色彩心理 色には硬さがあります。疲れた心をほぐすには、柔らかい色を取り入れましょう。

2020.02.28 (金)

暗い色ほど硬く、明るい色ほど柔らかくみえます。

 

 

以前のコラムで、色の「重さの印象」について書きました。

 

見た目の重さには、「色の明度」(明るさの度合い、明るい・暗い)が大きく関わっていて
「明るい色ほど軽く」感じさせ、「暗い色ほど重く」感じさせます。

 

今日は、色の「硬さの印象」について。

 

「柔らかい・硬い」のイメージにも「色の明度」が関わっているのです。
「明るい色は柔らかさ」を感じさせ、「暗い色は硬く頑丈な」イメージを与えます。

 

淡いピンクやクリームイエローなど
明るいパステルカラーは、ふんわりと柔らかそうに見えます。
ベビー用品に使われることも多い色ですよね。

 

淡い色ドレープ-1

(上の写真は「パーソナルカラー研究所 スタジオHOW オリジナルドレープ」の内4枚)

 

ただし、最も明度の高い「純白」は、柔らかい印象にはなりません。
「潔さ」などを感じさせる色で、どちらかというと、シャープな印象をつくります。

 

絵の具に黒を混ぜていくとできる暗い色は、硬いイメージになります。
明度の最も低い黒は、硬く見える色
「頑丈に見えて、安定感が求められるもの」に使われることが多いですよね。

 

白グレー黒ドレープ-1

 

(上の写真は、 NPO法人日本パーソナルカラー協会「属性スケールドレープ」の内4枚)

 

また、同じ暗い色の中で比較すると
「暖色(赤・オレンジ・黄色など暖かく感じる色)」よりも
「寒色(青を中心とした冷たく感じる色)」の方が、少し硬い印象になります。

 

気持ちをほぐしたい時には、柔らかい色を取り入れましょう。

 

柔らかい印象のものに囲まれると、気持ちもほぐれていきませんか?

 

ひつじ-1-3
とくに、淡いピンク
「最も人を優しい気持ちにさせてくれる色」といわれています。

 

ちょっと疲れてしまった心をほぐして、リラックスしたい時。
明るく柔らかいイメージの洋服を着たり、部屋着で取り入れたり。
クッションや寝具、タオルなどに選んでみてください。

 

仕事で緊張続きの方は、色のチカラを取り入れて。
リラックスして過ごしてくださいね。

 

今日も素敵な一日を。

 

< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません>

 

(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 文中に使用した写真 : パーソナルカラー研究所 スタジオHOW 「オリジナルドレープ」を写したもの、NPO法人日本パーソナルカラー協会「属性スケールドレープ」を写したもの / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『文部科学省後援 色彩検定公式テキスト3級編』色彩検定協会監修、『使える!色彩学』ビジネスカラー研究会編著 洋泉社)

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理の専門家

 

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Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~

 

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