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「活動モード」と「リラックスモード」の切り替えにも、色のチカラを借りてみましょう。
色は自律神経にも働きかけます。
昨晩、TBS の番組で「自律神経」についての特集が組まれていました。
その中で、赤い部屋と青い部屋をつかった実験により
「色が自律神経にも影響を与えること」が示されていました。
今日はその話です。
まず、自律神経についてですが、
【自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。その2つのバランスをそこなうのが「自律神経の乱れ」です。不規則な生活やストレスによって自律神経の働きが乱れると、体の器官にさまざまな不調が現われます。(出典:武田薬品工業株式会社「タケダ健康サイト」)】
番組の中で、6名の方に対して「色が自律神経に与える影響」についての実験が行われました。
赤い部屋に入った時と青い部屋に入った時の
自律神経の変化を調べるというもの。
「活動モードの交感神経」と「リラックスモードの副交感神経」の
バランスが計測されました。
そして、
「赤い部屋に居ると、交感神経が優位になる」
「青い部屋に居ると、副交感神経が優位になる」
という実験結果が示されました。
「赤」は、身体を緊張させます。
筋肉を収縮させ、血圧・脈拍を上昇させ、活動モードにします。
これは、進化の過程で人間が獲得した反応だと言われています。
赤は「血」を連想させます。
狩りを行っていた時代、「血」の赤は、獲物を手に入れる、または、逃げるという
生命に結びつく活動を準備させる色だったからではないか、と考えられています。
反対に「青」は、身体を弛緩させ(ゆるめ)ます。
「青」は、空や海を連想させます。
大きな海や広い空を見ることは、心を鎮めることにつながっていたのかもしれません。
さて、興味深いのは「目隠し」をして行った同じ実験でも
赤と青が自律神経に作用していたことです。
目隠しをして行った実験でも、赤と青が自律神経に作用していました。
番組の中で、6名の被験者について
アイマスクで目隠しをして、同様に「赤い部屋と青い部屋を体験する実験」を行いました。
すると、6名のうち4名の方について、目隠しをしても同じ反応。
赤い部屋で交感神経が優位になり、青い部屋で副交感神経が優位になる
という結果が表れました。
「目で見なくても、身体が色を感じ反応していた」ことになります。
「色」の違いは「波長」の違い
私たちが色の違いを感じるのは「光の波長」の違いを感じているからです。
それぞれの物体は「光 = 電磁波」の中で「特定の波長の光を反射」しています。
反射している光の波長(振動数)が異なるため、私たちは、色の違いを感じられます。
(人に色を感じさせる領域 = 可視光線 = 赤から紫のグラデーションの中で、波長の長いのが赤、短いのが紫です)。
目から入った光の刺激を脳で感じて、色の違いを識別しています。
目隠しをしても色を感じるのは
体がこの「波長の違い」を感じ取っているから、だと考えられているんです。
活動的になりたい時には「赤」
リラックスしたい時には「青」
服や身近なところに取り入れてみましょう。
(尚、血圧の高い方は、赤を取り入れる時には注意なさってくださいね。)
色は、カラダにもココロにも作用します。
「自分がその時に惹かれる色・必要な色」を上手に活用して
ココロもカラダも心地よくしてあげてくださいね。
今日も素敵な一日を。
最後までお読みいただきありがとうございます。
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、山脇惠子著『色彩心理のすべてがわかる本』ナツメ社、武田薬品工業株式会社「タケダ健康サイト」)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
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