目次1 皮膚は「第三の脳」!?2 「色」の違いは「光の波長」の違い3 皮膚は色を識別している。 皮膚は「第三の脳」!? 資生堂ライフ…
鮮やかな色彩の絵本『はらぺこあおむし』作家 エリック・カール氏のこと
5月30日のニュースレターにも書かせていただいた内容ですが
こちらにも掲載させていただきます。
絵本作家の エリック・カール氏
(上添写真:『エリック・カール展図録』読売新聞東京本社発行)
鮮やかな色づかいで知られる「絵本の魔術師」
絵本作家の エリック・カール氏が
5月23日に91歳で亡くなりました。
1969年に出版された後
60以上の言語に翻訳され、5,000万部以上発行されて
世界各国で世代を超えて親しまれている
絵本『はらぺこあおむし』
(上添2枚写真:『はらぺこあおむし』エリック・カール作 もりひさし訳 偕成社)
ご自身が読んだり
お子さんに読み聞かせをしてあげた
という方も多いのではないでしょうか?
私は、2017年に世田谷美術館で
「エリック・カール展」が開かれた時
鮮やかな色彩の原画が観たくて
会期中に2度、足を運びました。
今、手元に
図録と『はらぺこあおむし』の絵本を置いて
これを書いています。
27日に NHK のニュースで
エリック・カール氏が亡くなったことを知りました。
そのニュースの中で
4年前にインタビュー取材をした
カール氏の言葉が紹介されていました。
以下はNHKウェブサイトからの引用です。
【 カールさんの絵本に共通する鮮やかな色彩について伺うと、
カールさんは、その原点は、戦争体験にあると言い、
「私は戦争を経験し、悲しい時代を過ごしました。
そのときの悲しさを、絵本を通して、喜びに変えているんです」と話しました。
(中略)
「爆撃機から目立たないよう、家は茶色やクリーム色に塗り替えられていましたし、
街では、鮮やかなスカーフや服を見ることもなくなりました。
すべてが灰色だったんです」と話しました。(出典:NHKウェブサイト) 】
「色彩は救いを意味する」
画家 パブロ・ピカソも
「色彩は救いを意味する」
という言葉を残していますね。
今、私たちの周りに
あたりまえのようにある豊かな色彩ですが
色彩は
私たちの心を解放し、癒し
生きるチカラを与えてくれるのだ
ということを改めて思い・・・
これからも「色の可能性」を、微力ながらも
多くの方に伝えていかれたらいいな
と感じています。
あなたも、ぜひ色からパワーをもらって。
毎日を楽しく、自分らしく過ごしてくだされば
とっても嬉しいです !
(タイトル写真:『はらぺこあおむし』エリック・カール作 もりひさし訳 偕成社 / 文中写真:『はらぺこあおむし』エリック・カール作 もりひさし訳 偕成社、『エリック・カール展図録』読売新聞東京本社発行)/ 参考資料:NHKウェブサイト)
< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません>
佑貴つばさ
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー
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