「茶色とターコイズブルー」「淡い紫と黄緑」・・なぜか調和する配色には理由があります。

2018.09.29 (土)

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素敵な配色の着こなしが目にとまりました。

 

このところ、急に涼しくなってきましたね。

 

「秋色」のオシャレも楽しめる季節になってきました。

 

先日、電車の中で見かけた女性の着こなし、素敵な配色が目にとまりました。

 

「茶色のワンピース」「オフホワイトのカーディガン」
首元に「明るめのターコイズブルーのストール」を巻いていらっしゃいました。
ストールは「ターコイズブルーと水色の中間の明るさ」の色みでした。

 

 

 

 

 

(写真4枚は、福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』を写したもの)

 

大人の女性が茶色を着ると、肌がすくんで見えたり、地味になってしまうことが多いのですが、明るいストールでアクセントをつけていらしたので顔も明るく見え、とてもお似合いで。
バックの色も「明るいベージュ」で、全体的に重くなり過ぎず、素敵でした。

 

「茶色」と「ターコイズブルー」

それぞれの色をイメージする時
なんだか「合わなそう・・」と思いがちですが
実は、調和する配色です。

 

そこには理由があります。

 

「色相環(しきそうかん)」を見ると分かります。

 

「色相環(しきそうかん)」で見てみましょう。

 

色相環-4

 

「色相環(しきそうかん)」は、

「赤・赤みのオレンジ・黄みのオレンジ・黄・黄緑・緑・青緑・緑みの青・青・青紫・紫・赤紫」

の順番に、グラデーションに繋がる色の環のこと。

 

「オレンジ」を暗くしていくと「茶色」になります。

「茶色」と「オレンジ」は同じ色相(色みの性質)

 

そして「ターコイズブルー」または「水色」は「緑寄りの青」

「緑みの青」は、オレンジの反対側にあります。

 

茶色」と「ターコイズブルー、水色」は、色相環で反対側にある色同士。

反対側にある色同士は、バランスの取れた配色になるんです。

 

但し、洋服に選ぶ場合
両方とも鮮やかな色にすると強すぎることが多いです。

 

それで、2色のトーンを変えて、片方の色を暗くしたり、薄くしたり。
少し、濁りを感じさせる色みにしたり。

 

明るさや、鮮やかさに差をつけることで、まとまりのある配色にできるんです。

 

また、どちらの色も鮮やかだと洋服には強すぎるので
両方の色のトーンを落とすことでも
身に着けやすくなりますね。

 

「ベージュ」は「茶色が明るくなった色」なので
「ベージュ」「ターコイズブルーや水色」も、同じです。

 

「ファブリックの柄」などによく使われる

「紫」「黄緑色」の組み合わせも同様に、反対側にある色の配色になります。

 

トップとボトム
インナーとアウター
洋服とアクセサリーの組み合わせ。

 

「いつも似たような配色になってしまう」など
着こなしの配色に悩んだ時には

色相環の反対側の色同士を合わせて、トーンに差をつける

活かしてみてくださいね。

 

また、洋服の配色は
「3色以内」だとまとまりやすいと言われますね。

 

有彩色の2色に
「白・オフホワイト・明るいグレー」など
「無彩色」をプラスすると、スッキリした印象になります。

 

トライしてみてくださいね。

 

茶&ターコイズ-1

 

秋色の着こなしを、ぜひ楽しんでくださいね!

 

今日も素敵な一日を。

 

「動画」で解説しています。ぜひ、ご覧ください!

 

YouTube【私色のつばさチャンネル】にて、動画で「色で心が変わる、見た目が変わる」の解説を行っていますので、是非こちらもご覧ください。

引用元:色で心が変わる、見た目が変わる ~ 色とココロのコンシェルジュ 佑貴つばさ~

 

(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 文中色の写真 : 福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』主婦の友社 ページより / 参考文献 : 末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』主婦の友社)

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー

 

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