あなたは人に頼むこと、苦手ですか?「たすけて」は、勇敢なことば!
先日、『 ぼく モグラ キツネ 馬 』(チャーリー・マッケジー著 川村元気訳 飛鳥新社) という絵本を読み その中にあった、この一節…
「好きな色」は何色ですか?
では、「苦手な色」は何色ですか? いつ頃から、その色が苦手ですか?
あなたの、好きな色、苦手な色には、それぞれ「意味」があります。今日は「苦手な色」の話。
私は、実は「オレンジ色」が、ずっと苦手でした。
「オレンジ色」の一般的なプラスのイメージは、「元気・活発・冒険心・向上心・積極性・陽気・カジュアル・温もり」など。「オレンジ色」を選ぶのは、「前向きで好奇心旺盛な時、活発に行動したい時、楽しい気分の時。温もりを求める時。」
でも、私は、オレンジの「マイナス部分の方」を強く感じていました。「わがまま・自己アピール・落ち着きがない・かまわれたい・甘え・依頼心・安っぽい」
中でも特に、「自己アピール・わがまま」なイメージを、オレンジに対して抱いていました。
それは、なぜなのでしょうか?
色相環※で、オレンジ色の反対側にある色が青色です。
青色の一般的なイメージは、「自立・自律・冷静・真面目・集中・知的・誠実・自己抑制・協調性・・・」他。
私は、とても真面目で、控えめであることを美徳とする両親に育てられました。そのことに、私はとても感謝し、両親を誇りに思っています。
でも一方で、「自分の意見を素直に言える人、上手に自己アピールできる人、冒険できる人、周囲とカジュアルに交われる人」を羨ましく思い、だからこそ、苦手だなとも思っていました。
「青色」であるべき、と頭で思っていた。その反対側にある「オレンジ色」。それゆえ、苦手だったようなのです。
そのことが分かってから、オレンジ色を自分の周りに取り入れることが出来るようになりました。
それは、つまり「オレンジ色の人を受け入れられるようになった。」ということを意味します。
それはまた、「無意識に押し込んだ自分の感情を受け入れた。」ということでもあります。
自分の気持ちに気づくことは、次に進む第一歩。それを「色」が教えてくれることがあるのです。
色はココロと繋がっています。
もしも、どうも苦手な色があるとしたら、「なぜ苦手なんだろう?」
その色に繋がる自分の経験を、探してみてはいかがでしょうか?
新しい一歩を踏み出す、きっかけになるかもしれません。
< 尚、それぞれの色には、必ず、ポジティブな側面、ネガティブな側面があります。また、色彩とどのようにつきあってきたか、個人的な経験によって、同じ色にも多様な意味があります。「良い色」「悪い色」というのは、ありません。>
最後までお読み頂きありがとうございました。
※色相環(しきそうかん = 赤・赤みのオレンジ・黄みのオレンジ・黄・黄緑・緑・青緑・緑みの青・青・青紫・紫・赤紫の順番に、グラデーションに繋がる色の環)
(タイトル写真&文中に使用したぬり絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 末永蒼生著「心を元気にする色彩セラピー」)
佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」(「色彩学校」認定 色彩アートセラピスト)
色彩心理をベースとしたワークショップ・セッションで、働く女性を応援しています。
Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~
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