(タイトル写真出典:朝日新聞デジタル 2020/11/09 記事) アメリカ大統領選。 バイデン候補の当選が確実となったものの トランプ現大統領は…
米大統領選テレビ討論会。クリントン氏の赤いスーツとトランプ氏の青いネクタイ。
アメリカ大統領選に向けた、初のテレビ討論会。
9月26日夜(日本時間の27日午前)、米東部ニューヨーク州の大学で行われました。
昨晩、TV ニュースで見ましたが、
クリントン氏は「赤」を上手く使っていました。
「民主党」のシンボルカラーは「青」、
「共和党」のシンボルカラーは「赤」、
と言われますが、討論会では、逆の色づかい。
「民主党」のクリントン氏が「赤」のスーツ、
「共和党」のトランプ氏が「青」のネクタイでした。
今日は、クリントン氏の「赤いスーツ」と、
トランプ氏の「青いネクタイ」の話です。
クリントン氏の赤いスーツ。
「健康状態に不安があるのでは?」との懸念があった、クリントン氏ですが、
テレビ討論会では、血色が良く、体調が良さそうに見えました。
その理由のひとつに、
「顔を健康的に魅せる赤」のスーツ着用があります。
クリントン氏が着用していたのは、
「清色(濁りの無いクリアな色)の赤」。
また、ライトを浴びていたせいもあって、
「イエローベース(黄み寄りの)の赤」に見えました。
(下添写真は「日本パーソナルカラー協会 属性ドレープ」)
・Spring(春): イエローベース。清色。(写真左上)
・Autumn(秋) : イエローベース。濁色。(写真左下)
・Winter(冬) : ブルーベース。清色。(写真右上)
・Summer(夏) : ブルーベース。濁色。(写真右下)
「清色」「イエローベース」は、
パーソナルカラーのフォーシーズン分類で言えば、
「Spring(春)」の色のグループに該当します。
血色を良く見せ、肌のハリ・ツヤを感じさせるのに、最も適した色です。
目鼻立ちも、ハッキリ見せてくれます。
クリントン氏は、この「Springの赤」の効果を上手く取り入れていましたね。
また、「色彩心理」の観点から。
「鮮やかな赤」の一般的なイメージでポジティブなものには、
「活動的・自信・情熱・達成感・リーダーシップ・勇気・生命力」などがあります。
「積極的な気分」の時に選びやすく、
また、そういうイメージを演出してくれます。
クリントン氏は「鮮やかな赤」の心理的効果も、上手く使っていたようです。
トランプ氏の青いネクタイ。
トランプ氏は、「青いネクタイ」を締めていました。
トランプ氏は「青」と「赤」のネクタイを、
場面によって使い分けています。
「話し合おう。」という姿勢の場合には「青」のネクタイ。
「戦おう!」という姿勢の場合には「赤」のネクタイ。
「青」の一般的なイメージでポジティブなものには、
「自立・自由・知的・冷静・集中・自律・理性」などがあります。
テレビ討論会で、
トランプ氏は「冷静に」話し合うという姿勢を演出していたようです。
討論会終了後の世論調査では、
テレビによるものでは、クリントン氏が優勢。
インターネットによるものでは、トランプ氏が優勢。
次の討論会は、10月9日。
今度は、どんな色を着用するのか、楽しみです。
「色」のイメージを使って、自分を演出することもできます。
「色」の心理効果で、自分の気持ちを、活動的にしたり、冷静にしたり、リラックスさせたり、もできます。
毎日に、色の効果を、ぜひ取り入れてみてくださいね。
今日も素敵な一日を。
ケネディ氏とニクソン氏のテレビ討論会についてのコラムはこちら >>
(タイトル&文中写真 : NPO 法人 日本パーソナルカラー協会「属性スケープドレープ」を写したもの / 参考文献 : 末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、山脇惠子著『色彩心理のすべてがわかる本』ナツメ社、高坂美紀著『なりたい自分になるための「色」の掟。』講談社、トミヤママチコ著『役に立つパーソナルカラー』学研パブリッシング)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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