松の緑は「めでたい色」緑色には「生命力」の意味もあります。

2019.12.28 (土)

新しい年を迎えます

 

 

百貨店やオフィスビルの入口、また、小さなお店の入口にも
お正月を祝う「門松」が立てられました。
ご自宅の門や玄関に門松を立てて
新年を迎える方もいらっしゃると思います。

 

「松」など常緑樹
「永遠不滅の象徴」とされ
その色は神聖な色」とされています。
(参考文献 : 『色の名前 507』福田邦夫著 主婦の友社)

 

「年神さまを ” 待つ “」
の意味も込められています。

 

それで、お正月を祝うのに「松」がつかわれるのですね。

 

私は、神奈川県藤沢市で育ちましたが
2歳から小学校6年生までは
海から歩いて10分くらいのところに住んでいました。

 

海岸沿いには
松林(たぶん、クロマツ)がありましたが
防風林の役割を果たしていたようです。

 

それで「松は、強い木」というイメージを
子供の頃から持っていました。

 

今日は、松葉の緑色を含む
「緑」のイメージ・意味の話です。

 

「松」には、どんな意味が込められているのでしょうか?

 

 

「常緑樹(じょうりょくじゅ)」
年間を通して葉が生い茂っている樹木です。

 

四季が循環する国々では、冬枯れの季節を経験するため
まつばいろ [松葉色]・・・一年中緑が絶えない常緑樹は 永遠不滅の象徴として珍重される。日本では松がその代表格で、松の緑は特に めでたい色 とされてきた。常緑樹の中では明るい緑を表す。(出典 :『色の名前 507』福田邦夫著 主婦の友社)】

 

ときわいろ [常盤色]・・・松や杉などの常緑樹の老木の深い緑を表す。(出典 :『色の名前 507』福田邦夫著 主婦の友社)】

 

 

(上の色見本写真2枚は、『色の名前 507』福田邦夫著 主婦の友社 のページ を写したもの)

 

同じく常緑樹の「榊(さかき)」
日本では、古くから「神木(しんぼく)」として
神事に使われていますね。

 

古代から、人々は
緑を「生命力」の象徴と捉えていました。

 

現在でも「緑色」には
「バランス・平和・安らぎ」のイメージと共に
「生命力・健康」のイメージも重ねられています。

 

緑のイメージ・意味は「バランス・安らぎ・平和・健康・生命力」

 

 

「緑」は「中性色系の色」に分類されます。

 

赤・オレンジ・黄など「暖色系の色」は
「外向的・活動的」になっている時
に惹かれることが多く

 

青を中心とした「寒色系の色」は
「求心的」な時、「集中」している時
に惹かれることが多い色です。

 

その間にある「緑」は「中性色」

 

「心がニュートラルで、バランスが取れている時」
に惹かれることが多い。
また「そうなりたい、それが必要な時」
に惹かれることもあります。

 

「緑」の持つ一般的なイメージ・意味の中で、ポジティブなものには
「バランス・平和・安全・落ち着き・自然・安らぎ・新鮮・健康・生命力」などがあります。

 

また、ネガティブな側面では
「心身が消耗している時」に惹かれることもあります。

 

意見を主張せず「中立」でいたい時に惹かれることもあります。
「保守的」な気持ちとつながることもあります。

 

「バランス・平和・健康・生命力」
「その状態にある時」に惹かれることもあれば
それを「求める時」に惹かれることもあるのです。

 

最近、「緑」に惹かれる方。
気になるキーワードはありましたか?

 

緑の中で癒される理由

 

 

自然の緑の中を散歩したり、緑に囲まれるとホッとしますよね。

 

私たちが「緑」に癒されるのは
緑という「色」の効果に加えて、以下の理由があるのですね。

 

樹木は自己保存のため、害虫を防御して他の植物の成長を阻む「フィトンチッド」という揮発性物質を発散している。近年、この物質に、人間の血液中ストレスホルモン濃度の抑制、血圧や脈拍の乱れの抑制、抗菌作用があることが実証された。(出典 :『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社)】

 

「ココロとカラダが疲れたなぁ」という時には。

 

緑の中で深呼吸したり。
部屋の中に緑を置いたり。
会社のデスクの上に
小さな観葉植物を置くのも良いですね。

 

「緑のチカラ」
「穏やかな気持ち・安らぎ・バランス」
「エネルギー」
を取り戻してくださいね。

 

色を味方につけて。今日も素敵な1日を!

 

< 色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語」になっている意味もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。>

 

(文中に使用した色見本写真 : 『色の名前507』福田邦夫著 主婦の友社 のページを写したもの / 参考文献 : 『色の名前507』福田邦夫著 主婦の友社、『心を元気にする色彩セラピー』末永蒼生著 PHP研究所、『色彩心理のすべてがわかる本』山脇惠子著 ナツメ社、『色で巡る日本と世界』城一夫監修 色彩文化研究会著 青幻舎、『なりたい自分になるための「色」の掟。』高坂美紀著 講談社)

 

佑貴つばさ(ゆうきつばさ)
「色とココロのコンシェルジュ」色彩心理カウンセラー

 

Les Ailes de Ma Couleur(レゼル・ド・マクルール)~私色の翼~

 

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