働く女性の人間関係、塗り絵をすることで見つめられるのは、なぜ?
前回のコラムで、「なぜ、塗り絵をすることでココロが整理できるのか?」書きました。 「色彩アートセラピー」では、「言葉にならないあなたの気持ち」を、…
10月13日からのコラムでご紹介している、水島広子著『整理整頓 女子の人間関係』
この本の中では、女性にみられる「少し面倒くさい部分・一連の困った特徴」について
仮に「女」という書き方をしています。
それは
・比べたがる、張り合ってくる。
・「敵」「味方」を作りたがる。
・「形ばかりのつながり」を求める、群れたがる。
・「自分は自分、他人は他人」ができない。
・演じる、恋愛で変わってしまう。
などなど・・・
それは
「女性がこれまで、社会的に『選ばれる』という受動的な立場に置かれ、『誰かが選ばれるということは自分は選ばれない、誰かがほめられるということは自分はほめられない』という相対評価の世界に生きていることから生じた特徴」
だと書かれていました。
今日は、自分の中の「女」の部分をみつめてみましょうか。
『CHAPTER 1 なぜ「女の敵は女」なのだろう』の中に、次のような記述がありました。
【他人の足を引っ張る「女」 自分自身が女性であるが故に何かを我慢した人は、その被害者意識から、我慢していない女性を「許せない」と感じることも少なくありません。「女の敵は女」と言われる現象の一部はここから生じています。・・・一般に、自分が「べき」で縛られている人は、他人のことも「べき」で縛りたがるものです。・・・(出典:水島広子著『整理整頓 女子の人間関係』)】
もしも
「どうも好きではない女性」のタイプがあるとしたら
あなたは何かを我慢したりしていませんか?
私自身の話を少し。
かつて、私にはずっと「苦手に感じる女性のタイプ」がありました。
それは、「自己アピールが上手な女性」と「人にモノを頼む女性」
そんな女性のイメージは、私にとって「オレンジ色」
それで、オレンジ色も、長い間とても苦手でした。
「女性だから」というのとは少し違いますが
私はとても真面目な両親に「控えめでいなさい。人に迷惑をかけてはいけません」と言われて育ちました。
それで、社会人になってからも
「あまり自分を前に出さないように。人になるべくお願いしないように」
気をつけて生活していたのです。
心の中に「自己をアピールしたい気持ちや、助けてもらいたい気持ち」を押し込んでいたのです。
だから、自分が我慢していることを普通にしている女性が、「イヤ」だと感じてしまったのですね。
自分の心の奥が刺激されていたのです。
そのことに気づいてから。
「オレンジ色」も、「オレンジ色をイメージさせる女性」も受け入れられるようになりました。
「羨ましい気持、嫉妬」は
自分が「やりたい」「今は出来ていないけれど、可能性がある」と思う時に生じる感情。
もしも、他の女性に対して「嫌い。許せない」という感情が沸いてしまったら
「心の中に押し込んでしまったあなたの願望がないか?」自分の心と対話をしてみましょう。
そして、自分の中の「女」の部分を癒してあげましょう。
受動的な人生から、能動的な人生に。
そして「人から幸せに見える女性」ではなく
「自分が幸せを感じている女性」に。
今日も自分の気持ちを大切に。素敵な一日を。
<「オレンジ色」の一般的なプラスのイメージ・意味には、「元気・活発・冒険心・向上心・積極性・陽気・カジュアル・温もり」など。マイナスのイメージ・意味には、「わがまま・自己アピール・落ち着きがない・かまわれたい・甘え・依頼心・安っぽい」などがあります。>
<尚、それぞれの色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません>
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 文中の本写真 : 『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版 / 参考文献 : 『色彩学校 色彩心理総合科 テキスト』末永蒼生監修、『整理整頓 女子の人間関係』水島広子著 サンクチュアリ出版)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
(「色彩学校」認定 色彩アートセラピスト・日本パーソナルカラー協会認定 パーソナルカラーアドバイザー・日本メンタルヘルス協会 基礎心理カウンセラー)
色彩心理をベースとしたワークショップ・セッションで、働く女性を応援しています。
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。
現在の記事: 『女子の人間関係』- 4 – 他の女性の言動が気になる?あなたは何かを我慢しているのかもしれません。