「さまざまなしがらみ」や「自分自身を縛るこだわり」を少しずつ手放し、自分の気持ちを優先して生きている「今の自分」が、いちばん好きです。紆余曲折、上手くいったことも、失敗したことも。嬉しいことも、辛いことも。自分をほめたいことも、ひどくカッコ悪いことも。大人の私たちには貴重な経験があります。「今だからこそ持っているもの」を活かし、自信を持って楽しみながら、大切な時間を過ごしていきたいですね。
 

 
ドラ・トーザンさんの著書『パリジェンヌはいくつになっても人生を楽しむ』(2019年12月発行 学研プラス)も先日購入し、読み始めたところです。こちらの本の帯も「ワインレッド」のような赤紫系の色。読み終えたら、デジタルデンの記事でご紹介させていただきますね。

 

「失敗は、脳の最高のエクササイズ」

 

 
さらに、大人の背中を押してくれる本をもう一冊ご紹介します。
黒川伊保子さんの著書『成熟脳 脳の本番は56歳から始まる』(新潮文庫)。
 

 
大人だからこそ人生を楽しめることに、物理的な理由もありました。脳は年齢によって使命が異なり、「脳の本番は56歳から」なのだそうです。脳科学の視点から次のように書かれています。

 
人の脳は、28年ごとに位相を変えて、
・第1ブロックは「0歳から28歳」。脳は入力装置。世の中のあらゆることを、がむしゃらに知ろうとするインプットの時期
・第2ブロックは「29歳から56歳」。優先順位を決めていく。脳の膨大な数の回路の中から、要らない回路をより分け、必要な回路を知るための期間
・第3ブロックは「57歳から84歳」。本質を知る脳。感性の時期。脳が成熟し、出力の性能の最大期
・第4ブロックは「85歳から112歳」。脳の一部が若返る!

 
とくに、29歳から56歳の間に脳が行う「脳の中の “いらない回路”を見極める作業」が重要だと黒川氏は説きます。
「無駄なところに電気信号が行きやすい状態では、ヒトは他者に翻弄(ほんろう)されやすく、本質を見失ってしまう。要らない回路を捨てることによって、人の思慮は深くなっていく」(出典:『成熟脳』黒川伊保子著 新潮文庫)

 
「もの忘れ」にも、実は理由があったのですね。50代後半から「自分に必要なものに集中できる」、とてもぜいたくな時間が始まるというわけです。これを知ると年齢を重ねる自分に期待が持てて、なんだかワクワクしてきませんか。

 
その要らない回路を見極めるために不可欠なエクササイズが「失敗」
失敗の数だけ、人は失敗しにくくなり、判断に迷わなくなる。失敗が心に痛いほど脳への学習効果が大きく、失敗は、脳をよくするために人生で最も有効な入力なのだそうです。
 

 
私は子どもの頃から、心配性で引っ込み思案。起業してからも、失敗が怖くないと言えばウソになります。新しいことを始めるとき、言い訳をつけて踏み出すのを遅らせてしまうことが、まだまだある気がします。でも、人生をよりよくするために「失敗」は必要なのですね。

 
いかがでしょうか? 毎日を楽しく実りあるものにするために、「チャレンジしてみようかな」という気持ちがあなたにも湧いてきたなら、とても嬉しいです。

 
次回の ”50代で起業した佑貴つばさの「色とココロ」のはなし” もお楽しみに!

 
◇19色それぞれの一般的な意味はこちらから。

 

 
*参考文献 :『フランス人は年をとるほど美しい』ドラ・トーザン著 大和書房、『パリジェンヌはいくつになっても人生を楽しむ』ドラ・トーザン著 学研プラス、『成熟脳 脳の本番は56歳から始まる』黒川伊保子著 新潮文庫、『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版

 
*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。

 
< 本記事は、佑貴つばさがウェブマガジン【作家たちの電脳書斎デジタルデン】に寄稿し 2023/4/16 に掲載された記事を、デジタルデン許可の元に転載したものです >
旧:WEBマガジン「作家たちの電脳書斎 デジタルデン」公式掲載原稿
現:「挑戦者たちの電脳書斎 デジタルデン」 (https://digi-den.net/)

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