レインボーカラー(虹色)の食べものが流行っている理由は、ストレス発散?
目次1 「カラフルな食べもの」が流行っています。2 4年前 フジテレビから「カラフルスイーツ」について、取材を受けました。3 「強い色」は「強い感情」を投影する…
あなたが最近惹かれる色は、どんな色ですか?
明るい色? 暗い色? 鮮やかな色? ニュアンスのある色?
今日は「色の明るさの度合い = 明度」「鮮やかさの度合い = 彩度」と心理の関係の話です。
「赤」の絵の具に「白」を混ぜると、明るくなり「ピンク色」になります。
「赤」に「黒」を混ぜると、暗くなり「えんじ色、赤茶色」になります。
色みが「紫」に寄った赤が暗くなると「ボルドー、バーガンディー」になります。
この明るさの度合いのことを「明度」というのは、ご存知の方も多いと思います。
同じ赤、同じ黄、同じ青・・・それぞれの同じ色相(色み)であっても
惹かれる色の「明るさの度合い」で、その時のココロの状態も異なってきます。
◇ 明るい色は
「穏やかで優しい心理状態」「リラックスした気持ち」「解放感」とつながることが多く
◇ 暗い色は
「複雑で成熟した心」「安定感・充実感」
また、マイナス面が表れる場合には
「不完全燃焼・ストレス」などと結びつくこともあります。
◇ 例えば、これまでは、暖色の「赤が暗くなった茶色」に惹かれていたけれど
最近は「赤が明るくなったピンク」に惹かれている場合。
「溜まっていたストレス」から解放されて
「心が軽く、優しく」なっているのかもしれません。
◇ 例えば、これまでは、寒色の「青が暗くなった紺色」に惹かれていたけれど
最近は「青が明るくなった空色」に惹かれている場合。
いつも「自分自身に厳しくしてきた」けれど
肩の力が抜けて「自然体の自分」に近づいているのかもしれません。
あなたが今気になるのは、どんな明るさの色でしょうか?
次に、「色の鮮やかさの度合い = 彩度」についてみてみましょう。
◇「白」「黒」「グレー」などの混ざっていない
「その色相の中で、最も鮮やかな色 = 純色」は
「積極的で迷いのない心理状態」を表したり
「感情的に明確で、エネルギーが強い」心の状態を表したり
という特徴があります。
◇ 反対に「白・黒・グレー」が沢山混ざっていて
「彩度が低い色」の場合には
「柔和な状態」「複雑で曖昧な心理状態」「感情を抑制した状態」につながりやすい
という特徴があります。
◇ 例えば、これまでは、暖色の「オレンジが暗くなった茶色」に惹かれていたけれど
最近は「鮮やかなオレンジ」に惹かれている場合。
しばらく「ゆったりと落ち着いて」過ごしていたけれど
また、動きたいと感じている。
「心が元気に、前向きに」なっているのかもしれません。
◇ 逆に、これまでは、暖色の「鮮やかな赤」に惹かれていたけれど
最近は「赤が暗くなった茶色」に惹かれている場合。
ここまで「がんばってきた」ことが一段落して
心が「充実感に満ちて」いるのかもしれません。
あるいは
がんばったけれども、まだ達成できていないため
「不完全燃焼」の思いがあるのかもしれません。
あなたは今、どんな色に惹かれていますか?
明るい色、暗い色?
鮮やかな色? 淡い色?
惹かれる色から、ココロの声を聴いてみてくださいね。
今日も素敵な一日を。
<色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>
(参考文献 : 『色彩学校 本科 色彩心理テキスト』末永蒼生監修、『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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