働く女性の人間関係、ぬり絵をすることで見つめられるのは、なぜ?
目次1 色を通してココロの声を聴く。2 色と色との関係性。3 「配色」から人間関係を見つめる。 色を通してココロの声を聴く。 前回のコラムで、「な…
昨年春、書店で目に止まった写真の本
『整理整頓 女子の人間関係』
精神科医の女性、水島広子さんの著書です。
「そういえば、アラフォーの頃、会社の人間関係に悩んで体調を崩したこともあったなぁ」
と当時のことを思い出し、購入しました。
実は、一年半「ツンドク(積ん読)」状態でしたが
改めて、読んでみようと思いました。
私は、今年春、25年間勤務した会社を退社しました。
やりたいコトが見つかり
そこに向かって進み始めた数年前からは
人間関係に悩むこともグッと減りました。
それで、自分にとっては緊急度が低く、しばらくこの本を放っておいたのですが。
ふと思い出し、連休中に読んでみたのです。
女性が、対人関係で抱えやすい悩みについて
ケースごとに具体的な対応方法が書かれていて興味深く
渦中にある女性にとって、役に立つ本だと感じました。
とくに、「とりあえずの対処法」と「本当の意味での良い関係を築く方法」が
両方書かれているのが良いと思います。
コラムで、少しずつ紹介していきますね。
この本の中では、女性にみられる「少し面倒くさい部分・一連の困った特徴」について
仮に「女」という書き方をしています。
それは
・比べたがる、張り合ってくる。
・「敵」「味方」を作りたがる。
・「形ばかりのつながり」を求める、群れたがる。
・「自分は自分、他人は他人」ができない。
・演じる、恋愛で変わってしまう。
などなど・・・
全ての女性にあてはまることではなく
その強さにも違いがあると思いますが
「確かに・・・」と感じる部分がたくさんありました。
もちろん、私自身も含めて。
なぜこんな特徴が作られるのか、について
こんな記述がありましたのでご紹介します。
【もちろん時代は変化してきていますが、伝統的に、そして未だに一般的な傾向として、女性は「男性から選ばれる性」です。かつての女性は自力で社会的地位を築くことなど考えられず、「どの男性に選ばれるか」によって社会的地位が決まっていました。・・・「選ばれる」という受動的な立場に置かれている・・・「女」の特徴の一つである、「すぐに他人と自分を比較する」「他人に嫉妬する」というのは、「選ばれる性」であることに由来します。「誰かが選ばれるということは自分は選ばれない、誰かがほめられるということは自分はほめられない、という相対評価の世界に生きているからです。・・・「選ばれる性」である「女」は、どうしても「相手からどう思われるか」というところに目がいきます。・・・(出典:『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版)】
相手の中の「女」の部分、自分の中の「女」の部分。
それを「癒していく」こと、そして「手放すこと」が必要だと説かれています。
「手放すことの気持ちよさをどんどん体験しよう!」と。
「受動的な人生から、能動的な人生に変えていくこと」
「自分の領域・意見・ライフスタイル、他者の領域・意見・ライフスタイルを尊重すること」
「自分のほんとうの気持ちを大切にすること」
私も、これらは女性がさらに幸福を感じるためのキーだと思っています。
他の女性、他の人と同じにする必要もありません。
自分自身が一番心地よい「ありかた」を自分の心で選択すればいいのです。
あなたの毎日は、あなたが創っていくもの。
あなたらしい幸福を感じながら、一歩ずつ歩いていかれたらいいですね。
今日も素敵な一日を!
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 文中の本写真 : 『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版 / 参考文献 : 『色彩学校 色彩心理総合科 テキスト』末永蒼生監修、『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP 研究所、『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
(「色彩学校」認定 色彩アートセラピスト・日本パーソナルカラー協会認定 パーソナルカラーアドバイザー・日本メンタルヘルス協会 基礎心理カウンセラー)
色彩心理をベースとしたワークショップ・セッションで、働く女性を応援しています。
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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