前回のコラムでは「ほんとうに好きな色は、ホンネと一緒にバッグの中に隠れている」ことをお伝えしました。 今回のコラムでは、言葉による自己表現が苦手だ…
せっかくのメイク。大人女性は、リップの色で失敗しないように。
リップの色で、顔の印象が大きく変わります。
アイシャドーやリップカラーを選ぶのは、楽しいですよね。
特に「リップの色」を変えると
なんだか、気分が上向きになったりしませんか?
身に着ける色を選ぶときは
「自分の気持ちに合っていること」や
「色そのものの持つイメージが、求めるものに合っているか」が
とても大事です。
そして、同時に
「顔映り」の良し悪しも、見た目の印象をアップさせるためには大切な要素ですね。
顔映りのいい色のグループである
「パーソナルカラー」のリップを選ぶと
お顔の印象が大きく変わり、さらに魅力を引き出してくれます。
せっかくのメイク。
リップの色選びで失敗しないように。
今日は「パーソナルカラー・顔映りの良い色」の話と
「大人女性 メイクの色選びで気をつけること」です。
パーソナルカラーの春・夏・秋・冬
(上添写真 : NPO 日本パーソナルカラー協会「JPCA 色見本帳 4シーズン 70色」)
パーソナルカラー診断には
「フォーシーズン」の分類がよく使われます。
それぞれの「色のグループ」には
◆ 色相(イエローベース / ブルーベース):
その色名の中で、黄色に寄っているか、青に寄っているか。
例えば、ピンクであれば
・イエローベースは、黄み寄りの「コーラルピンク」や「サーモンピンク」など
・ブルーベースは、青み寄りの「ローズピンク」や「フューシャピンク」など
◆ 清濁 (クリア / クリアでない):
澄んだ色か、グレイの混ざった濁り感のある色か。
◆ 明度 (明るい / 暗い):
明るさの度合い
に違いがあります。
◆ 春のグループ : イエローベース (黄み寄り)/ 清色(澄んだ色)/ 明るい色(写真左上)
◆ 秋のグループ : イエローベース(黄み寄り)/ 濁色(濁り感のある色)/ 暗めの色(写真左下)
◆ 冬のグループ : ブルーベース(青み寄り)/ 清色(澄んだ色)/ 明るい または 暗い色(コントラスト)(写真右上)
◆ 夏のグループ : ブルーベース(青み寄り) / 濁色(濁り感のある色)/ 明るめの色(写真右下)
という特徴があります。
先日、パーソナルカラー診断を受けてくださった女性のお話し。
それまでは、ずっと
少し青み寄り(ブルーベース)のピンク系のリップカラーを使っていたそうです。
でも、パーソナルカラー診断は
黄み寄り(イエローベース)の「秋 オータム」が似合うタイプ。
「青み寄りのピンク色のリップ」をつけていらした時は
少し淋しそうな印象だったのですが。
「オレンジ系のリップカラー」をつけたら
お顔が、パッと華やかになりました。
メイクにも、パーソナルカラーを意識して
顔映りの良い色みを選んでみてくださいね。
チークやリップの色を選ぶ場合。
◆ イエローベースの色が似合う「春 スプリング」「秋 オータム」の方
・黄み寄りの色(オレンジに寄った色)が、肌にツヤを感じさせ、健康的にみせます。
・青み寄りの色(紫みを感じる色)だと、顔がグレイッシュに見えたり、淋しく見えたりします。
◆ ブルーベースの色が似合う「夏 サマー」「冬 ウィンター」の方
・青み寄りの色(紫みを感じる色)をつけると、肌の色が白く、キレイに見えます。
・黄み寄りの色(オレンジに寄った色)だと、肌がくすんで見えたり、のぼせているように見えたりします。
今、使っているリップカラーの上に
オレンジ系・ピンク系の「グロス」を塗るだけでも
似合う色みに変えることができますね。
◆ 「イエローベース」「ブルーベース」どちらの顔うつりも悪くない方は
・血色良く、健康的に見せたいときには「黄み寄りの色」
・肌色を色白に見せたいときには「青み寄りの色」
をつかうと良いですね。また
◆「清濁 (クリア / クリアでない)」の要素で見てみると
・クリアな色は、お顔の色みをくっきりと鮮やかに見せます。
・濁りのある色は、肌をなめらかに、ベールを掛けたように見せます。
似合う色を探す時には、その色が
◆ 黄みを感じさせるか、青みを感じさせるか
◆ 濁りのないクリアな色か、濁りのあるニュアンスのある色か
を意識して選んでくださいね。
大人女性のリップカラーは?
(上添写真は「クラランス」カウンターにて撮影)
大人の女性が「ベージュや、ごく淡い色」のリップを着けると
元気がなさそうに見えることもあります。
ベージュを選ぶ場合は
肌色より少し濃い目の「ピンクベージュ」「オレンジベージュ」を選ぶと良いですね。
また
「マットな濃すぎる色」だと、リップだけ浮いてしまうことがあります。
とくに、「濃いフューシャピンク(赤紫)」は
似合わない場合は「少し古臭い感じ」になってしまうことがあります(!)ので
気をつけて。
リップライナーを使って、輪郭を取りましょう。
口角が下がっている場合には、コンシーラーで口角のラインを消して、形を整えてから
リップライナーで輪郭を取ることもできます。
ツヤ感を「唇の中央」にのせて。
ふっくらした印象をつくってくださいね。
それから
「チークはしない」という大人の女性も多いのですが
色みを濃くせず、自然な血色に見えるように肌にのせれば
健康的に美しく見えます。
血色感を補うために、チークはぜひ使ってくださいね。
お肌や表情を引き立てる色で、メイクを楽しんでください。
今日も素敵な一日を。
(文中に使用した写真のドレープ(布): 日本パーソナルカラー協会 属性スケールドレープ / 文中に使用したリップカラー写真 : クラランスのもの / 参考文献 : 『はじめてのパーソナルカラー』トミヤママチコ著 学研パブリッシング、『役に立つパーソナルカラー』トミヤママチコ著 学研パブリッシング、『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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