目次1 「洋服の色の印象」が、着ている人の印象にも重なります。2 「白・赤・ピンク・オレンジ・黄色・緑・青・ライラック」3 いつも着ている「洋服の色」は、何色で…
「茶色とターコイズブルー」「淡い紫と黄緑」・・なぜか調和する配色には理由があります。
素敵な配色の着こなしが目にとまりました。
このところ、急に涼しくなってきましたね。
「秋色」のオシャレも楽しめる季節になってきました。
先日、電車の中で見かけた女性の着こなし、素敵な配色が目にとまりました。
「茶色のワンピース」に「オフホワイトのカーディガン」
首元に「明るめのターコイズブルーのストール」を巻いていらっしゃいました。
ストールは「ターコイズブルーと水色の中間の明るさ」の色みでした。
(写真4枚は、福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』を写したもの)
大人の女性が茶色を着ると、肌がすくんで見えたり、地味になってしまうことが多いのですが、明るいストールでアクセントをつけていらしたので顔も明るく見え、とてもお似合いで。
バックの色も「明るいベージュ」で、全体的に重くなり過ぎず、素敵でした。
「茶色」と「ターコイズブルー」
それぞれの色をイメージする時
なんだか「合わなそう・・」と思いがちですが
実は、調和する配色です。
そこには理由があります。
「色相環(しきそうかん)」を見ると分かります。
「色相環(しきそうかん)」で見てみましょう。
「色相環(しきそうかん)」は、
「赤・赤みのオレンジ・黄みのオレンジ・黄・黄緑・緑・青緑・緑みの青・青・青紫・紫・赤紫」
の順番に、グラデーションに繋がる色の環のこと。
「オレンジ」を暗くしていくと「茶色」になります。
「茶色」と「オレンジ」は同じ色相(色みの性質)
そして「ターコイズブルー」または「水色」は「緑寄りの青」
「緑みの青」は、オレンジの反対側にあります。
「茶色」と「ターコイズブルー、水色」は、色相環で反対側にある色同士。
反対側にある色同士は、バランスの取れた配色になるんです。
但し、洋服に選ぶ場合
両方とも鮮やかな色にすると強すぎることが多いです。
それで、2色のトーンを変えて、片方の色を暗くしたり、薄くしたり。
少し、濁りを感じさせる色みにしたり。
明るさや、鮮やかさに差をつけることで、まとまりのある配色にできるんです。
また、どちらの色も鮮やかだと洋服には強すぎるので
両方の色のトーンを落とすことでも
身に着けやすくなりますね。
「ベージュ」は「茶色が明るくなった色」なので
「ベージュ」と「ターコイズブルーや水色」も、同じです。
「ファブリックの柄」などによく使われる
「紫」と「黄緑色」の組み合わせも同様に、反対側にある色の配色になります。
トップとボトム
インナーとアウター
洋服とアクセサリーの組み合わせ。
「いつも似たような配色になってしまう」など
着こなしの配色に悩んだ時には
「色相環の反対側の色同士を合わせて、トーンに差をつける」
活かしてみてくださいね。
また、洋服の配色は
「3色以内」だとまとまりやすいと言われますね。
有彩色の2色に
「白・オフホワイト・明るいグレー」など
「無彩色」をプラスすると、スッキリした印象になります。
トライしてみてくださいね。
秋色の着こなしを、ぜひ楽しんでくださいね!
今日も素敵な一日を。
「動画」で解説しています。ぜひ、ご覧ください!
YouTube【私色のつばさチャンネル】にて、動画で「色で心が変わる、見た目が変わる」の解説を行っていますので、是非こちらもご覧ください。
引用元:色で心が変わる、見た目が変わる ~ 色とココロのコンシェルジュ 佑貴つばさ~
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 文中色の写真 : 福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』主婦の友社 ページより / 参考文献 : 末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』主婦の友社)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー
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