神社の鳥居の色、赤には「魔除け」の意味があります。

2018.12.27 (木)

今年も残りわずか。
みなさんは毎年、初詣に行かれますか?

 

私は毎年、地元の小さな八幡宮へ。
そして、年明けから少し時間が経って空いてきた頃に
友達と東京大神宮にお詣りにいきます。

 

さて、今日は、神社の鳥居の「赤」の話です。

 

「神社の鳥居の赤」には、どんな意味があるのでしょう?

 

神社の鳥居の色は「赤」

黄み寄りの赤である「朱色(しゅいろ)」または「丹色(にいろ)」をしていますね。

 

「赤」には「魔除け」や「病気除け」の意味があります。

 

「赤」の持つ一般的なイメージ・意味の中で

ポジティブなものには「活動的・自信・情熱・達成感」などがあります。

また「興奮・発散・闘争心」「怒り・自己主張」などもあります。

 

「活動のエネルギー」を感じさせる色ですね。
プラスにもマイナスにも「エネルギーの強い色」です。

 

「赤」は、どの時代、どの民族にとっても

「太陽・炎・血液」など生命に直結する体験と結びついていて

「エネルギー」の象徴となっているようです。

 

古代の人々は「血 = 赤」を見ると
危険を感じて「逃げる」、または、獲物を手に入れるために「戦う」など
瞬時に判断し、行動を起こさなくてはならなかったのです。
行動を起こさなければ、生命の危機にさらされるから。
それで、「血 = 赤」を見ると、無意識に体が反応していたのだと考えられています。
(参考文献 : 『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社)

 

 

進化の過程における「赤」と結びつく体験

 

現在でも、私たちの体は「赤」を見ると
「筋肉が収縮する。血圧が上がる。脈拍が上がる。」反応を起こします。
体が「活動モード」に変わるのです。
それは、進化の過程で獲得したものだったのですね。

 

実際に、実験で明らかになっているのですが
人は「赤い部屋」の中にいると「活動モードの交感神経」が優位になり
「青い部屋」の中にいると「休息モードの副交感神経」が優位になります。
人が色から受けるのは、心理的な作用だけでなく、生理的な作用もあるのですね。

 

また、「赤が命を司る」ところから
その力は「治療や魔除け」になるとも考えられていました。

 

【「赤が命を司るならば、赤によってパワーを得られる」という発想は、古今東西変わらない。血のパワーは赤のパワーとなり、赤が治療魔よけに使われていく。・・・
日本神話では太陽の神である天照大神(あまてらすおおみかみ)を最高神とする様に、太陽の赤は日本人の心を支える心象風景として深く関っている。・・・
祭りのとき、子どもの額につける赤い印、神社の鳥居の赤、祝いの時の赤飯の小豆など、たくさんの魔よけや病気除けの伝統が現在も残っている。・・・( 出典 : 『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社)】

 

それで、神社の鳥居の色は「赤」なのですね。

 

「赤」にはこんな効果があります。

 

 

色に感じるイメージは、心や身体に作用します。
色を目にすることで、色のイメージ効果を取り入れることができます。

 

「赤」のチカラを借りたいのはどんな時でしょう?

 

「自信を持ちたい」
「リーダーシップを発揮したい」
「活動のエネルギーが欲しい」
「勝負に勝ちたい」
「体感温度を上げたい」

 

そんな時に、ぜひ
洋服の一部や身近な小物に取り入れてみてくださいね。

 

また
「ストレスを発散したい」という時には
画用紙に「クレヨンやマジック」など
チカラを込めやすい画材を使って。

 

思いっきり色を塗ってみてください。
ココロが、少しスッキリします。

 

(血圧が高い方は、血圧が上がり過ぎないように気をつけてくださいね。)

 

 

今度、お詣りに行かれたら「赤」のチカラを
ココロとカラダで感じてみてください。
活動のエネルギーを蓄えてきてくださいね。

 

色のサポートを受けながら。
2019年も、彩り豊かな素晴らしい一年でありますように!

 

赤の効果について「動画」で解説しています。ぜひ、ご覧ください!

 

YouTube【私色のつばさチャンネル】にて、動画で「心理的な三原色&赤の心理」の解説を行っていますので、是非こちらもご覧ください。

引用元:心理的な三原色&赤の心理 ~ 色とココロのコンシェルジュ 佑貴つばさ~

 

< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>

 

(タイトル写真&文中に使用したぬり絵柄 : © T.Suenaga, HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『なりたい自分になるための「色」の掟。』高坂美紀著 講談社)

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理の専門家

 

HPに使用しているぬり絵柄 : © T.Suenaga, HEART & COLOR CO.,LTD.

 

Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~

 

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