大人の女性「きれい色コーデ」のテクニック【Vol.4】着こなし上手な大人に魅せる

2024.02.08 (木)

~わたしを磨く色彩の魔法~

 
今回の記事は、大人の女性が「きれいな色」を着こなすためのテクニックをお伝えする第4回です。

 
【Vol.1】では、3つのテクニック「顔うつりのいい白を見つける」「同じ色を2箇所に散らす」「シンプルな形を選ぶ」
【Vol.2】では、配色「反対色を応用した色の組み合わせ」
【vol.3】では、配色「トップスとボトムスの色」「柄物のコーディネート」
について、お話ししました。

 
今回【Vol.4】では、「着こなし上手な大人に魅せるためのテクニック」についてお伝えします。

 
“ 大人の女性「きれい色コーデ」のテクニック【Vol.1】3つのテクニック ” は、こちらからご覧いただけます。

“ 大人の女性「きれい色コーデ」のテクニック【Vol.2】反対色 ” は、こちらから。

“ 大人の女性「きれい色コーデ」のテクニック【Vol.3】配色 ” は、こちらから。

 

トップスとボトムスの「ボリューム感」を変える

 

 
着こなし上手になるためには、服の「ボリューム感」を考えることも大切です。

 
・「トップスも肩幅・胸幅がピッタリ」x「ボトムスもスリムでピッタリ」の着こなし
または、
・「トップスもゆるゆる」x「ボトムスもワイド」の着こなし
をしている大人の女性をときどき見かけますが、あまりバランス良く見えないことが多いです。

 
・「トップスのボリュームを大きく」x「ボトムスのボリュームを小さく
または、
・「トップスのボリュームを小さく」x「ボトムスのボリュームを大きく」 
というように、
「トップスとボトムスの分量に差をつける」と全体のバランスが整いやすくなります。
 

 
例えば
「大きめの白いシャツを着たら、細身のパンツを履く」
「サイズぴったりのカットソーをトップスに選んだら、ワイドパンツやフレアスカートをボトムスに選ぶ」
こうした組み合わせで、トップスとボトムスのボリューム感に変化をつけてみましょう。

 
また、
トップスのボリュームは、「袖(そで)をロールアップする」ことで小さくできます。
パンツのボリュームは、「裾(すそ)をロールアップする」ことで小さくできます。
手持ちの服を活用できるよう工夫して、ボリューム感を調節してみてください。

 
「トップスとボトムスのボリューム感を変える」。ぜひ、試してみてくださいね。

 

「きちんと」着ない

 

 
いつも装いに、無難な色として「黒、紺色、グレイ、白」などを選んでいるあなたは、もしかしたら、まじめで、上品で、きちんと生活をされている方ではないでしょうか?
それゆえに、服の着こなしも「きちんと感」を大切にされているかもしれません。
 

 
そんな方にも、着こなしのエッセンスとして、少しだけくずして「こなれ感」を出してみることをオススメします。
たとえば、こんな風です。

 
・ストールやスカーフを「左右アンバランス」に巻く
・トップスの袖やパンツの裾をロールアップする(手首や足首を見せれば、着やせ効果も引き出せます)
・セーターの裾から、シャツを出す
・大きめのバングルを着けてみる
・エレガントなフレアスカートに、スニーカーを合わせる
・ツイードのお出かけ用ジャケットに、デニムのボトムスを合わせる
・ロールアップしたジーンズに、パンプスを履く

 
こなれた感じを演出すると、さらにオシャレ度がアップして見えるでしょう。

 

1点だけは、上質なものを身に着ける

 

 
「高級ブランドのスーツを着て、高級ブランドのバッグを持ち、高級ブランドの時計を着ける」というスタイルを好む方もいますが、私はコーディネートのすべてに「高級品」を選ぶ必要は無いと考えます。
けれど、アラフォー以上の大人の女性は、「すべてがチープな感じ」にならないよう、心がけましょう。

 
「人は見た目より中身」。それは、本当にその通りなのですが、中身の素晴らしさが相手に伝わるまでには、少し時間が掛かります。
初対面、あるいは、お互いの関係性がある程度深まるまで、「見た目」はとても大事。外見が相手に与える印象は大きく、その第一印象は、しばらく相手の記憶に残ります。

 
大人の女性は、自分のコーディネートのどこか「1点」に「上質なもの」を取り入れてみましょう。相手も「それなり」に対応してくれる可能性が高まりますし、あなたの自信にもつながるでしょう。
そうして、「上質な外見に見合うように」と、「自分の立ち居振る舞い」や「内面」も、「上質なもの」になっていくと思います。
 

 
【Vol.1】から【vol.4】までお読みいただき、いかがでしたか?
これまでと違う色や着こなしにチャレンジする気持ちは、湧いてきましたでしょうか。
小さな冒険心を持って新しい装いを試しながら、ぜひ「新しい自分」を発見してくださいね!

 
「私を磨く色彩の魔法」次回もお楽しみに!

 
*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。

 
*参考文献 :『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版

 
< 本記事は、佑貴つばさがウェブマガジン【作家たちの電脳書斎デジタルデン】に寄稿し 2022/10/16 に掲載された記事を、デジタルデン許可の元に転載したものです >
旧:WEBマガジン「作家たちの電脳書斎 デジタルデン」公式掲載原稿
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