コミュニケーションに効く「黄色・オレンジ」

～わたしを磨く色彩の魔法～

黄色とオレンジは「コミュニケーションカラー」

連載2回目の今回は、楽しく会話ができるようになる色「黄色」「オレンジ」についてお伝えします。
 
新しい生活がスタートする季節。人の集う場所で「初対面の方とも上手にコミュニケーションをはかりたい」。
そんな時にも「色のチカラ」を借りることができます。
ぜひ、あなた自身も会話をしている相手の方も、明るく、楽しくなる色を身に着けてみましょう。

「黄色」の効果

 
まずは「黄色」の効果について。
 
私も実はちょっと人見知り。それで、明るい気持ちで話したい時、緊張せず楽しく会話をしたい時に「黄色」を身に着けて、色のチカラを借りることが多いです。
 
黄色につながる一般的なイメージ・意味の中で、ポジティブなものには「希望・期待・好奇心・意欲的・喜び・憧れ・無邪気」などがあります。少しネガティブなものには「甘え・さびしさ・神経質」などがあります。
 
黄色を身に着けると、周りの人に「明るく楽しい人」「守ってあげたい人」という印象を与えます。着ている本人も明るい気持ちになって、いつもより「おしゃべりに」なったりします。
 
そして、見ている相手の「緊張感をほぐす」ことにもつながる色。それで、黄色を身近に取り入れると会話がはずむようになるのです。
 
また、黄色は赤やオレンジと共に、注目して欲しい時にも効果がある色です。「ここぞ」という時に、服の色に選んだり、小物で取り入れたりしてみてくださいね。

「オレンジ色」の効果

 
オレンジも「コミュニケーション力」をアップさせてくれる色です。
 
オレンジは、暖色系の色（赤・オレンジ・黄色など）の中でも、最も「あたたかさ」を感じさせる色。また、「親しみやすさ」につながる色でもあります。
 
オレンジ色の持つ一般的なイメージ・意味の中で、ポジティブなものには「元気・活発・冒険心・向上心・陽気・社交的・カジュアル」などがあります。少しネガティブなものには「落ち着きがない・わがまま・自己アピール」などがあります。
 
オレンジが身近にあると、心があたたかくなり、元気になれます。ポジティブな気持ちにつながりやすい色なのです。
 
オレンジを身に着けていると、周囲に「陽気で、親しみやすい印象」を与えると同時に、周囲を惹きつけることもできます。楽しく、フレンドリーにコミュニケーションをはかりたい時は、ぜひ身近に取り入れてみてください。
 
さらにオレンジは「仲間意識」を強めてくれる色とされています。チームで企画を進めていく時に、メンバーで「オレンジ色の小物」を揃えるのもオススメです。

「黄色」や「オレンジ色」を身に着ける時に

プライベートなパーティーや交流会では、気持ちに合わせて「色」を積極的に身に着けて、自分を表現できると楽しいですよね。プライベートな時間であれば、少し「派手」と感じる色でも、自分が惹かれる色を臆せず取り入れてみてください。
 
私は、会社員時代には「黄色」を着ることがほとんどなかったのですが、最近は気持ちにも合っていて頻繁に身に着けています。新しい色を取り入れる時、初めは少し躊躇があるかもしれません。けれど、「色」には、どんどん慣れていくので大丈夫です。
 
これまで身に着けてこなかった色でも、「着てみようかな」と心が惹かれたら、ぜひチャレンジしてください。色は感情とつながっています。見た目の印象も変えてくれます。気づかなかった「新しい自分」「新しい魅力」を発見してくださいね。
 
仕事で「色」を身に着ける時に、「全身がビビッド（鮮やか）な黄色やオレンジ」だと、派手すぎる印象になることがあるかもしれません。まずはTPOにあわせて、スカーフやアクセサリー、ネクタイやポケットチーフなど「小さな面積」で取り入れてみるのもいいでしょう。文房具やスケジュール帳、スマホカバーといった小物で、色を取り入れるのもオススメです。
 
新しい環境、新しい出会い。「色の魔法」を使いながら、楽しくコミュニケーションをはかってくださいね。
 
今回は「黄色とオレンジの効果」についてお伝えしました。次回も楽しみにしていてください。
 
＊色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ･意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。
 
＊ 参考文献 :『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版 ）
 

< 本記事は、佑貴つばさがウェブマガジン【作家たちの電脳書斎デジタルデン】に寄稿し 2021/4/18 に掲載された記事を、デジタルデン許可の元に転載したものです >
旧：WEBマガジン「作家たちの電脳書斎 デジタルデン」公式掲載原稿
現：「挑戦者たちの電脳書斎 デジタルデン」 (https://digi-den.net/)

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