恐れ・不安の感情は、5億年前からあったんです! – 感情は生きるための能力
目次1 なぜ、「感情」があるのでしょう?2 「感情(情動)」は「生きるための能力」3 ネガティブな「感情(情動)」は、どんなことを知らせてくれるのでしょう?4 …
一昨日と昨日は
色彩アートセラピストの資格を取得した「色彩学校」で
初級クラスでのインターン研修の最終日でした。
初級はまず
「自分自身をじっくり見つめる『自分研究』」の為のクラス。
5月の終わりから約半年間、同じクラスでお手伝いをしながら
皆さんの心の変化を間近に感じられる、貴重な機会をいただきました。
なぜ、「自分自身とじっくり向き合うこと」に時間をかけるのか?
それは「自分自身の心の中に未解決の問題」があると
その問題を「他者を通して解決しようとしてしまう」から。
昨日、「色彩学校」主宰者の末永蒼生氏の講義の中に
印象深いお話がありましたので、シェアさせて頂きます。
それは
「怒り」の感情はとても大切なものだということ。
(もちろん、その感情をダイレクトに相手や第三者にぶつけて良いということではありませんが)
「怒り」は、「自分自身を大事にするがゆえにおこる感情」で
自分を傷つけられた時に湧いてくるものだそうです。
だから、ちゃんと感じてあげなければならない、大切な自分のココロの一部なのです。
でもとくに
子どもの頃に「怒りの感情に気づかない振りをした」「怒りを表明できなかった」場合には
その感情が心の奥にずっと残ったままになっています。
大人になってから、誰かに対して感じる、強い怒り。
実はそれは
「あの時傷つけられたのに、怒りを表明しなかった自分」に対する怒りや
「自分の気持ちを大切にしなかった、自分を否定した最初の一人が自分だった」ことに対する怒り
なのだそうです。
そして、怒りの感情に気づかない振りをしている限り
「他者に投影する自分への怒り」は止まないのです。
「怒り」や「嫉妬」など、他者に対するネガティブな感情は
実は「自分の中の未解決なモノ」を投影させています。
まず、自分のネガティブな感情に気づき、解放してあげましょう。
自分の「イヤ」な部分を感じるには、勇気もエネルギーもいります。
けれども、自分と向き合うのは大事なこと。
人によっては、とても辛い時間になるかもしれません。
自分にとって無理のないタイミングで。
心を静かに見つめる時間が持てたら良いですね。
「色彩表現」で
無意識に溜めこんだ、さまざまな感情を外に出してあげる方法も有効です。
「クレヨンやサインペンなど、力を込めて表現できる画材」を使って
ぬり絵に、思いっきり色を塗り「発散」します。
初めは「意識して」色を使っていても
だんだん「無意識に」塗れるようになっていきます。
すると、塗った後、心が軽くなります。
ご自宅では、ぬり絵が無い場合には、画用紙などに、気持ちの赴くまま思いっきり色を塗ってみてくださいね。
ネガティブな自分の感情も大切に。
今日も、素敵な一日を。
最後までお読み頂きありがとうございました。
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『色彩学校 色彩心理総合科 テキスト』末永蒼生監修)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
(「色彩学校」認定 色彩アートセラピスト・日本パーソナルカラー協会認定 パーソナルカラーアドバイザー・日本メンタルヘルス協会 基礎心理カウンセラー)
色彩心理をベースとしたワークショップ・セッションで、働く女性を応援しています。
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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