「役割」から自分を解放する。ドラ・トーザン氏のトークショーより(2)
4年ほど前に出合った書籍のこと。 素敵な内容なので、改めて紹介させていただきます。 著者、ドラ・トーザン氏のことばに、背中を押してもらえると思います。 &nbs…
先日、ある企業様にて「色彩アートセラピー」ワークショップを開く、ありがたい機会をいただきました。
ご参加いただいた女性は、皆さん同じフロアで仕事をされている方々です。
とても仲が良く和やか。優しい空気に包まれていて、私もとても幸せな気持ちになりました。
経営側である女性の方がおひとり、社員の方とご一緒に参加してくださいました。
上品で素敵な大人の女性です。
地位があるのに謙虚でいらして。
私にもとても丁寧に接してくださり、とっても素敵な時間になりました。
皆さんが幸せに働ける職場をつくっていらっしゃるのだなぁ、と感じました。
その女性は「紫のジャケット」に「アメジストのネックレス」を身につけていらっしゃいました。
とてもよくお似合いでした。
「大人の紫色」にまつわるエピソード。
フランス人女性、エッセイスト・国際ジャーナリスト、ドラ・トーザンさんの著書『フランス人は年をとるほど美しい』の出版記念トークショーに参加した時のことを、今年7月コラムに書きました。
その本の帯の色は「紫」。
本の装丁には、「赤紫(フューシャ)色」の摸様。
頂いた名刺のデザインにも、紫と赤紫が使われています。
「ヴァイオレット大好きなの。」とおっしゃっていたコトを思い出しました。
「紫色」の持つ一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには「高貴・気品・ミステリアス・優しさ・癒し・繊細・芸術的センス・成熟」などがあります
紫は「成熟した大人の女性」のイメージにつながる色です。
私も、年齢を重ねて、そんなイメージの女性になれたら良いな、と思います。
かつて、私には「紫色」ばかり身に着けていた時期があります。
その時、私が「紫」にとらわれていた理由には、「同じ色が持つ別の意味」がありました。
「紫色」の持つ、少しネガティブなイメージ・意味には、「憂鬱・不安・孤独・葛藤」などがあります。
2年ほど前まで数年間、私はなぜか「紫」に惹かれ、紫色のセーター、紫色のスマホカバー、紫色の手帳、紫色のバック。
「紫」ばかり身に着けていた時期があります。
もともと「淡い紫(ライラック色・ラベンダー色)」が好きではありますが、その頃にこだわっていたのは、もっと重い紫色。
その色みだけに、ずっとこだわる日々が続いていました。
その頃の私の気持ちはこんな風でした。
25年勤続した会社を退社し起業したのですが、退社までには随分悩みました。
大好きなブランドにおりましたし、独立して生活していかれるのか、不安もありました。
でも、17年前に本で知り感動した「色彩心理」を仕事にしたい、という強い思い。
ふたつの気持ちの間で揺れていたのです。
そんな、葛藤の気持ちが
その二色を混ぜた「紫」に表れていたのですね。
色彩心理を仕事にするために、具体的に動き出した頃。
やっと「葛藤の色」から解き放たれて
「明るいピンク色、黄色、水色、オレンジ色・・・」に気持ちが向かうようになりました。
これから私が向かっていきたいのは「次の紫」
「成熟・気品の大人の紫」です。
毎日を楽しみながら、年齢を重ねることで、なお、素敵な女性になれたらいいですね。
今日も素敵な一日を。
< 色には、必ず、ポジティブな側面、ネガティブな側面があります。また、色彩とどのようにつきあってきたか、個人的な経験によって、同じ色にも多様な意味があります。「良い色」「悪い色」というのは、ありません。>
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『なりたい自分になるための「色」の掟。』高坂美紀著 講談社)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
(「色彩学校」認定 色彩アートセラピスト)
色彩心理をベースとしたワークショップ・セッションで、働く女性を応援しています。
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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