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あなたの感情、とても大事な仕事をしています。
感情、情動の話
学び直しのため、昨年、大学の通信教育課程に編入学し、今月はスクーリング(通学)月間。心理学と美術史を選択。心理学の二つ目の科目「行動・個性」の授業が一昨日から始まりました。
昨日の講義、テーマは「感情」。特に「情動」についての話でした。
「感情(affect) は、最も包括的な用語で主観的な意識体験」。
「情動(emotion)」は、一過性で強い感情を表すことに使われることが多い用語」。
(慶應義塾大学通信教育 夏期スクーリング「心理学(行動・個性)」教材より)
「感情・情動」は「時に、理性的な判断の邪魔をする。」そんな風に捉えていませんでしたか?
私は、そんな風に考えていました。
感情はとても大切だけれど「理性」とは反対の働きをするもの、だと思っていたんです。
でも、昨日の講義で「目からウロコ」が落ちました。
「情動こそ、判断に必要な能力」だそうです。
「基本的な情動」は、進化の過程で身ににつけた能力。
「恐れ・怒り・驚き・嫌悪」は、生存確率をあげる為に獲得した能力。
そして「喜び・悲痛」も集団生活に必要なため身につけた能力。
そして、この「情動」が実は、人間の判断・決断に不可欠な能力であることが、研究により明らかになりました。
情動をつかさどる脳の部位を、手術により摘出した男性について、知能テストの結果は術前と全く変わらないのに、様々な判断・決断が出来なくなってしまったそうです。
「情動がないと、理性的な分析はできても、判断できない」
(慶應義塾大学通信教育 夏期スクーリング「心理学(行動・個性)」教材より。)
例えば、誰かを、何かを信用できるかどうか? そんな判断も、まず「情動」が行う。汗をかいたり脈が上がったりという生理的な反応が、頭で認知するよりも早いのだそう。
そして今、「情動」と「知性」のバランスこそ重要、と考えられているようです。
ポジティブもネガティブも。あなたの感情を大切に。
6月17日のコラムで、ディスニー映画「インサイド・ヘッド」についてふれましたが、「情動・感情」はとても大切なもの。
でも、社会性を身につけ、大人になるにつれ、自分の感情を抑えることが多くなります。
特に、真面目な人、一生懸命頑張っている人ほど、自分で受け入れたくない感情・欲求は抑えて、無意識の層に押し込んでしまう。
そうしているうちに、感情が動かなくなってしまうことがあります。
自分の感情は、ポジティブもネガティブも、ちゃんと感じる、そして受け入れる。
そんな時間を持つことが必要です。
ネガティブも、ポジティブも。
自分の心の全体性を大切にしてくださいね。
今日も幸せな一日を。
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 :末永蒼生監修『色彩学校 本科テキスト』、慶應義塾大学通信教育 夏期スクーリング「心理学(行動・個性)」教材)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー
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文中に使用した塗り絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD
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