大人のぬり絵。セラピー効果は２ステップで。自分をしっかり見つめて、次に新しいイメージを描きます。

ぬり絵を使った「色彩アートセラピー」は、２ステップで。

 

先日のコラムで
私が「ぬり絵で、自分の気持ちに気づいて、会社を辞めた」と書いたところ
「色彩アートセラピー、ぬり絵セラピーについて、もっと少し詳しく知りたい」
とのメッセージをいただきました。

 

「色彩アートセラピー」は、２ステップ。
まず自分をしっかり見つめて。
次に新しいイメージを描きます。

 

 

２ステップで、ココロにこんな変化が表れます。

事例をご紹介しますね。

 

セッション内容は、口外しないのがルールですが
プライベート・セッションを受けてくれたことのある友人の A さんが
「私のぬり絵表現をつかっても良いよ。」と言ってくれたので。

 

許可をもらって。
表現を載せながら、コラムにも書かせていただきます。

 

◆ 表現の1枚目

 

「最近の自分」を、色で表現してもらいました。

 

表現すること自体に
気分を軽くしたり、発散したり、リラックスを促す効果があります。

 

そして、「惹かれる色」「ぬり絵に選んだ色」には、自分の気持ちが表れます。
内面から出た色を通して気持ちに気づき
言葉にすることで、気づいた気持ちを整理しながら、自分の心と身体の状態を確認します。

 

Ａさんと１枚目の表現を見ながら会話を重ねました。
身体のそばに塗ったオレンジ色だけが、他の色より強く、目立っていませんか？

 

Aさんは、このオレンジ色から
「自分が、周囲の期待に応えようと、ガンバリすぎていること」に気づかれたんです。

 

 

◆ 表現の2枚目

 

頑張り過ぎているＡさん。
「少しお休みしたい気持ち」が、選んだ絵柄に表れました。

 

 

◆ 表現の3枚目

 

１枚目と２枚目で、自分の状態を確認したAさん。
今度は落ち着いて「これからの自分」をイメージ。

 

「気球」の絵柄を選び、ピンク色で周りを塗っています。
「まず、自分が幸せでいることを大切にしよう。そして、自分のペースで進もう」
という気持ちになれたのです。

 

 

初めは意識して色を選んでいても
慣れてくると「無意識に、心が惹かれる色を選び」塗れるようになっていきます。

 

色は、体験・記憶、イメージと繋がっていて。
惹かれる色は「あなたの心からのメッセージ」

 

あなたの心の声を大切に。
耳を傾け、自分自身と対話をしてくださいね。

 

今日も素敵な一日を。

 

（タイトル＆文中写真 ぬり絵柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 末永蒼生監修『「色彩学校」本科 色彩心理テキスト』）

 

佑貴つばさ（ゆうきつばさ）
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー

 

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