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青は集中・沈静。色のチカラはスポーツにも活かされています。色彩心理のはなし
一流のアスリートも取り入れている色のチカラ
昨晩、放映されたのテレビ朝日の番組の話です。
一流の元アスリートが多数出演して
スポーツにまつわる数々のエピソードが紹介されていました。
その中に「青い色の持つチカラ」についての話がありましたので
改めてご紹介します。
「青」には
「集中力を高める効果」「冷静・沈静につながる効果」があります。
これは
青など「寒色」の持つ「副交感神経を優位にする」作用によると言われています。
陸上競技で使うトラックの色は
以前は「赤茶色」が多かったのですが
段々と「青い色」が使われるようになってきました。
ウサイン・ボルト選手が、2009年に出した驚異的な記録も
「青いトラック」の上で生まれていることが、番組で紹介されていました。
本の中にもこんな記述があります。
【陸上競技で使うトラックの色は、レンガのような赤茶色が多い。トラックの色を青くしたところ、フライングが減少したという。これはスタート時の緊張が緩和された結果だ。また、青いトラックだと選手は呼吸が穏やかになり、まばたきが減り、走りが左右にブレなくなる。ウサイン・ボルト選手が2009年に出した9秒58という驚異の記録も、青いトラック上で生まれている。(出典:『使える!色彩学』ビジネスカラー研究会編著 洋泉社 )】
今年のリオ五輪でも、青いトラックが使われるそうです。
「青」は集中、「赤」は興奮
また「キャッチャー・ミットの色」の効果について
こんな話があります。
番組に出演していた、ヤクルトの元選手兼任監督・古田敦也氏が
次のようなエピソードを話していました。
捕手だった古田選手は
投手によって、自分が使うキャッチャー・ミットの色を使い分けていたのだそう。
岡林洋一投手には
「青い色じゃないと、集中できない!」と言われ、青のミットを。
高津臣吾投手には
「赤い色じゃないと、燃えないんだよね!」と言われ、赤いミットを、使っていたのだそうです。
「青」は、「集中、冷静、沈静」などの心理につながりやすく
「赤」は「情熱、興奮、活動」などの心理とつながりやすい。
一流の選手は、色の効果も知っていて、取り入れているのがスゴイですね。
色には、チカラがあります。
身近にある色のチカラを、感じてみてくださいね。
今日も素敵な一日を。
< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません>
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵 絵柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『使える!色彩学』ビジネスカラー研究会編著 洋泉社、)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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