人間関係の基本は家族。家族の関係性も「ぬり絵」で見つめることができます。
以前に投稿したコラムですが、リライトして、掲載させていただきます。 目次1 大人のパーソナリティーの核には「子どもの頃のあなた」が居ます。2 「家…
色彩心理のワークショップやセッションを行うとき。
クレヨンや色鉛筆をつかって、参加者の方に、塗り絵で色彩表現していただき、色に表れた心の声を、私が「通訳して」お伝えしながら、心を整理していきます。
まず、「自分の状態」を確認するために、心の状態を確認しやすい図柄の塗り絵をつかって、自己表現します。
自分の状態がわかったところで、今度は、「より深く自分を見つめる」または、「心を上向きにする」ための表現をする、セカンドステップの流れです。
そんな私自身も、心が落ち着かないときには、自分で自分を、塗り絵で色彩アートセラピーします。
「色の意味が分かっていても、自分で自分をセラピーできるんですか?」と、聞かれることがよくあります。
実は、できるんです。
それは、「無意識の力」が、強いからです。
たとえば、意識して、意図して、「心に沿わない色」を塗っていたとしても、途中で違和感を感じて、少し気持ちが苦しくなってきたりします。
それで、心が惹かれる色を、塗りたくなってきます。
セッションを受けてくださった方々も、始めは意識して、色を塗っていたとしても、ふとした瞬間に、「無意識に選んだ色」を塗ったり、また、「無意識に何かを描き足したり」されます。
12月14日のコラムに書いたのですが、「色彩学校」の先輩修了生 K さんのエピソード。
ワークショップに参加された女性のお一人が、「ご自身の悩んでいる気持ちを知られたくないから」と、意図的に「明るい色」を選んで、「塗り絵」をされたそうです。
ところが、 K さんが、その女性の「塗り絵」を見た時には、意図的に使った「明るい」色ではなくて、隅の方に塗られていた「暗いグレー色」がとても気になったそう。
K さんが、女性にそれを伝えたところ、「気がつきませんでした。そこは無意識でした!」とおっしゃったそうです。
彼女の「無意識」は、嘘がつけなかったのですね。
また、私のワークショップに参加してくださったある女性。
ご自分のエネルギーがとても強いのが分かっているので、日々、「白・黒・グレー」の洋服など「無彩色」を取り入れるようにして、ご自身の強い気持ちを抑えていたそう。
「塗り絵」をしたときにも、始めは「グレー」を塗っていらしたのですが、途中から「オレンジ」を塗り始めました。「途中で苦しくなってきた。」のだそうです。
また、ある男性の方。
「最近の自分」を表現するとき、初め「腕の部分」を塗っていなかったのですが、「塗り残したところはありませんか?」と伺った時、あわてて「腕」の部分を「赤」で、「ぐるぐる」と塗られました。
「腕を赤く塗られましたが、疲れていませんか?」と伺ったところ、「忙しくて、ずっと PCを使っていたので、疲れています。その色は、無意識でした!」とおっしゃいました。
それくらい、「無意識」って、強い力を持っているものなのです。
「無意識」に人は、日々、様々な思いを閉じ込めて生活しています。
でも、時々、モヤモヤと、表に出てこようとします。
そんな時は、時間をとって、心の奥に押し込んだ、あなたの気持ちと向き合ってみてくださいね。
あなたの感情を大切に。
今日も素敵な一日を。
最後までお読みいただきありがとうございます。
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 末永蒼生著「心を元気にする色彩セラピー」PHP研究所)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」(「色彩学校」認定 色彩アートセラピスト・日本パーソナルカラー協会認定 パーソナルカラーアドバイザー・日本メンタルヘルス協会 基礎心理カウンセラー・文部科学省認定 色彩能力検定1級)
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