恐れ・不安の感情は、5億年前からあったんです! – 感情は生きるための能力

2016.10.03 (月)

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今年も最後の四半期に突入してしまいました。
今年こそ、新しいことにチャレンジしよう!
そう思っていたのに、不安な気持ちが強くて、結局動けていない・・・
そんな方はいらっしゃいますか?

 

「不安」やっかいですよね。
でも、なぜ「不安」「恐れ」って、湧いてきてしまうのでしょうか?
「不安」「恐れ」以外にも「怒り・嫌悪・悲しみ・・・」など。
マイナスの感情って、どうして湧いてくるんでしょうか?

 

実は「感情」は、生き抜くために獲得した能力。
約5億年前の最初の脊椎動物に、
「恐れ」の感情は、既に存在した、と考えられているんです。

 

ネガティブな感情には、どんな役割があるのでしょうか?

 

今日は「感情(基本情動)」の話です。

 

「感情(情動)」は、生きるための能力。

 

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心理学の用語では「感情」と「情動」を、以下のように使い分けています。ご参考まで。
・感情 : 最も包括的な用語で主観的な意識体験
・情動:一過性で強い感情を表すことが多い用語
(慶應義塾大学 通信教育課程 「心理学 行動・個性」資料より抜粋)

 

「生存確率を上げる」ために動物が獲得してきた「基本情動」には、

 

・恐れ
・怒り
・驚き
・嫌悪
・喜び
・悲痛

があります。

 

「恐れ」は、情動の進化プロセスで、最も早く獲得したもの。
約5億年前の最初の脊椎動物に、すでに存在したと考えられています。
恐れを感じることで逃げる。危険を回避するために必要な能力。

 

そして「怒り」
敵を倒す。獲物を獲得するために、戦闘態勢に入るのに必要な情動。

 

次に獲得したのが、「驚き」「嫌悪」を感じる能力。
今までの経験にない新しいものに出会った時に、
多くの情報を取り入れようとする「驚き」を感じる能力。
だから「驚き」の表情は、目を見開いているんです!

 

「嫌悪」は、食物に対する嫌悪感から始まりました。
以前自分が口にして体調が悪くなった経験、と照らしてみる。
だから「嫌悪」の表情は、においを嗅ぐために、鼻孔を膨らませるんですね!

 

そして「喜び」「悲痛」。
行動を成し遂げたり、逆に回避したりするためのモチベーションになる情動。
これも、多くの動物が共有しています。

 

それぞれの情動を感じる能力は、
実は、命を守ってくれるために進化したものだったんですね。

 

それが、今も、私たちの能力として残っているのは、
それらの情動が、今も、私たちを守ってくれているから。

 

ネガティブな「感情(情動)」は、どんなことを知らせてくれるのでしょう?

 

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出来れば感じたくない、ネガティブな感情。
でも、実は、私たちに、こんなコトを知らせてくれているんです。

 

「恐れ・不安」。
「危険が迫っている」、初めて・未知で「安全が確保されていない」というサイン。
危険を避け、命を守るために、無くてはならない自己防衛の感情。

 

「怒り(悔しい・許せない)」。
「”本来あるべきと思う状態”との不愉快なずれがある」サイン。
自尊心を保ち、自分の領域を守るために、必要な感情。

 

「嫌悪(嫌い・不快感)」。
好き・嫌いは、理屈抜きの主観的な価値判断。価値観。個性。
自分らしく生きるための手掛かり。

 

「悲痛(悲しい)」。
「何かを失った」というサイン。
次に進む、新しい関係性を構築するプロセス。優しさを育てる。

 

本当は、ちゃんと役割があるんですね。

 

人は、ネガティブな感情を「無意識化」してしまいます。

 

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こんなに大切な役割を持った「感情(情動)」。

 

でも、人は、「受け入れられない」「認めたくない」欲求や願望、感情がある時。
それを受け入れると耐えられないため、
それを無意識の層に抑圧してしまうのだそう。
(精神科医フロイトの説。これを「無意識化」といいます。)

 

人が自分で分かる・コントロールできる「意識(理性)」は、
わずか「5%~10%」と言われています。

 

残りの「90%~95%」は、
「無意識(潜在意識)」= 本人が気づいていない、意識に上がらない部分。

 

理性的になりすぎている人は、
「意識」で自分の欲求を抑えつけ過ぎて、
「無意識」に大きなストレス(心の葛藤)を抱えていることがあるんです。

 

「感じないフリ」を続けていると、本当に感じられなくなってしまいます。

 

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大人になると、自分の感情をあまり表に出さなくなりますよね。

 

でも、「感情を表に出すことを、いつも抑えて」
「ネガティブな感情が湧いても、気づかない振りを続けて」いると、
心の奥にネガティブな感情が蓄積されてしまいます。

 

心の奥に蓄積されたストレスを発散しないまま、
心の上の方でリラックスしようとしても、
一時的には穏やかな気持ちになりますが、ストレスは蓄積されたまま
また、時々顔を出してくることになります。

 

それに、抑圧した感情を、爆発する前にどこかで外に出してあげないと、
身体の不調になって表れることもあります。

 

もちろん、例えば「怒りの感情」を、他者にぶつけたところで、
それは解決になりません。
でも、自分の「ネガティブな感情」を、
自分自身が気づき、受け入れてあげることは、とても大切なんです。

 

いつもいつも、感じない振りを続けていると、
本当に感情が動かなくなってしまうことも

 

「泣くことを我慢している人は、うつ病にかかるリスクが高い。」そう。

 

ネガティブな感情と上手につきあいましょう。

 

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自分の感情を認めて、受け入れると、
案外、スッキリ。
心が楽になったりします。

 

たとえば「不安」の感情。
未知の部分があるから「不安」を感じるので、
情報収集をして、未知の部分を減らす、などの対策を講じることができます。
信頼できる人に、ただ聴いてもらうだけでも、不安は小さくなります。

 

たとえば「怒り」の感情。
自尊心を守るために、必要なもの
そして、
・過去に傷ついた思い出
・自分を縛るルール
・「ダメな自分」への嫌悪感
・「許されていない」という思い込み
に気づかせてくれる。

 

これからの自分を、もっと生きやすくしてあげる。
「自分を許し」そして「他人を許す」。
そのきっかけになるんです。

 

ただし、「怒り」を、ダイレクトに相手にぶつけても、
解決にはならないので、ご注意くださいね。

 

相手に気持ちを伝える時は、
相手の領域に踏み込まず、
自分の気持ちだけを伝える「Iメッセージ」で。

 

あなたは、自分の感情を、見つめる時間を持っていますか?
ポジティブもネガティブも。
ちゃんと受け入れていますか?

 

時には、じっくり。
自分のココロと向き合ってみてくださいね。

 

あなたの感情を大切に!
今日も素敵な一日を。

 

(タイトル写真&文中に使用した塗り絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 慶應義塾大学通信教育課程「心理学 行動・個性」資料、水島広子著『大人のための「困った感情」のトリセツ』大和出版 、心屋仁之介著『どうしても許せない人がいるときに読む本』KADOKAWA 中経出版、『あなたの感情たちのトリセツ』(インサイドヘッド)講談社、末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、山脇惠子著『色彩心理のすべてがわかる本』ナツメ社)

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」

 

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文中に使用した塗り絵図柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD

 

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