(タイトル写真出典:朝日新聞デジタル 2020/11/09 記事) アメリカ大統領選。 バイデン候補の当選が確実となったものの トランプ現大統領は…
ピンク色のネクタイの印象。ビジネスでの使い方。
「マゼンタ色のネクタイ」ばかりが気になってしまいました。
昨晩 NHK 「ニュースウォッチ9」で。
新内閣で地方創生大臣に就任した、山本幸三氏がインタビューを受けていました。
「ネクタイの印象」がかなり強かったので
インタビューの内容は全然耳に入ってこなくて。
私は、ネクタイばかり見てしまいました。
ネクタイは、
「鮮やかなマゼンタ色(マジェンタ色・赤紫色)」と「白」のストライプ。
「コントラスト」のある配色。
マットな感じではなく「光沢のある生地」
「ストライプの幅も太め」
マゼンタと白、2色が「同じ太さ」のストライプでした。
(↑こんなイメージ)
色:コントラストのある配色
生地:光沢感
柄:大胆
目立つ要素が並んだので、とてもインパクトがありました!
インタビューを受けた応接スペースのソファーの横に
大臣就任のお祝いなのか、見事な「胡蝶蘭」の鉢植えが3つ置かれていたのですが
その花の色が「マゼンタ」1鉢と「白」2鉢。
ネクタイは花の色に合わせた演出なのか?もともと好きな色なのか?
と、その時は「魅せ方が上手だなぁ」と思いながら観ていました。
後からウェブを覗いてみると、もともと「鮮やかなピンク色」がお好きなのですね。
「マゼンタ色のネクタイ」や、「ピンク色のシャツ」の写真が多い。
「赤のネクタイ」も多かったです。
ピンクや赤を「イメージカラー」「テーマカラー」にしているようですね。
人前に出ることが多い方は
自身の「イメージカラー」を決めておくと
自分の存在を、印象付けることができますね。
ちなみに、インタビューから。
山本氏は「アルゼンチンタンゴ歴が10年。夢は、世界大会に出場すること」だそうです。
「情熱」「躍動感」を演出するのにも
この日のネクタイの色柄は、一役買っていたのかもしれません。
(上添写真3枚は全て、福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』ページを写したもの)
さて。
ビジネスの場面での、一般的な「ピンク系のネクタイ」の使い方について、以下に書いてみます。
ご参照くださいね。
「ピンク」は女性に受け入れられやすい色。
「ピンク」が好きな女性は多いですね。
女性の多い職場や営業で、女性に好印象を持たれたいとき。
「ネクタイ」などで、男性もピンク色を取り入れてみてはいかがでしょうか?
「ピンク」は、赤と白を混ぜてできる色。
「薄い、明るい、柔らかい」赤や赤紫色の総称です。
「ピンク」を身につけると、なごやかで幸せな気持ちになれます。
「血行がよくなり美肌効果がある。若返りのホルモンを活発にする」とも言われています。
「ピンク」が持つ一般的なイメージ・意味の中で、ポジティブなものは、
「幸福感・愛・恋・優しさ・安らぎ・解放感・ときめき・甘い・女性らしい・ロマンティック」など。
ネガティブなものには、
「依存・優柔不断・甘え・子供っぽい・自己犠牲」などがあります。
赤紫系の色の中で、明るさが中くらいの「マゼンタ(マジェンタ)」
ポジティブなイメージ・意味として「女性性」「愛の象徴」とされる場合も多いです。
また「華やかさ・潔さ・柔軟性」のイメージ・意味もあります。
ネガティブなイメージ・意味としては「プライド・自己アピール」などと繋がることもある色です。
男性が、ビジネスの場面にピンク色を取り入れるのであれば
まずは、「薄いピンク色」から始めると良いでしょう。
お詫びの場面では「ピンク」と「グレイ」も。
「淡いピンク色」には、人の気持ちを優しくするチカラがあります。
「ピンク色の効果でケンカが減った」事例があります。
場所は、アメリカの刑務所。
壁を「淡いピンク色」に塗り替えたところ、暴力行為や攻撃的な行為の発生が激減した、という記録があります。
それから、世界中の何百と言う刑務所で、壁にピンク色が採用されているそう。
すごいエピソードですね。
相手も自分も優しい気持ちにさせてくれる「ピンク色」
このピンク色の効果を、ビジネスにも活かしてみましょう。
「謝らなければならい場面」で活用することもできますね。
その場合も「鮮やかなマゼンタ」など派手なピンクではなく
「淡いピンク色」を選んでください。
ただし、職種によって、世代によって。
相手の方が「かたい職業」「かたいお人柄」の場合には
「男性がピンクか!」と思われることもあるでしょう。
相手のキャラクターが良く分からない場合には
誠実さを示す「青系」のネクタイにしておく方が、失敗が少なそうです。
「赤」は、エネルギッシュに見え、リーダーシップを発揮できる色ですが
「攻撃・怒り」をイメージさせる色でもあります。
謝罪の場面では、避けた方が良さそう!
また、スーツの色は
「紺」よりも「グレイ」の方が低姿勢である印象を与えます。
「紺」は、正義を主張するときに向いた色ですが
謝罪の場面では「グレイ」の方が
「話を聴きます」という気持ちが、相手に届きやすいでしょう。
ただし、「グレイ」は、ニュートラルな印象である分
「どっちつかず」の印象を与えてしまう、という側面もあります。
「誠実に、こちらの意見もちゃんと伝えたいとき」には
あえて「紺色」を選ぶのも「あり」なのです。
ビジネスの場面で、時には「自分を演出」
色の力を活かしてくださいね。
色のサポートを受けながら、今日も素敵な一日を。
<尚、それぞれの色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません>
(文中に使用した塗り絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』主婦の友社、末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、ビジネスカラー研究会編著『使える!色彩学』洋泉社、山脇惠子著『色彩心理のすべてがわかる本』ナツメ社、高坂美紀著『なりたい自分になるための「色」の掟。』講談社)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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