ゴッホの黄色の話 – 惹かれる色はココロの表現です。

2015.08.21 (金)

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「ゴッホ」にとって「色彩は、強い気持ちの表現」

 

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学び直しのため、2014年に大学の通信教育課程に編入学。
今月はスクーリング(通学)月間。 心理学と美術史を選択しました。

 

今日は「西洋美術史」授業の3日目。
この講義では、特に「近代絵画(19世紀から20世紀前半)」について取り上げられています。

 

「色彩表現」についての話がありました。

 

近代以前の伝統的な絵画では、

色彩は「現実の世界に似せて描く絵画」を補助する為のものでした。
でも19世紀以降、「色彩」そのものの価値が認められるようになりました。

 

後期印象主義の画家「フィンセント・ファン・ゴッホ」が、

弟テオにあてた1888年の手紙の中に、

 

「僕は目の前にあるものを正確に写そうと努める代わりに、自分の気持ちを強く表現するため、色彩をもっと気ままに使っている・・・」
という一節があります。

(慶應義塾大学通信教育 夏期スクーリング「西洋美術史」補助教材より引用)

 

「自分の気持ちを強く表現するため、色彩を気ままに使っている」。

 

「黄色」は「満たされることへの期待感」

 

色相環-3-2

 

 

「ゴッホ」と聞くと、向日葵やアルルの風景画に使われた「黄色」を思い出しませんか?

 

ゴッホの「黄」に私たちが惹きつけられるのは、
そこに、彼の強い感情をよみとるからではないでしょうか?

 

ゴーギャンとの共同生活を心待ちに。

ゴーギャンの部屋を「向日葵」の絵で飾ろうと思い立ったゴッホ。

背景も花瓶も花も「黄色」で描きました。

 

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あなたは「黄色」を見ると、どんな気持ちになりますか?

 

「黄」は、明るい色、光のイメージの色。

 

色相環(しきそうかん) でも、

一番高い = 一番明るいところに位置しています。

 

色相環で低い位置にある「青」との「コントラスト」で描かれることも多かった、ゴッホの絵画。
「光」と「陰」が表現されています・・・

 

(色相環は、赤・赤みのオレンジ・黄みのオレンジ・黄・黄緑・緑・青緑・緑みの青・青・青紫・紫・赤紫の順番に、グラデーションに繋がる色の環のこと)

 

幼児は「黄色」がとても好き。
外の世界へと欲求が広がっている「好奇心に満ちた心」が、

光のように外に向かう性質と重なるようです。

 

同時に「自分に注目して欲しい気持ち」が「黄」を選ばせたりもします。

 

では、大人が「黄色」に惹かれるのは、どんな時でしょう?

 

「黄」からイメージされる言葉は、一般的には、

「希望・期待・好奇心・意欲的・前向き・憧れ・喜び・暖かさ・幸福」

「ユーモア」などもあります。

 

同時に「甘え・寂しさ・依存・幼さ」などのイメージもあります。

 

「喜びに満ちている時、元気・楽しい時」にも惹かれる。

 

そして、
「満たされることへの期待感。誰かに甘えたい・注目して欲しい時。」にも、
「黄」を選ぶ心と繋がるんです。

 

多くの人が、ゴッホの「黄色」に魅了されるのは、
誰もが「満たされることへの期待感・生への切望感」を持っていて、
それを投影しているのかもしれません。

 

あなたは、最近何色が気になりますか?

 

48色ネオパステル

 

惹かれる色は「深層心理のもうひとつの言葉」。
言葉よりもダイレクトに、心を語ります。

 

あなたのココロが惹かれる色に、注目してみてくださいね。

 

色彩にチカラをもらいながら、今日もステキな一日を。

 

(尚、それぞれの色には、必ず、ポジティブな側面、ネガティブな側面があります。また、色彩とどのようにつきあってきたか、個人的な経験によって、同じ色にも多様な意味があります。「良い色」「悪い色」というのは、ありません。)

 

(タイトル&文中写真は『Pen No.416』CCC メディアハウス表紙とページを写したもの。(2016年に挿入) / 参考文献 : 末永蒼生著『心を元気にする色彩セラピー』PHP研究所、慶應義塾大学通信教育 夏期スクーリング『西洋美術史』補助教材、『Pen No.416』CCC メディアハウス )

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)「色とココロのコンシェルジュ」

 

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