目次1 「こんな時にはこんな色が効く」をお伝えしていきます2 自分のペースを取り戻したい時の色「ターコイズブルー」3 ターコイズブルーにつながるイメージや意味は…
心と体を癒したい時の色「紫・ラベンダー」
色には大きなチカラがある
世界は色で満ちています。私たちの周囲には当たり前のように色があるので、私たちはふだん、色の効果を意識することは少ないかもしれません。でも実は、色は人の感覚や感情に大きな影響を与えています。
色が身近にあることで、暖かく感じたり、冷たく感じたり。色を見ることで、明るい気持ちになったり、落ち着いたり。こんな体験をしている人は多いのではないでしょうか。
色は人の心理、感覚や感情とどのように結びつき、どのような影響を与えるのか。こうしたことを研究する「色彩心理(色彩心理学)」という分野があります。
そして、私の仕事は、色彩心理カウンセラー。惹かれる色に表現された心理を一緒に読み解きながら、悩みを解決に導いたり、その時の心に効く色を提案して、望む方向へ進んでいかれるようサポートをする仕事です。
このコラムのシリーズでは、「こんな時にはこんな色が効く」という色の持つチカラを紹介していこうと思います。今の自分に必要なものを選んで読んでもらえたら、そして色を活用してもらえたらとても嬉しいです。
心と体を癒す色「紫・ラベンダー」
心身が疲れて「癒されたい」と感じるときや、「心と体が回復する過程」「悲しみから立ち上がる時期」には、「紫」のイメージ効果を取り入れてみましょう。紫系の色の服や小物を取り入れてみてください。
とくに、「ラベンダー」「ライラック」「藤色」など「明るい青紫、明るい紫」は、癒しや優しさのイメージとつながりやすい色。心と体が疲れて癒されたいときに、取り入れてみましょう。リラックスタイムやバスタイムにも、部屋着や小物、タオル、入浴剤などに「ラベンダー色」を選んでみるといいですね。
紫・ラベンダーにつながるイメージや意味は?
「紫」につながる一般的なイメージや意味の中で、ポジティブなものには「癒し・再生・優しさ・高貴・成熟・繊細・神秘的」などがあります。少しネガティブな側面として「葛藤・疲労感・傷心」などの状態が投影されて、この色に惹かれることもあります。
「ラベンダー」は、ラベンダーの花のような「薄い青紫色」のこと。薄い・明るい紫系の色は、他にも、薄紫色である「ライラック」、明るい青紫である「藤色」などをご存じの方も多いと思います。これらは、いずれも「花」からとられた色名なのも素敵ですね。
「薄い色・明るい色」は、どの色も「軽さ・優しさ・解放感」などのイメージとつながりやすいのですが、とくに「薄い紫系の色」は「優しさ・繊細さ・癒し」のイメージと結びつきやすいです。またネガティブな側面として、暗い紫色に「ストレス・不調」などの状態が投影されることもあります。
あなたは今、どんな色に惹かれますか?
どんな色を必要としていますか?
色の効果をぜひ活用してくださいね。
「動画」で解説しています。ぜひ、ご覧ください!
YouTube【私色のつばさチャンネル】にて、動画で「混色&紫の心理」の解説を行っていますので、是非こちらもご覧ください。
引用元:混色&紫の心理 ~ 色とココロのコンシェルジュ 佑貴つばさ~
<色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>
<タイトルと文中の写真:Adobe Stock より >
佑貴 つばさ(ゆうき・つばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー・カラーアナリスト
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