「藍」日本では、虹の7色に数えます。

2018.07.27 (金)

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今年の夏、あなたは浴衣を着ますか? もう着ましたか?

 

私は、もう何年も浴衣を着ていないのですが。

 

でも、浴衣を見ると。

 

子どもの頃のこと。

両親や兄と、夏祭りの屋台で、綿菓子を買ったり、ヨーヨーを釣ったり。

盆踊りの輪に加わったり。

 

そんな楽しい記憶がよみがえってきます。

 

最近は、カラフルな色合いの浴衣も多いですよね。

 

でも、今50代の私が子どもの頃は
「白地に藍色や紺色の文様の浴衣」
或いは
「紺地に白の文様の浴衣」
が、主流だったように記憶しています。

 

そこにブラスして、紅色の文様もあったりして。

 

私は、母のつくってくれた

「椿」や「朝顔」など、花模様の浴衣を着ていました。

 

今でも、旅館の浴衣は、藍色や紺色の模様が多いでしょうか。

 

「藍色」「ジャパンブルー」とも呼ばれます。

 

2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」のエンブレムにも「藍色」が使われていますね。

 

 

(上添写真は『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公式ウェブサイト』より)

 

「藍色」は、日本らしい色です。

 

日本では、虹の中に「藍」を数えます。

 

ここで「虹の7色」の話を少し。

 

雨上がりに見られる虹ですが
あなたは、「虹の7色」って、すべて言えますか?

 

「赤・橙(だいだい)・黄・緑・青・藍(あい)・青紫」

 

「藍(あい)」って、抜けてしまったりしませんか?

 

私は、以前は「藍」が抜けてしまっていました。

 

日本では「虹は7色」とするのが一般的ですが、実は、国や文化の違いによって、虹の色数も異なります

虹の色は、グラデーションになっていて、色の境は明快でないので、数える色の数も異なります。

藍色を数えない国もあるのです。

 

アメリカでは虹は6色、ドイツでは5色だそうです。

 

「藍色」ってどんな色?

 

【染料の藍を溶いて流したような海の色を、海の藍と形容する。藍色とはそんな色を表す色名である。・・・同じ藍染でも、縹色(はなだ色)よりやや緑みを含む青が藍色なのである。・・・一般に、藍色は濃い青い色の色名として用いられている。(福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』より抜粋)】

 

【藍染の暗い色の通称が紺である。・・・紺色はいわば日常生活に欠かせない必要な色だったのである。そして江戸時代には紺屋は染色業の代名詞になり、しかもこれが大繁盛していたようだ。(福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』より抜粋)】

 

 

(上添付写真『色の名前507』の1ページを写したもの)

 

藍染の着物やのれんなど「藍色」は、江戸時代から庶民の生活の中に広く根ざした色でした。

 

「ジャパン・ブルー」とも呼ばれる「藍色」。

 

明治時代に来日した外国人たちは、「藍色」をエキゾチックな特別な色と感じ、「ジャパンブルー」と名付けて賞賛したそうです。和食器の焼き物には、釉薬(ゆうやく)で青や藍色がありますが、これも洋食の世界では斬新に見えたのだそう。

 

藍色-1

 

「濃い青」の持つイメージは?

 

 

「濃い青、暗めの青」の持つ一般的なイメージの中で、ポジティブなものには「誠実・信頼・冷静・集中・真面目・品格」などがあります。

 

少しネガティブなものには「緊張・自己抑制・孤独」などがあります。

 

「紺色」を身につけると、一般的には、
「理知的で品格があり、落ち着いている人」「知識を持ち、信用できる人」「育ちの良さそうな人」
という印象を周りの人に与えます。

 

「藍色」も「紺色」も、濃い暗い青系の色の名前として使われていますが

色彩学的には、「藍色」は「紺色」と比べると、

少し明るく、少し緑みを感じさせる(少し黄み寄りの)色になります。

 

紺色とは、また、少しイメージが異なります。

 

紺色より明るく、黄色が少し入っているので、
紺色と比べると、親しみやすい感じ、少しカジュアルな感じがします。

 

「藍色」を洋服として身に着けたときに、周りの人に与える印象は
「素材」によって、素朴になったり、都会的になったり。
表情が変わる色ですね。

 

今年の夏は、浴衣を着て。
食卓にも、藍色の文様の食器を並べて。

 

「和」を楽しみながら、「涼」を感じてみてはいかがでしょうか。

 

色の効果を取り入れながら。
今日も素敵な一日を。

 

< 尚、それぞれの色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>

 

(文中写真:『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公式ウェブサイト』より/ 参考文献 : 末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、福田邦夫著『色の名前507 日本の色と外国の色』主婦の友社、山脇惠子著『色彩心理のすべてがわかる本』ナツメ社、桜井輝子著『色の教科書』学研パブリッシング、芳原信著『使える!色彩の教科書』洋泉社)

 

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