色彩心理。ティファニー・ブルー(水色)と白いリボンのイメージは?

2018.12.24 (月)

「ティファニー・ブルー」は、ブランドイメージとして定着していますね。

 

今日は、クリスマス・イヴ。
彼女に、ティファニーの指輪など
ジュエリーを贈る男性も多いのではないでしょうか?

 

また、自分へのご褒美として
ジュエリーを買う方も多いと思います。

 

ジュエリーを選ぶときって、ワクワクしますよね!

 

さて、このコラムの写真に使おうと探してみたら
引き出しの奥から出てきました!
以前にもらった「ティファニーのプレゼント」が入っていた布の袋が。
「ティファニー・ブルー(水色)」なのですが
もはや、少し黄ばんでいました(笑)

 

 

そして、以前
雑誌『 ELLE Marriage 』の付録にあったノートも出てきました。
色が分かりやすいので載せてみました!

 

さて、ティファニーのパッケージを思い浮かべてみましょう。
「ブルーのボックス」
そこに白いサテンのリボン」がかけられていますね。

 

多くの女性は
ブランド名を見なくても、このパッケージを見ると

 

「あっ、ティファニーだ」とわかるのではないでしょうか?
ブランドイメージとして定着していますよね。

 

今日は、この「ティファニー・ブルー」の話です。

 

「ティファニー・ブルー」はどんな色?

 

(上の写真は、『色の知識』城一夫著 青幻舎 のページを写したもの)

 

ファッション・ブランドの名前を冠した色名には、

 

「シャネル・ベージュ」
「ティファニー・ブルー」
「サン=ローラン・ピンク」
「ディオール・レッド」
「エルメス・オレンジ」

 

などがあります。

 

(上の写真は、『色の知識』城一夫著 青幻舎 の表紙を写したもの)

 

 

城一夫著『色の知識』の中にも

 

【ティファニー・ブルー Tiffany blue
ティファニーは1837年にチャールズ・ティファニーがニューヨークで創業した宝飾店のこと。ティファニーは創業当初から駒鳥(こまどり)の卵の色の淡い青をパッケージに使用し、これが CI カラーとなった。1945年以降発行の、この色のカタログは「ブルーブック」という。(出典 : 『色の知識』城一夫著 青幻舎)】

 

との記載があります。(CI : コーポレート・アイデンティティ )

 

「ティファニーのブルーの色」は
小鳥の「こまどり」の卵の色が由来なのですね。

 

小鳥の「こまどり」は
イギリスで(一般に)「国鳥」とされている鳥だそうです。

 

春を告げる、幸せを運ぶとも言われているようです。
大切なものを表すときに
この「こまどり」の卵の色が使われることもあるそう。

 

私が、コラムのネタ帳として使っていた写真のノートは
「ティファニー・ブルー」に近い「水色」をしています。

 

カナダ製なのですが、もしかすると
この表紙にデザインされた小鳥は
「こまどり」なのかもしれません。

 

 

 

さて

「ティファニー・ブルー」の色みについて、詳しく見ていきましょう。

 

ティファニー・ブルーについて
「スカイブルー、空色」と明記しているサイトも見かけます。

 

「明るい青系の色」という意味では正しいのですが。

 

 

 

(上の色見本写真2枚は、『色の名前 507』福田邦夫著 主婦の友社 のページを写したもの)

 

でも、「ティファニー・ブルー」は
「スカイブルー、空色」と比べると
少しだけ「緑色に寄って」います。

 

「スカイブルー、空色」に
ほんの少し「黄」を混ぜた色と言えます。

 

 

「ティファニー・ブルー」
「空色」よりは「水色」に近い色で
水色を少し濃くした色なのです。

 

この「ティファニー・ブルー」には
どんなイメージがあるのでしょうか?

 

「ティファニー・ブルー」のイメージは?

 

 

「ブルー」と言っても
さまざまな明るさや色みがありますよね。
色は「明るさ」によっても、イメージが異なります。

 

中くらいの明るさの「青」の持つ一般的なイメージ・意味には
「冷静・集中・知性・自立・信頼・自由 / 自己抑制・悲しみ」などがあります。

 

色は、明るくなると
「軽さや解放感」につながりやすくなります。

 

「明るい青」である「空色・水色」の一般的なイメージ・意味には
「解放感・希望・自然体・オープンマインド・繊細 / 現実と距離をおきたい心理・窮屈に感じている心理」などがあります。

 

そして、寒色系の「空色」に
少し暖色系の「黄色」を混ぜた「水色」
それでもなお寒色系の色に分類されますが
「空色」と比べると「少しあたたかさを感じさせるイメージ」になるのです。

 

「黄」の一般的なイメージ・意味には
「希望・好奇心・意欲的・喜び・憧れ・安らぎ / 甘え・寂しさ」などがあります。

 

「明るい青」に少し「黄」を混ぜた「ティファニー・ブルー」
「憧れ・喜び・希望のイメージ」に、より近くなるのですね。

 

  リボンの「白」のイメージは?

 

 

またリボンに使われている「白」

 

「白」の一般的なイメージ・意味には
「スタート・リセット・決意・理想・純粋・無垢・神聖 / 緊張・完璧主義」などがあります。

 

ウェディングドレスの色でもありますよね。
「スタート、決意、純粋」などのイメージは
「パートナーとふたりで新しい未来を描くのにふさわしい色」といえますね。

 

 

また、「決意をし、新たな道へ希望を持って進んでいくとき」にも
支えてくれる色になります。

 

色のイメージはココロに作用しています。
毎日、目にする色は、ココロにも大きな影響を与えます。
色のイメージ効果で「なりたい私」になっていきましょう!

 

「ティファニー・ブルーと白の配色」をいつも目にしていると
あなたの望みが叶うかもしれませんね。
身近に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

色のチカラを味方につけて。今日も素敵な一日を。

 

ティファニーの公式サイトはこちら >>

 

< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>

 

(文中写真 & 参考文献 : 『色の知識 名画の色・歴史の色・国の色』城一夫著 青幻舎、『色の名前 507』福田邦夫著 主婦の友社、文中ぬり絵柄 : @ T.Suenaga, HEART&COLOR CO.,LTD./ 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『なりたい自分になるための「色」の掟。』高坂美紀著 講談社、『使える!色彩学』ビジネスカラー研究会編著 洋泉社、BLESS by Wedding ウェブサイト)

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理の専門家

 

Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~

 

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