色彩心理 小物の色に表現されている「本当の気持ち」は?

2019.09.13 (金)

  ふだん「紺色、グレイ、黒」ばかり着ているという方は多いですが・・・

 

 

みなさんは、仕事のとき
あるいは、普段の生活でも
どんな色の洋服を着ていることが多いですか?

 

「明るい色」や「鮮やかな色」「華やかな色」ではなく
「紺色」や「グレイ、黒」など
「抑えた色み」「目立ちにくい色み」を着ている
という方も多いかもしれませんね。

 

私の開催している
「色彩心理・ぬり絵ワークショップ」
「プライベートセッション」
「パーソナルカラー・ブランディング」
に来てくださるお客さまの中にも

 

「無彩色(白・黒・グレイ)」や「紺色」を着ている
とおっしゃる方が、たくさんいらっしゃいます。

 

そういえば、昨年、出演させていただいた
NHK Eテレ『明日も晴れ!人生レシピ』
「見つけた!私に似合う色」でも。

 

番組に出演しいてくださった50代一般女性の方も
「グレイ」「紺、他、ブルー系」ばかり
とおっしゃっていました。

 

阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子さんも。
仕事の時は、薄いピンク色の衣装ですが
私服は「紺・グレイ・黒」を着ている
とおっしゃっていましたね。

 

仕事のときには
「鮮やかな色の洋服を着るのが難しい」
という方が多いのかな、と思います。

 

そして、プライベートでも。
「あまり目立ちたくない」
「無難だから」
「何色を着たらいいのかわからないから」
との理由で
「無彩色(白・黒・グレイ)」や「紺色」を選んでいる方がいらっしゃるかもしれません。

 

「無彩色」や「紺色」は、感情を抑えることにつながる色

 

 

仕事柄、無彩色や紺色を着ている方。
あるいは
なんとなく「鮮やかな色」や「明るい色」が苦手で
「無彩色」や「紺色」を着ている方。

 

実は、これらの色は
「自分の感情を抑えること」
につながりやすい色なんです。

 

「白・グレイ・黒」など無彩色
「自分の感情を抑えているとき」「感情を内に秘めているとき」
に惹かれやすい色です。

 

寒色系の青の暗い色である「紺色」
「自分の気持ちを抑制しているとき」
に惹かれやすい色です。

 

また
「その気持ちのときに、その色に惹かれる」
という側面もあれば
「その色を目にすることで、その気持ちになっていく」
という側面もあるんです。

 

それぞれの色の持つ一般的なイメージ・意味は
次のようになります。

 

「黒」「グレイ」「紺色」のもつイメージ・意味は?

 

 

「黒」の持つ一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには「自己確立・集中・強い意志」などがあります。
ネガティブなものには「抑圧・悲しみ・人と距離を置く」などがあります。

 

「グレイ」の持つ一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには「ニュートラル・柔軟・控えめ」などがあります。
ネガティブはものには「不安・迷い・気力が無い」などがあります。

 

「紺色」の持つ一般的なイメージ・意味の中で
ポジティブなものには「誠実・品格・沈静」などがあります。
ネガティブなものには「抑制・緊張感・孤独」などがあります。

 

学生の制服、会社員の制服
また、仕事用のスーツに多く見られる色ですよね。

 

プロ意識を持つ、相手の話を聞く
ルールを守る、誠実に対応する・・・他

 

これらの色が「効果的に」取り入れられる場面もあります。

 

半面、いつもこの色を身に着け、この色に慣れてしまうと
「自分の豊かな感情を表現する。明るく、楽しくなる。冒険する」
などの気持ちから遠ざかる。
ことにつながるんです。

 

あなたは、いつもどんな色を着ていますか?

 

  人は、どこかで「感情を表現する」ことが必要です。

 

 

「あまり目立ちたくない」
「無難だから」
「何色を着たらいいのかわからないから」

 

とおっしゃって
いわゆる「地味」にしていらっしゃる方でも
本当は、自分の気持ちを表現することが必要なんです。

 

人は
「自分を表現して、人と分かち合いたい」
という欲求を持っているから。

 

これまで、セッションやワークショップ、セミナーお会いした女性の中で
「いつも、紺やグレイを着ています」
「もう何年も、ずっと黒ばかりです」
「白と黒の組み合わせが多いですね」
とおっしゃる方でも

 

小物には、とても鮮やかな色、強い色を
選んでいらっしゃることも多いんです。

 

いつも「グレイのスーツばかり」とおっしゃる方の
スマホカバーが「とても鮮やかな黄色」

 

「もう何年も黒ばかり着ている」とおっしゃる方の
バックに「鮮やかな赤いバラの模様」が入っている。

 

「白いブラウスに、紺かグレイのカーディガンが多い」とおっしゃる方の
カードケースが「明るいオレンジ色」だったり。

 

自分の気持ちを、ちゃんと表現している。
選ぶ色に投影されているんです。

 

人は、自分の感情をいつも抑えたままではいられない。
表に出す必要があるんですよね。

 

私自身も、こんな風でした。

 

私は、会社員時代(というか、子どもの頃からずっと)
自分から積極的に話をする方でなく
いつも聞き役で、控えめにしていることが多かったです。

 

でも
そんな私が洋服に選ぶのは
いつも「大胆な柄のワンピース」
そして、コントラストが強い配色でした。

 

私は「実は、ココロの中に強い気持ち」を持っていて
それが「選ぶ色や柄に投影されていたのだ」
と、ある時に気づきました。

 

あなたは、いつも
服に、どんな色を選んでいますか?

 

では、スマホカバーや手帳、お財布やカードケースには
どんな色を選んでいますか?

 

「いつも、自分の感情を抑えているなぁ」と感じる方は
「自分の気持ちを投影できる色」を選んでみましょう。

 

あなたの「今の気持ち」や「なりたい自分」
自分に必要な色をぜひ、身近に取り入れてみてくださいね。

 

服に。身近な小物に。
ぜひ、色のチカラを使ってみましょう。

 

 

色を味方につけて。今日も素敵な1日を!

 

< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>

 

(タイトル&文中に使用したぬり絵柄 : © 末永蒼生 HEART & COLOR CO.,LTD / 参考文献 : 『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『なりたい自分になるための「色」の掟。』高坂美紀著 講談社、『表現アートセラピー入門』小野京子著 誠信書房)

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理の専門家

 

Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~

 

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