好きな色の心理・意味「明るい色と暗い色の違いは?」<前編>

2024.02.08 (木)

~わたしを磨く色彩の魔法~

 
今回は「色の明るさ・暗さ」と「心理」との関係についてお伝えする記事の<前編>です。

 

惹かれる色は「深層心理が語ることば」

 

 
あなたが好きな色は何色ですか? 最近なぜか気になる色はありますか? 「昔、好きだった色」と「今、惹かれている色」は同じでしょうか、変わったでしょうか。以前は好きではなかったのに、今はその色ばかりにこだわっていたり、気づいたら身の周りに増えていたり。そんな色がありませんか?

 
「惹かれる色」は心の深いところからのメッセージ。「深層心理が語ることば」ともいえます。気になる色が、自分の意識では気づいてない心の変化を教えてくれることがあるのです。

 
色は人の体験や記憶と結びつきやすく、私たちは無意識にも、色にイメージや「自分にとっての意味」を重ねて見ています。人がある色に惹きつけられる大きな理由は、その色とその時の気持ちがマッチしているから。「自分の気持ちを代わりに語ってくれる色」「自分を支えてくれる色」「足りないものを補ってくれる色」を、私たちは無意識に選んでいます。
 

 
あなたが「惹かれる色」は何色ですか? ずっと「一つの色」に惹かれている方は、心の中に変わらない一つの思いがあるのかもしれません。惹かれる色が変わった方は、心に変化があったのかもしれません。その色はどのような気持ちを語っているのでしょうか。

 
デジタルデン「私を磨く色彩の魔法」記事の中で、「ピンク、黄色&オレンジ、白、ターコイズブルー、紫&ラベンダー、ベージュ、緑、青、マゼンタ、ゴールド&シルバー、赤、グレー、空色&水色、紺色&ロイヤルブルー、黄緑、茶色、黒」それぞれにつながる心理を解説していますので、ぜひ参考になさってくださいね!

 
赤、黄色、緑、青・・・それぞれの色につながるイメージ・意味や心理があるのに加えて、赤系の色でも明るい「ピンク色」と暗い「れんが色」、青系の色でも明るい「空色」と暗い「紺色」では、つながるイメージ・意味、心理が異なります。その違いを次の項でお伝えしますね。

 

「明るい色」は、解放感や優しさのイメージ

 

 
「水彩絵の具で絵を描く」と想像してください。絵の具の「赤」に「白」を混ぜると、色は明るくなって「ピンク色」になります。「赤」に「黒」を混ぜると、色は暗くなって「れんが色」のような赤みを帯びた茶色になります。「ピンク色」と「れんが色」は同じ赤系の色ですが、明るさが大きく異なるので、つながるイメージ・意味や心理も変わります。同様に「空色」と「紺色」とでは、つながるイメージ・意味や心理が変わります。

 
色の「明度(めいど・明るさの度合いのこと)」は、見た目の「軽さ・重さの印象」に影響を与えて、明るい色は「軽そうに」見え、暗い色は「重そうに」見えます。

 
明るい色は、その「軽さ」のイメージとも重なって、一般的には「解放感・軽やかさ・幸福感・やわらかさ」や「希望」などのイメージとつながることが多いです。また、とくに薄い、淡い色は「優しさ」のイメージと結びつきやすいです。そして、薄い、淡い色に「解放されたい気持ち」「現実から逃避したい気持ち」や「誰かに頼りたい気持ち」が投影されることもあります。
 

 

 
さらに、「色相(しきそう・色みの性質のこと)」別にみるとこんな特徴があります。

 
◇「赤・オレンジ・黄」など「暖色系の色」が明るくなると「喜び・安心感・リラックス感」などにつながりやすい
◇「青」を中心とした「寒色系の色」が明るくなると「自立・オープンマインド・自由」などにつながりやすい
◇「中性色系の色」の中で「緑」が明るくなると「健康・リフレッシュ・リラックス感」などにつながりやすい
◇「中性色系の色」の中で「紫」が明るくなると「癒し・再生・繊細さ」などにつながりやすい
 

 
いかがでしょう? 「最近、明るい色ばかりに惹かれるなぁ」という方、「ピンとくるキーワード」がありましたか? 惹かれる色を通して、心の声を聴いてみてくださいね!

 
次回「好きな色の心理・意味 明るい色と暗い色の違いは?<後編>」では、「暗い色につながる心理」と「惹かれる色の明るさが変わったときの心理」についてお伝えします。お楽しみに!

 
*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。

 
*参考文献 :『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版

 
< 本記事は、佑貴つばさがウェブマガジン【作家たちの電脳書斎デジタルデン】に寄稿し 2022/6/12 に掲載された記事を、デジタルデン許可の元に転載したものです >
旧:WEBマガジン「作家たちの電脳書斎 デジタルデン」公式掲載原稿
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