小池百合子都知事の初登庁。スーツの色は「緑」から「白」に変わりました。

新しい東京都知事の小池百合子氏。
昨日8月2日の初登庁では「白」のパンツスーツを着ていました。
インナーは「青」。
選挙戦では「緑」のハチマキと「黄緑」のスーツで「緑」をテーマカラーとしていましたね。

 

昨日、記者から、スーツの色について質問を受けた時
「緑は戦闘服。今日は、ブルーオーシャン」と答えていました。

 

【「ブルーオーシャン」は、経営学の用語で、競争のない未開拓市場のこと。新しい商品やサービスを開発・投入することで創出される競合相手のいない市場。
「レッドオーシャン」は、経営学の用語で、血で血を洗うような激しい価格競争が行われている既存市場のこと。（出典：goo 国語辞典）】

 

「戦いが終わった」ことを意味していたようです。

 

「緑」は「平和・バランス・安らぎ・生命力」の色。

 

選挙戦で、小池氏が着ていたのは「緑」「黄緑」。
「緑」をテーマカラーとして使用し、都民との連帯感をつくっていました。

 

「緑」は、東京都のシンボルマークの色。

 

 

（出典 : 東京都庁ウェブサイト）

 

「躍動・繁栄・潤い・安らぎ」を表現したものだそうです。
「形」と「色」両方から、そして「植物の葉の緑色」からくるイメージですね。

 

「緑」色の持つ一般的なイメージの中でポジティブなものには
「自然・安らぎ・平和・バランス・安全・落ち着き・新鮮・健康・生命力」などがあります。

 

「心がニュートラルで、バランスが取れている時」に惹かれることが多い緑色。
また「そうなりたい。それが必要」と思う時や
「心身が消耗している時」に、惹かれることもある色です。
意見を主張せず「中立」で居たい時に惹かれることもあります。

 

では、「青」「白」にはどんなイメージがあるのでしょうか？

 

「青」は「自立・冷静・知性・誠実」の色。

 

 

「青」にも、明るく澄んだ空色から、濃く沈んだ深い紺色まで
様々なバリエーションがあります。

 

青空の色「スカイブルー」（明るい青）の一般的なイメージには
「希望・解放感・積極性・自立」などがあります。

 

深海の色「マリンブルー」（暗い青）の一般的なイメージには
「誠実・真面目・自律鎮静」や、「抑制・緊張感」などがあります。

 

その間の明るさに位置する「青」の一般的なイメージには
「自立・自由・知的・知性・冷静・集中・自律・理性」や、「孤独・悲しみ」などがあります。

 

「青」は、「戦う」よりも
「自立・冷静・知性・誠実」などをイメージさせる色ですね。

 

「白」は「決意・理想・スタート・リセット」の色。

 

 

「白」の持つ一般的なイメージの中で、ポジティブなものには
「決意・理想・スタート・リセット・純粋・清潔・新しい・明るい・未来・神聖」などがあります。
また「完璧主義・緊張」などもあります。
少しネガティブなものに「冷たい・別れ・潔癖・空虚」などがあります。

 

「純白」に人は憧れを持ち、「白」を見ると「より白く、より穢れのない状態に近づけたい」という欲求が生じるようです。
そして「真っ白な状態を汚したくない感覚」が
人の気持ちに「緊張感を与える」という側面もあります。

 

小池氏は、選挙戦のポスターでも「白」のスーツで写っていました。
「新しさ・決意・清潔感」などを表現したのでしょう。
他の場面でも「白」を着用していることが多く、初登頂の日だけ特別に「白」という訳ではなさそうですね。

 

でも、「白」は「スタート」をイメージさせる色。
やはり意図して着用したのだと思います。

 

「新しい気持ち」「まっさらな気持ち」

 

「スタート」の時。
「心機一転・リセット・リスタート」の時。
「理想・決意」がある時。

 

もし、そんな「転機」にいるとしたら、あなたも「白」を身に着けて、気持ちを強くしてみませんか？
「色」に背中を押してもらいましょう。

 

あなたの「テーマカラー」は何色ですか？

 

 

あなたには「テーマカラー」がありますか？
「ありたい自分」のイメージは、何色ですか？

 

「色」は、体験・記憶、イメージと結びついていて、惹かれる色は「あなたのココロのメッセージ」。
また「色」のイメージを活用して「自己表現」することもできます。

 

「色」を通して、あなたの気持ちを見つめる。
「ありたい自分」を意識できるように「色」を身につける。
「ありたい姿」に近づけるよう「色」を身近に置いて、毎日見てイメージする。

 

色の力を活かしてみてくださいね。
今日も素敵な一日を。

 

 

< 色には、必ず、ポジティブな側面、ネガティブな側面があります。また、色彩とどのようにつきあってきたか、個人的な経験によって、同じ色にも多様な意味があります。「良い色」「悪い色」というのは、ありません。>

 

（タイトル写真＆文中に使用した塗り絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『なりたい自分になるための「色」の掟。』高坂美紀著 講談社、東京都ウェブサイト、goo 国語辞典）

 

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文中に使用した塗り絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD

 

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Les Ailes de Ma Couleur（レゼル・ド・マクルール）～私色の翼～

 

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