色彩心理　紫に惹かれるのは、どんな心理？自分の心を見つめてみましょう。

「最近、紫色が気になって、紫の洋服ばかり選ぶんです」

 

あなたは「紫色」に心が惹かれることは、ありますか？

 

最近身近にある紫は、アジサイの色でしょうか。
微妙に色みの違うアジサイの紫色。
観ていると、さらに惹きつけられる感じがしませんか？

 

 

なんだか癒されたり。
でも、せつない気持ちになったり。
少し心が揺れたり。

 

5月におこなった「働く女性の交流会」でのセミナー後にも、お二人の方から

 

「最近、紫の洋服ばかり選んでいるんです。どんな意味があるのですか？」
「最近、紫色が気になるんです。なぜでしょうか？」
そんな質問を受けました。

 

また、先日自己分析ワークショップに参加された女性も、ぬり絵の背景を「紫色」に塗りつぶしていらっしゃいました。

 

何度かコラムに書いていますが、私自身も「紫色」ばかりを選ぶ時期が長くありました。

 

ひとつの色にも多様な意味があり、その時の状況によって表す心理も違ってきます。

 

「紫」も実に様々なイメージにつながる色。
紫の心理には、一般的にはこんなキーワードがあります。

 

ポジティブなものには「高貴・ミステリアス・癒し・再生・優しさ・成熟・繊細・芸術的センス」など。
ネガティブなものには「疲労感・葛藤・ストレス・憂鬱・不安・孤独」など。

 

「紫」に惹かれるのは、どんな心理でしょう？

 

紫に惹かれるのは、どんな気持ちの時でしょうか？

 

「繊細な気持ち」
「癒されたい」
「心や身体の疲れから、回復していこうとする過程」
「体調がすぐれない」
「葛藤がある」
「成熟を感じている」など・・・

 

「赤」などの暖色が交感神経を、「青」などの寒色が副交感神経を刺激することが、
生理学の分野であきらかになってきています。

 

「紫」は、この「赤」と「青」を混ぜ合わせて出来る色。
交感神経と副交感神経のバランスを取ろうと、本能的に選ぶのではないかという考え方もあります。

 

私の場合、紫色は「転機」を表していました。

 

私の場合は自分の「転機」が、惹かれる色「紫」に表れていました。

 

「色彩の道に進む」と決めるまでの数年間。
私は「紫色」に惹かれ、紫のセーター、紫のスマホカバー、紫の手帳、紫のバック・・・。
「紫」ばかり身に着けていました。

 

もともと、淡い紫（ライラック色・ラベンダー色）が好きではありますが、その時期に惹かれたのは、もっと重たい紫色。
その色みだけに、ずっとこだわる日々が続きました。

 

25年間勤務した会社を、退社すると決める迄にはずいぶん悩みました。
大好きなブランドにおりましたし、独立して生活していかれるのか不安もありました。
でも、18年前に本で知り感動した「色彩心理」を仕事にしたい、という強い思い。
ふたつの気持ちの間で揺れていました。

 

そんな風に葛藤する気持ちが
 前に進みたい、活動的なエネルギーを表す「赤」
 冷静・自己抑制の気持ちを表す「青」
その二色を混ぜた「紫」に表れていたのです。

 

 

最近、私はまた紫色に惹かれるのですが、この気持ちは以前のものとは少し違っているようです。
「成熟した大人になりたい」という気持ちが表れているのかな、と感じています。

 

あなたには「最近、気になる色・惹かれる色」がありますか？

 

「惹かれる色」から、あなたの気持ちを見つめてみてくださいね。
今日も素敵な一日を。

 

「動画」で解説しています。ぜひ、ご覧ください！

 

YouTube【私色のつばさチャンネル】にて、動画で「色の持つ４つのチカラ」の解説を行っていますので、是非こちらもご覧ください。

引用元：色の持つ４つのチカラ ～ 色とココロのコンシェルジュ　佑貴つばさ～

 

<色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ･意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません>

 

（タイトル写真＆文中に使用したぬり絵柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所）

 

佑貴つばさ（ゆうきつばさ）
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー

 

Les Ailes de Ma Couleur（レゼル・ド・マクルール）～私色の翼～

 

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