桜のピンク?珊瑚のピンク?惹かれる色はどんなピンク?色彩心理のはなし

2017.03.20 (月)

ふんわりした淡いピンク色は春のイメージ

 

 

春になると、ウィンドウディスプレイにも店頭の陳列にも
パステルカラーが増えてきますね。

 

特に「ふんわりとしたピンク色」が目立ちますし
実際に、気持ちがピンク色に惹かれていたりしませんか?

 

先日、あるジュエリーブランドのゼネラルマネージャーにお話を伺ったところ
やはり春はピンク色に人気が集中
ピンク色の石についての問い合わせがとても増えるそうです。

 

ピンク色は
桜、春の「開花」のイメージとも重なり
「幸福感」とつながりやすいですよね。

 

「薄い色・淡い色(ペールトーンの色)」
どの色相(色みの性質・色合い)でも
「優しい、柔らかいイメージ」を持っています。

 

その中でも特に淡い「ピンク色」には
人の気持ちを優しくする効果があります。

 

今は
明るい「赤系や赤紫系の色の総称」で「ピンク」の色名が使われています。

 

【薄い、明るい、柔らかな、などの修飾語のつく赤や赤紫系の色はすべてピンクの分類に含まれる。(出典:『色の名前 507』福田邦夫著 主婦の友社)】

 

「ピンク」といっても
いろいろな色みがあります。

 

水彩絵の具を思い浮かべれば
「ピンク」は「赤と白」を混ぜてできる色。

 

そこに、少し「黄」を混ぜる
オレンジに寄った「珊瑚色(さんごいろ)」「サーモンピンク」に。

 

少し「青」を混ぜる
赤紫に寄った「鴇色(ときいろ)」「フューシャピンク」になります。

 

「桜色」
赤紫に寄ったピンクを、とても淡くした色になります。

 

 

 

 

 

 

(上の色見本写真5枚全て:『色の名前 507 日本の色と外国の色』福田邦夫著 主婦の友社 のページを写したもの)

 

昨日、銀座松屋でウィンドウショッピングをしてみると
飾られている洋服には
ピンクの中でも、オレンジに寄ったピンク色の方が
赤紫に寄ったピンク色よりも多く、目立っていました。

 

 

あなたは、どんなピンク色が好きですか?

 

「オレンジっぽいピンク色」
「赤紫っぽいピンク色」
どちらに惹かれますか?

 

(上の色見本写真:『The・パーソナルカラー』日本パーソナルカラー協会 テストカラー集 から2枚を写したもの)

 

ピンク色の持つイメージは?

 

 

ピンク色の一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには「幸福感・愛・優しさ・リラックス・甘い・可愛らしい」などがあります。

 

少しネガティブなものには「依存・優柔不断・甘え」などがあります。

 

とくに、オレンジに寄ったピンク
「喜び」「満足感」「やすらぎ」のイメージと、よりつながりやすく

 

赤紫に寄ったピンク
「恋心」「ときめき」「繊細さ」のイメージと、よりつながりやすいです。

 

「ピンク色」に惹かれるのは、どんな気持ちの時でしょうか?

 

「幸福感に包まれている時。心がときめいている時」
「優しい気持ちでいる時。安らいでいる時」
「恋をしたい時。している時」など。

あるいは
「優しくされたい時。誰かに甘えたい時」
に選ぶこともあります。

 

身近に、ぜひ「薄い、明るいピンク」を取り入れてみてください。
優しい気持ちになれます。

 

自分自身の気持ちも、その色を見ている相手の方の気持ちも。
穏やかに優しくしてくれます。

 

ピンクは、男性にも女性にも取り入れて欲しい色

 

女性にはピンク色が好きな方が多いという印象があります。
ピンク色の効果で「優しい気持ち・幸福感」につつまれてくださいね。

 

男性にも取り入れて欲しい色です。

 

男性は、まず「桜のような淡いピンク色」から始めると良いと思います。
桜の開花の時期が、ピンクを取り入れ始めるチャンスですね。

 

「どうしたの?」と聞かれたら
「春だから」「桜の季節だから」
答えれば良いのですから。

 

色のチカラを身近に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
今日も素敵な一日を。

 

< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>

 

(タイトル&文中に使用したカラーサンプル写真 : 『The・パーソナルカラー』日本パーソナルカラー協会 テストカラー集を写したもの / 文中に使用した色のサンプル写真 : 『色の名前 507 日本の色と外国の色』福田邦夫著 主婦の友社のページを写したもの / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『色の名前507 日本の色と外国の色』福田邦夫著 主婦の友社、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『なりたい自分になるための「色」の掟。』高坂美紀著 講談社)

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー

 

ぬり絵をつかって「色を通して心を見つめる」

 

【自分と向き合う時間が欲しい方・自分の気持ちを確認したい方へ「色彩心理」ぬり絵セッション】

 

会社で「自分らしさ」を発揮できず、楽しくない・・・
これからどうしようか迷っている、働く大人の女性へ。
自分とじっくり向き合う時間を持ちませんか?

 

色は、体験・記憶、イメージと繋がっていて
惹かれる色は「深層心理が語る もうひとつの言葉」

 

あなたなら「最近の自分」を何色に塗りますか?

 

 

「ぬり絵」に表れたあなたの本当の気持ちを
「通訳」しながらお伝えします。

 

あなたのココロを「一緒に読み解いて」いきましょう。

 

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色彩心理をベースとしたワークショップ・セッションで
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文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD

 

Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~

 

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