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7色の野菜、それぞれが異なるパワーを秘めています。 ~フィトケミカルの話~
9月16日のコラムで、インドの「アーユルヴェーダ」や中国の「五行思想」から、「取り入れる色と体調の関係」について、少し触れました。
今日は「フィトケミカル」と「野菜の色」の話。
人間に欠かせない五大栄養素「炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル」に加えて、第六の栄養素と言われるのが「食物繊維」
そして、第七の栄養素として注目されているのが「フィトケミカル」です。
「フィトケミカル」を調べてみると、
【野菜や果物が自分自身を太陽の紫外線などから守るために持つフィトケミカルには、強い抗酸化作用があり、私たちの体の中でも、同じ様な働きが期待されています。(出典:『病気にならない魔法の七色野菜』中村丁次監修 法研)】
【一般的に、「通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物」を意味する用語・・・フィトケミカルは必須栄養素とは異なり、通常の代謝には必要ではなく、摂取しなくとも欠乏症が起こることはない。・・・フィトケミカルの多くは果物や野菜の色素や辛味成分であり、抗酸化剤としても用いられ、体内では抗酸化物質として作用する。(出典:「フリー百科事典ウィキペディア」)】
(上添写真『病気にならない魔法の7色野菜』中村丁次監修 法研 の表紙を写したもの)
野菜の色は、それぞれの野菜に含まれる「フィトケミカル」に由来しています。
抗酸化作用のある「フィトケミカル」
色により含まれるものが異なりますが、『病気にならない魔法の七色野菜』によると以下の通りです。
ご参照ください。(それぞれの効果については、別のコラムにて)
◆赤系の野菜には「リコピン」「カプサンチン」
◆オレンジ系には「プロビタミンA」「ゼアキサンチン」
◆黄色系には「ルティン」「フラボノイド」
◆緑色系には「クロロフィル」
◆紫色系には「アントシアニン」
◆黒色系には「クロロゲン酸」
◆白色系には「イソチオシアネート」「硫化アリル」
(参考文献:『病気にならない魔法の七色野菜』中村丁次監修 法研)
ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」に視覚機能を高める働きがあること
トマトに含まれる「リコピン」に生活習慣病の予防効果が期待されていること
ニンジンに含まれる「プロビタミンA」が免疫力を高めること
などはよく知られていますよね。
人が感じる色の違いは、「光の波長の長さ(振動数)」の違いによります。
人に色を感じさせる領域(可視光線 = 赤から紫のグラデーション、虹の色です)の中で、波長の長いのが赤、短いのが紫です。
色彩の刺激は、大脳で記憶と結びついて感情に働きかけますが、「色彩の振動」が皮膚から身体に直接働きかける、とも言われています。
身体を組織する「元素の振動数」と呼応するのですね。
野菜の色それぞれが、体に様々な効果をもたらすことも、理解できますね。
それぞれの色、バランス良く取り入れてみましょう。
体と心のバランスを保つために、毎日の食事にも気を配れると良いですね。
色のパワーを取り入れて。ココロもカラダも健康に。
今日も楽しい一日を!
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 文中の写真 : 『病気にならない魔法の7色野菜』中村丁次監修 法研/ 参考文献 : 『病気にならない魔法の7色野菜』中村丁次監修 法研、『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『ピンクの秘密』野村順一著 文芸春秋、『フリー百科事典ウィキペディア』)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
(「色彩学校」認定 色彩アートセラピスト・日本パーソナルカラー協会認定 パーソナルカラーアドバイザー・日本メンタルヘルス協会 基礎心理カウンセラー)
色彩心理をベースとしたワークショップ・セッションで、働く女性を応援しています。
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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