眠るときこそ、自分を大切に扱いましょう。あなたのパジャマはどんな色?どんな素材?
目次1 眠るときこそ、上質な素材のものを着用しましょう。2 リラックスタイムには「色」のチカラも取り入れましょう。3 「青」は、体感温度を下げる色 眠るときこそ…
全国的に、猛暑が続いていますね。
快適に過ごせていますか?
寝不足になってはいませんか?
私はこのところ、暑さで、どうしても眠りが浅いように感じます。
でも、エアコンを付けたままで寝ると、冷え過ぎてしまうことも心配。
そして、「冷え過ぎるのではないか」と考えると、エアコンが気になっ、深く眠れなかったりもします(笑)
温度調節、むずかしいですね。
ところで、今あなたの部屋の中には、どんな色が多いですか?
「体感温度」を変える、また、リラックスするためのひとつの方法として
ぜひ「色の効果」も取り入れてみてくださいね。
私は、先々週くらいから
パジャマと枕カバーを、細かいストライプなど薄いブルーの物に取り替えました。
また、ひんやする「敷きマット」を布団の上に敷いていますが
こちらも、色は「空色」、青系の色です。
一般的に「赤・オレンジ・黄」系統の色には暖かさを感じ、これらを「暖色」を呼びます。
「青」系統の色には冷たさを感じ、これを「寒色」と呼びます。
赤やオレンジは「炎や太陽」を連想させ、暖かさを呼び起こす。
青は「水や日陰」などを連想させ、冷たさや寒さに結びつく。
人が色に感じている「暖かい」「寒い・冷たい」の感覚は
「人間の歴史的な経験から呼び起こされる」と考えられているのです。
実際に
「暖色のインテリアでまとめた部屋」と「寒色でまとめた部屋」にいる時の「体感温度」を比べると
「1~3度」も違うという実験結果もあります。
色を変えるだけで、感じる温度を下げられるのであれば、是非取り入れたいですね。
また、赤などの「暖色」は、活動モードの「交感神経」と関わりがあり
反対に青などの「寒色」は、休息モードの「副交感神経」と関わりがあることが
わかってきています。
自律神経のバランスをはかる実験で
「赤い部屋の中にいると交感神経が優位になり」
「青い部屋の中にいると副交感神経が優位になる」
という結果があるそうです。
「青」系の色を身近に取り入れると、体がリラックスし、落ち着くことにつながります。
さらに興味深いのは、「目隠しをして部屋に入っても同じ反応が見られる」こと。
目で見て色を感じるだけでなく、身体でも感じ取っているということになりますね。
「色の違い」は「物体が反射している光の周波数の違い」です。
この「周波数の違い」を、身体が感じていると考えられています。
イギリスの心理学者の行った実験でも
・赤い光の下にいると、血圧が上昇し、脈拍が速まり、筋肉が緊張する。
・青い光の下にいると、血圧が降下し、脈拍が安定し、筋肉が弛緩する(ゆるむ)。
という報告があるそうです。(参考文献:『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社)
ベッドまわりの小物、枕カバーやタオルなら、手軽に「色」を取り入れられます。
複数枚あっても良いシーツなども、暑い時期は「淡いブルー系の色」に変えてみると良いと思います。
また、入浴剤に「青い色」のモノを使ってみるのも良いですね。
ぬるめのお風呂に「青」の入浴剤を入れて、ゆっくりつかって、リラックス。
寝る前には、「赤・オレンジ・黄色」よりも「青」が目に入るようにしておきましょう。
朝、歯を磨くときには「赤の歯ブラシと赤のコップ」
夜、歯を磨くときには「青の歯ブラシと青のコップ」
という使い分けも良いと思います。
ただし、蛍光灯や LED の「青白い光」は強すぎて、夜眠る前には NGです。
眠る前のリラックスには、あたたかい、やわらかい色みの光を選んでください。
暑い時には「青系の色」を取り入れて。
体感温度を下げる &リラックス。
ぜひ試してみて下さいね。
色彩のチカラを取り入れて。
今日もステキな一日を!
< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 :『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP 研究所、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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